24日からの大雪 国交省などが通行止めの可能性を緊急発表
24日から26日にかけて県内で警報級の大雪となる予報を受けて、県内の高速道路を管理する東日本・中日本の両高速道路会社と主要国道を管理する国土交通省は、立ち往生などが起きないようする。除雪を優先し、国道と高速道を同時に通行止めにすることも視野に入れる。
各高速道路会社と国交省は「不要不急の外出は控えて」と呼びかけている。やむを得ず外出する際には、冬用タイヤの着用とチェーンの携行して、最新の交通情報を各社や国交省のホームページなどで確認してほしい―とした。
【高速道路】
東日本高速道路関東支社(さいたま市)によると、23日午後0時半時点で、県内では長野道の安曇野IC(安曇野市)以北と、上信越道の坂城IC(埴科郡坂城町)―信濃町IC(上水内郡信濃町)間で、24日以降に通行止めになる可能性が高い。上信越道の信州中野IC(中野市)―信濃町IC間では、23日夜から26日昼までに110センチ以上の累計降雪量が予測されるという。中日本高速道路名古屋支社(名古屋市)によると、県内の中央道と安曇野IC以南の長野道は23日午後1時半時点で、通行止めの予定はない。広報担当者は「立ち往生が起きてからでは遅いので、国や自治体と調整して早期に通行止めにする可能性もある」とした。
【国道】
国交省も、上信越道に並行する国道18号の大倉チェーン着脱所(長野市豊野町)―赤川チェーン着脱所(信濃町)間、長野道に並行する国道19号の明科チェーン着脱所(安曇野市)―信州新町除雪ステーション(長野市信州新町)間を通行止めにする可能性が高いと発表。通行可能な道路に流入した車が立ち往生するケースの増加を踏まえ、国道と高速ともに同時通行止めにすることも視野に入れる。
県内での大雪予報に伴い、県は23日、幹線道路での大規模な車両滞留の発生を未然に防ぐため、通行止めの可能性がある区間を発表した。県道路管理課によると、国道254号の三才山付近、同403号の聖高原付近など5区間。
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