「日本品種」と「韓国品種」を比べてみると…
評論会の結果、まず花蕾(からい/房の部分)は日本品種が417グラムに対して、ハルラグリーンが456グラム、サムダグリーンが440グラムであったようだ。
さらに、10ヘクタールあたりの収穫量は日本品種が1881キログラムだったのに対して、ハルラグリーンが2050キログラム、サムダグリーンが2136キログラムと、韓国品種の方が重かったという結果も出たという。
加えて、ソウル加羅(カラ)洞卸売市場の流通テストではハルラグリーンとサムダグリーンは形が良く、硬くて選好度が高いという評価も受けたそうだ。
記事には日本品種のSK3-085と、韓国品種のハルラグリーンの写真が掲載されていたから筆者も見比べてみたが、確かに花蕾は若干韓国品種の方が若干大きいように見える。
ただし、茎は日本品種がスラリと長いのに対し、韓国品種の方はずんぐりむっくりで下部の径が上部よりも明らかに長い。
茎に生える葉の量も多いことから、見た目だけで言うと芯は韓国品種の方が固そうであった。