「管理業務主任者試験の通信講座を検討しているが、どの講座を選べばよいのか分からない」という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
当然ですが、通信講座を提供している会社によって講座の内容は異なります。
費用や評判、合格実績などもサービスごとに様々なため、自分に適した通信講座を見つけるのは簡単ではありません。
そこで今回は、管理業務主任者試験の通信講座5社を徹底比較していきます。
どの通信講座に申し込もうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
独学よりも通信講座がおすすめな3つの理由
管理業務主任者試験の対策を行うにあたり、独学にするか通信講座にするか悩んでいる方も多いでしょう。
「何が何でも独学で合格したい」という人以外は、通信講座を活用することをおすすめします。
理由は以下の3点です。
- 必要なテキストなどが全て揃う
- 効率的に学習を進められる
- 分からない点を質問できる
➀必要なテキストなどが全て揃う
独学の場合、数多く存在するテキストや問題集の中から自分で必要なものを選び、購入しなければなりません。
初学者が最適なテキストを自分一人で見つけるのは困難です。
必要な問題集を用意していなかったり、反対に必要のないテキストを購入してしまったり、様々なトラブルが予想されます。
一方で、通信講座の場合、自分でテキストや問題集を用意する必要はありません。
必要な教材は全て通信講座側で揃えてくれます。
管理業務主任者試験対策のプロが用意した教材なので、安心しながら学習を進められるでしょう。
②効率的に学習を進められる
独学では、個人的な判断をもとに勉強をします。
どのような学習方針で、どのようなテキストや問題集を使い、どのようなスケジュールで試験対策を進めていくのか、、、
すべて自分自身で決めなければなりません。
もちろん、独自の勉強方法で合格できるケースもあります。
しかし、初学者の個人的判断で勉強を進めるのは効率的とは言えず、失敗してしまうリスクも非常に大きいでしょう。
管理業務主任者のように、数カ月間にわたって勉強する必要がある試験ならばなおさらです。
通信講座の場合、管理業務主任者試験のプロが研究を積み重ねたうえで、最適な学習プログラムを用意しています。
どのような方針でどのような勉強をすればよいのか、合格までの道筋を示してくれるので、初学者でも効率的に学習を進められます。
③分からない点を質問できる
独学の場合、基本的には、分からないことがあっても自分で調べ抜くしかありません。
一方、多くの通信講座では、分からない点があれば講師に質問することが可能です。
管理業務主任者試験に限った話ではありませんが、テキストや動画で学習を行う際には、必ずと言っていいほど疑問点や不明点が出てきます。
この疑問点や不明点をそのままにしておくと、試験本番で泣くことになるかもしれません。
通信講座に申し込んだ際には、ぜひ質問サービスを積極的に活用してみてください。
関連記事:管理業務主任者試験は独学で合格できる?必要な勉強時間やおすすめ勉強法も解説!
管理業務主任者試験の通信講座5社を費用面から比較
社名 | 講座名 | 料金(税込) | ダブル受験コース |
---|---|---|---|
ユーキャン | マンション管理士・管理業務主任者 | 67,000円 | 有(67,000円) |
フォーサイト | マンション管理士・管理業務主任者通信講座 | 43,800円 | 有(57,800円) |
スタディング | マンション管理士/管理業務主任者 講座 | 31,900円 | 有(39,600円) |
LEC | 管理業務主任者・マンション管理士 | 88,000円 | 有(110,000円) |
アガルート | 管理業務主任者試験 合格カリキュラム | 54,780円 | 有(87,780円) |
※各社代表的なプランでのみ比較を行っています。他プランにつきましては各社のHPよりご確認下さい。
※キャンペーン期間等によって価格は変更になる可能性があります。2021/11/2時点での料金プランです。
ユーキャン
「ユーキャン」の特徴は、分かりやすいテキストと評判の高い添削指導です。
ユーキャンの教材は図表やイラストが多用されており、市販のテキストと比べて非常に読みやすくなっています。
そのため、管理業務主任者試験に初めて挑戦する人や、そもそも勉強が苦手な人に最適でしょう。
また、12回の添削指導や学習中にわからないことがあればすぐに質問できることも魅力的です。
※質問は1日3回まで
自分の弱点を把握することができるので、得点力の向上につながるでしょう。
なお、ほかの通信講座と比べると少し料金設定は高くなりますが、教育訓練給付金制度を活用することで、実際に支払った学費の20%が支給されるため、お得に受講できる場合があります。
フォーサイト
「フォーサイト」は、豊富な教材に加え、eラーニングでの講義動画を提供しています。
スマホ・タブレット・PCから、いつでもどこでも講義を受講可能です。
また、学習効果が高い紙のテキストもあり、デジタルテキストと両方のテキストを併用することで効率的に学習できることも魅力のひとつです。
フォーサイトの講座受講者における2021年の管理業務主任者試験の合格率は、驚異の72.4%と前年(71.3%)と比べると増加傾向にあります。
平均の合格率は約20~23%であるため、圧倒的な合格率といえるでしょう。
スタディング
今回比較している通信講座の中で、最も安価なのが「スタディング」です。
39,600円という低価格で、管理業務主任者とマンション管理士の両資格について網羅的に学習することができます。
分かりやすいスライドを使った講義動画が魅力的で、基礎から応用まで、着実に学習を進められるでしょう。
なお、スタディングではAIモードという機能があり、AIが復習すべき問題を自動で出題してくれます。
また、カスタムモードも搭載されており、「前回間違った問題」や「対象科目の選択」など、細かい条件設定ができることも魅力です。
ただし、WEBテキストのみで、紙テキストが存在しない点にはご注意下さい。
LEC
「LEC」は全国規模の資格予備校で、圧倒的な信頼と実績を誇ります。
通信講座では、基本的に、通学講座をそのままビデオにした教材を使用します。
講義動画の数も多く、合格に必要な力をしっかりと身に着けられるでしょう。
また、講義速度の変更や音声ダウンロードなどさまざまな機能が充実しているため、学習効果をあげることができることも魅力です。
なお、「LEC」では自分のライフスタイルに合わせ、通学講座・通信講座を選ぶことができるため、通学講座ならその場で講師に質問ができる点や、通信講座なら場所を選ばずに受講ができるなど、それぞれにメリットがあるため、自分に合った方法で受講できることも魅力のひとつです。
価格設定はやや高めとなっています。
アガルート
「アガルート」では、講義を4つの不動産資格にすべてストレート合格を果たした「工藤美香講師」が担当。
オリジナルのフルカラーテキストを使いながら、分かりやすい講義を受けられます。
動画講義には8段階の倍速機能が付いており、音声のダウンロードも可能です。
そのため、場所や時間を問わず、柔軟に試験学習を進められるでしょう。
また、受講生限定のFacebookグループが存在するのも特徴的です。
Facebookグループに加入すれば、分からない点を講師に対して何回でも質問することができます。
アガルート受講生の2021年度(令和2年度)管理業務主任者試験の合格率は、全国平均の22.2%をはるかに上回る51.8%を誇ります。
また、1発合格率は約64%となり、合格者の平均受験回数は平均1.5回となります。
※管理業務主任者試験のみ受験される方も(マンション管理士試験との)ダブル受験の方も同じテキストを使用しています。ただし、管理業務主任者試験だけを受ける方へは、試験範囲でない箇所にしっかりとマークを入れているため、余計な学習をしなくて済む仕組みになっていますのでご安心下さい。
関連記事:管理業務主任者試験の通信講座おすすめ5社を比較!費用が安い予備校は?
自分に合う講座を探してみよう
通信講座を選ぶには、費用などホームページに書いてある情報だけでは判断できません。
テキストや講義との相性も非常に重要なものとなります。
講義の実績などで判断する場合や、通信講座または通学講座どちらの講座を選ぶかなども講座を選ぶ基準にすることをおすすめします。
そのため、実施されている講座の無料体験などを受講した上で、自分に合う管理業務主任者講座を選んでみてはいかがでしょうか。