誕生日に子供向け寄付を 日本フィランソロピー協会が事業立ち上げ
公益社団法人の日本フィランソロピー協会(東京・千代田)は22日、誕生日を迎えた人が子供のための寄付をする「誕生日寄付」事業を開始すると発表した。25日に開設されるウェブサイトに登録すると、誕生日にメールで寄付の案内が届けられる。
登録者は、虐待を受けた子供らの支援、義務教育を受けられなかった人の学び直しなどへの支援、いじめなどの被害を受ける外国人への支援――の3つの分類から寄付先を選べる。
同協会が分類に応じてNPO法人に資金を受け渡す。寄付は500円~30万円で受け付け、各カテゴリーで年間300万円の寄付が目標。
記者会見した同協会の高橋陽子理事長は「誕生日は年に一回必ずくる。命に感謝して何か動く日になれば」と話す。元厚生労働事務次官の村木厚子理事は「大人がやるべき事は子供につけを残さないこと。私も一市民として誕生日寄付をやっていく」と述べた。