TSUTAYA運営会社が軽井沢町の森に複合施設 書店やカフェ、学校も 3月オープン

複合施設の完成予想図(CCC提供)

 TSUTAYAなどを展開する書店チェーン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京)は3月1日、森の中に書店やカフェ、インターナショナルスクール、コワーキングスペースなどが点在する複合施設を軽井沢町長倉にグランドオープンする。「これからの軽井沢のライフスタイルを提案し、地域の交流を育むコミュニティー施設にしたい」としている。

 施設は「Karuizawa Commongrounds(カルイザワ・コモングラウンズ)」の名称で、敷地面積は1・1ヘクタール超。建物9棟に書店やインターナショナルスクールをはじめ、ワイン、そば、総菜の店なども並ぶ計画だ。駐車場は約100台分。以前は大学施設があり、既存建物を多く生かして開発を抑えた。

 同社は町内で新刊本を扱う大型書店が一時ゼロになる中、2018年に町内に「軽井沢書店」を開店。豊かな自然の中で子育てしたい―と軽井沢へ移住する人が少なくない中、今回の複合施設を計画した。同社蔦屋書店カンパニーCRE戦略本部の天川清二本部長(49)は「移住した人も古くからお住まいの人も関係なく集まって、交流できる場を提供したい」と話している。

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