時代は移りゆくものです。この住宅地にある広大な面積の田圃も、高齢化の
流れには逆らえず、稲穂に替わってソバ畑になりました。遠くを眺めますと
左に真新しい住宅があり、右手に割烹料理店伊織が見えますが、その間に挟
まれて小さなビニールハウスが遠慮がちに立っている畑が我が菜園です。
この水田にソバはどうやって耕作するのだろうと借地人に余計な心配をして
いましたら、アッという間にこの光景です。
幼い頃母がタネを蒔き、私とその上を踏みつけていた記憶でものを考えるか
ら、高度な機械蒔きは想像もできず、一夜にしてこの光景を見たのです。
ソバは貧栄養畑の作物です。時代劇に多く登場するのは、春蒔き夏蒔き2作
あり、米の不作年でも飢えを凌げたと言う理由があったからでしょう。
当時と逆に飽食の現代では、貴重な食材かもしれません。
食文化を繋げて欲しいことと、もう一つの興味は環境の変化です。肥料もい
らない、農薬の使用量も減るに違いないのです。
「土を知る」から「土を生かして使え」それには広範囲の知識と経験が要求
されます。
これに関しては、8/2朝日新聞の13p「生態系が機能(本文は吸収とある)*
せずCO2濃度急上昇回復力喪失の合図」を読んだ人は身にしみて感じたに違
いありません。
マツノザイセンチュウにまつわる問題も、生態系を壊しかねない問題です。
世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる、著者エド・ヨンによる
とネコブ線虫は顕微鏡でしか見えない寄生虫で、口唇に細菌を抱いて植物根
に侵入とあります。この場合の植物とは作物であり木本性ではありません。
サイズの大きい線虫が松の枝から侵入する事など不可能です。通常の松には
細菌でも侵入できた記録はありません。
生態系を守る為には前項の図エド・ヨンの書籍も必要になります。誤解から
農薬をぶちまける事が、いかに不都合な事実を作りやすいか考えなければな
りません。
*文章のプロに対し恐れ多い事だが、生態系は科学的に認められた、広範囲
の概念である。その中で特定できる植物などは二酸化炭素を"吸収”である。
健全な生態系を希求する意味では"機能”と言いたい。例えばコンクリート製
水路は健全な生態系の機能を妨げてしまった、と言うように。
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偽装裁判(1) (本稿は追記があります)
本稿を書く前に、偽装裁判をUチューブで説明する勇気ある女性に敬意を表
します。恥ずかしながら私が夜間警備の職を得て、中央大学法学部法律学科
を成績最下位で卒業したことは間違いありません。「法律を守って餓死した
裁判官がいる。それについて意見を述べよ」・・そんな時代だったのです。
現代においては、上記の女性がいかに貴重な存在か、おわかりいただけまし
ょう。
事件の経過 敬称は省きます。
姉石川初ひは娘清美がいた。夫は他界していた。初ひは平成6年貸家から退
去を要求され、実家の母菊地たまのと長男菊地周一に土地の一部を借りたい
と相談した。しかし話はまとまらず、7人兄弟の末っ子である私に駐車場に
家を建てさせることにした。無償につき使用貸借である。平成8年家が完成
するまで同居していた。清美に定職がなく、母や兄周一から懇願されればや
むを得ない。それに聞けば初ひは、私の高校時代紡績工場に勤めながら、母
に学費を負担したという。
初ひは認知症になり、平成25年入院して帰らぬ身となった。問題は他界し
た夫に死亡保険をかけ続け、更に年金や私の援助で相当額の蓄財を残したこ
とだ。私たちは初ひ一代であり、清美にまで土地を貸す約束はない。贈与と
使用貸借(ただで貸してあげるよ)では意味が違う。
偽装裁判の挙句、認知症の初ひの蓄財を我が物にし、今や物置代わりの建物
を封印してみせる。偽装裁判は違法な反社会的手段だ。これに基づき合法的
に見せかけて事を進められたら、暴力団も顔負けだろう。控訴が高裁に正規
に取り上げられていなかったのである。弁護士を替えて上訴しても、再び偽
装は続いた。
下図後見人が決まる過程でも不自然な過程があった。次回から依頼した弁護
士が如何なる事になったか証拠に基づき客観的事実を述べる。騙しのテクニ
ックは日本全国共通なのだ。
警察官は民事不介入が原則だ。ここで私が悪人に仕立て上げられても不思議
ではない。