6月に経営統合で最終合意 八十二銀行と長野銀行

 記者会見する八十二銀の松下正樹頭取(左)と長野銀の西沢仁志頭取=20日、長野市

 長野県内に本店を置く八十二銀行(長野市)と長野銀行(松本市)は20日、株式交換による経営統合の方針に最終合意したと発表した。八十二銀が6月1日に長野銀を完全子会社化し、両行は2年後をめどに合併する見通し。銀行名は新しくなる方針だという。

 両行は20日、株式交換と経営統合に関する契約書を締結。長野銀株の1株に対して八十二銀株2・54株を割り当てる。長野銀は3月下旬の臨時株主総会で、承認されれば5月30日に上場を廃止する。

 八十二銀の松下正樹頭取は「できるだけ速やかに合併したい」と強調。長野銀の西沢仁志頭取は「早く統合効果を還元できるよう進めたい」と語った。

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