時には名著にも私の意に反する話題がでることもある。エド・ヨンによると
北アメリカ西武の森はアメリカマツノキクイムシによって赤い木・葉のない
木が枯れて、その面積も広がり大惨事になっているというのだ。*
加害昆虫と細菌の関係を詳しく述べるのだから、我が国のマツノザイセンチ
ュウとマツノマダラカミキリに似て更に綿密に語られる。
しかし調査・研究は、枯れ死木中心である事、根の土壌環境には触れていな
い。この重要な二点が欠けていた。特に土壌環境に激変はないのか、熱射は
万国共通なのだから、土壌環境に関する問題が無いとはいえないだろう。
このように考え方が明快に分かれた場合でも、一旦退いて考えてみる必要が
ある。キクイムシに近い人相ならぬ昆虫類似の虫は、日本にもいる。体長約
5ミリというから、肉眼で観察できる。研究者は本当に生きた針葉樹で観察
し続けたのだろうか。
温暖化による地熱上昇は明らかだ。有機物の堆積に加えて地熱が爆発的に跳
ね上がっても、土壌中の共生菌に影響していないという保証があるのだろう
か。温暖化は落葉やリターは増えると考えられる。
地上は見えても地中での生物の挙動は、エド・ヨンの細菌の文面からは見当
たらなかった。*エド・ヨン「世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生か
される」
マツノザイセンチュウ研究者もアメリカマツノキクイムシ研究者も土壌には
触れていない。氣になるところであり、私が最も知りたい部分だ。なぜなら
日本には「根本」という言葉が度々使われる。作物でも樹木でも根に障害が
あれば、地上部の健康は維持できない。日米とも土壌を無視して結論を決め
つけるのは納得できるものではない。
追記8/13 テルペンを含むヤ二性の樹液を持つ松類は、耐寒性がある。落葉
樹は寒地では冬季に凍裂する樹種もある。これらの事実から温暖化によって
針葉樹林帯が広葉樹にとって変わる現象も起こるかもしれない。
キュウリの根元の様子を示す。支柱は直径16ミリである。根の状態が良ければ
地際の茎も此の位太くなる。今年の高温乾燥では、病菌はほとんど無かった。
唯一葉裏にダニがたかったので、毎朝ノズルで下方から葉裏に水をかけて退散
させた。
もみ殻堆肥のマルチ効果は細菌の抑制効果が認められる。8/4朝の光景である。
もみ殻堆肥が出来れば、接木の必要はなくなる。園芸店をやめて気がつくのだ
から、人生とは不思議なものだと思う。厳密に言えば畑の残渣物や雑草、家庭
の生ゴミも全部組み込まれている。私が水環境にまで口を挟むのは、実験・実
験・実験という裏付けがあるからだと思う。読み書きも命ある限り続けるだろ
う。これは陰で支えてくれる人々あっての話だが。
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偽装裁判(2)
ダーウィンは人間は猿が進化した動物という。私たち夫婦は必ずしもそれだけ
ではあるまい。もしかして一部分にはハイエナの遺伝子も紛れ込んだかもしれ
ない、そう考えざるを得ない。証拠は出揃ったが、取り締まる機関もない。
公序良俗=公の秩序・善良なる風俗?60年前の記憶はうろ覚えだ。偽装裁判は
組織ぐるみでなければできるはずは無い。西村修裁判官 貴方なら、わかるだ
ろう。親孝行が仇になった。その男の妻の嘆きを、ご自身の奥方に問うてみよ。
証拠書類に「妻の傍聴を許さない」とある。これはなんだろう。日本は何時か
らこうなったんだ。控訴が東京地裁に化ける、諏訪地裁が偽装裁判である証拠
書類を大量に突きつけてきた。取り乱した文書の数々、これはただごとではな
い。(1)冒頭の女性が説明する正規の手続き、何一つもなかったのだ。
後見人と称する 林信行弁護士は本当に初ひの権利を守ったのだろうか。依頼
した斎藤泰史弁護士の豹変ぶり。合田美央書記官と役者は揃う。ただし裏方の
名まで知るよしもない。次回は認知症になった(私の姉)初ひの人権を中心に
述べよう。