定年後は同じ会社で再雇用?別の会社に 転職? それぞれのメリットとデメリットを解説

定年後も元気で働ける場合、生活の安定を求めて仕事をする人もいると思います。その際に自営業や起業の道を選ぶ人もいるでしょう。一方で元々働いていた会社で再雇用として働くか、別の会社へ転職するのかで悩む人も多いのではないでしょうか。

この記事では、定年後に同じ会社で再雇用として働く場合と、別の会社へ転職する場合のメリットとデメリットについて解説しています。

80%以上の人は定年後も働いている

内閣府が公開している「令和4年版高齢社会白書」によると、ここ10年で60歳以上の人の就業率は年々増加傾向にあります。

具体的には、例えば2021年度においては60~64歳で82.7%。このことから、多くの人は定年後も何らかの形で働いているといえるでしょう。

そして、定年後に働こうと思った場合、今までと同じ会社で再雇用として働くのか、別の会社で働くのかで迷う人も多いはずです。それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

再雇用のメリット・デメリット

同じ会社で再雇用される場合のメリットとして大きいのが、慣れた環境で仕事ができる点です。

会社はそれぞれ社風や仕事のやり方はもちろん、そこで働く人や設備が異なります。今までと同じ会社で働くのであれば、これまでの知識や経験を最大限生かせるとともに、すんなりと再雇用後も働くことができます。

また、同じ会社でそのまま働くことで厚生年金の加入期間が延び、将来の受給額が増えることも期待できます。もちろん条件はありますが、同じ会社であれば、再雇用前にそういった条件を十分確認することも可能でしょう。

一方、デメリットとしては、今まで働いていたからこそ、仲間との関係性に苦労することがある点です。特に役職が上の方だった場合、元部下が今度は上司になることも珍しくありません。その場合、元部下も自分も退職前の関係性から抜け出すことができず、仕事がやりにくくなることがあるかもしれません。

また、基本的には定年前より給料が下がることも認識しておく必要があります。

別の会社に転職するメリット・デメリット

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