オープンワールド2DRPG『World of Anterra』発表。“ドット絵で『スカイリム』”を掲げる冒険生活RPG


デベロッパーの81monkeysは8月25日、2DオープンワールドRPG『World of Anterra』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)およびNintendo Switch/PlayStation/Xboxで、日本語にも対応予定。現在Kickstarterにより開発資金が募られており、日本時間9月24日午前2時ごろまで実施中だ。Kickstarterページによると2023年7月配信予定。

『World of Anterra』は2D見下ろし型のオープンワールドRPG。舞台となるのはファンタジー世界Anterra。広大な世界には、城や町、山や洞窟などが存在するという。プレイヤーが自由に探索できるように作られており、ストーリーはプレイヤーが辿る道に基づいて自然に展開していくとのことだ。開発元は本作について“ドット絵の『The Elder Scrolls V: Skyrim』”と表現している。

オープンワールド上には動的なイベントシステムが採用されており、緊急性や分岐のあるサイドストーリーが生み出されていくという。さらに、手作りの要素と見分けがつかないような形で、自動生成による要素も織り交ぜられているそうだ。またワールド上には数多くのキャラクターが配置され、選択肢による自然な会話が可能とのこと。『Ultima』などの過去のRPGに影響を受けつつも、現代向けに調整されたやり取りを楽しめるとのことだ。


戦闘に必要な操作はシンプルで、アクションと移動のみだという。アクションはさまざまな武器・消耗品・呪文などを切替可能とのことだ。また、戦闘時のユニット移動はグリッドに基づいておこなわれる。迅速かつ最低限の操作で展開する戦闘を実現するため、デフォルトではもっとも近い敵をターゲットに最短経路で移動するよう設定されているそうだ。もちろん、プレイヤーが自由に移動先を設定することも可能とのこと。以上のようなシステムにより、スピーディかつ戦略的なバトルを実現しているという。

ゲーム内には戦闘のほかにもさまざまな要素が用意。釣り・狩猟・料理・クラフトなど、多彩なアクティビティを楽しめるそうだ。釣りや料理などはそれぞれミニゲームとしてプレイできるという。協力マルチプレイも実装予定で、プレイヤーがお互いの世界に出入りすることが可能になるそうだ。マルチプレイ向けの特別なイベントも用意されるという。ただし、本作はあくまでもシングルプレイをメインに開発されているとのこと。コアとなるシングルプレイの作りに違和感なく連携するように設計されるそうだ。


本作を手がけるのはカナダのインディーゲームスタジオ81monkeys。Kickstarterページによると、本作はUnityで開発されているとのこと。同エンジンにより、自然な影や魔法のエフェクト、水面の波や反射などのグラフィックを実現しているそうだ。

なお、本作は日本時間9月24日午前2時ごろまでKickstarterが実施中。30カナダドル(約3100円)から出資が可能で、出資額に応じてゲームキーだけでなくPC版の早期アクセス配信参加権などが提供されるとのことだ。正式リリース時には日本語を含む数か国語に対応予定。ローンチ前に専門的な翻訳が実施されるという。記事執筆時点で、すでに目標額の1380万円の半額ほどである645万円が集まっている。美しいピクセルアートで描かれる広大なファンタジー世界を駆け巡る、新たなオープンワールドゲームの登場を楽しみにしたい。

『World of Anterra』はPC(Steam/GOG.com)およびNintendo Switch/PlayStation/Xbox向けに発売予定だ。Kickstarterページによると2023年7月配信予定。


なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。