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(舞)ただいま戻りました。(一同)お帰り。
残ってはったんですか?
(山田)お嬢さんが初めて仕事取ったって話したらみんな 図面見るまで信じへんて!
はい!このとおり 仕事 頂けました!
(拍手)(宮坂)見してみ 見してみ見して 見して…。
(垣内)お~ ホンマや。
数量も多いしなかなか でっかい仕事やんか。
はい。(土屋)あの…。
試作の仕事もらっても設計どうするんですか?
うちで ねじの設計できんの先代社長と結城さんだけでしょ?
ここでいう設計とは図面どおりのねじを作るためにどんな工程で加工していくかを決めることです。
(尾藤)俺がやんねん。
(尾藤)結城さん辞める前に 特訓してくれはったんや。
俺が おらんようなったらお前が 設計やるんやでって。
まあ この尾藤に ド~ンと任してくれ!
よろしくお願いします!おう!
♪~
♪「公園の落ち葉が舞って」
♪「飛び方を教えてくれている」
♪「親切にどうも」
♪「僕もそんなふうに」
♪「軽やかでいられたら」
♪「横切った猫に」
♪「不安を打ち明けながら」
♪「ああ 君に会いたくなる」
♪「どんな言葉が 願いが景色が」
♪「君を笑顔に幸せにするだろう」
♪「地図なんかないけど歩いて探して」
♪「君に渡せたらいい」
♪~
(尾藤)失敗しました…。はあ?
(相良)5万の金型が…。
ねじ1本作っただけで 壊れてしもた…?
ホンマにすいません!
(笠巻)しゃあない。
塑性加工は いろんな条件が絡むさかい計算どおりにいかへんもんや。
けど 結城さんは いっつも計算どおりに結果出してはりました。
結城は 長いこと現場で経験積んで職人としての腕 磨いたんや。
お前も焦らんと 身につけたらええねん。はい。
納期まで あと1か月か…。せっかく仕事もろても設計できる人間がいてな 何もでけへん。
誰か呼ぶしかあらへんな。
心当たり探してみます。(笠巻)うん。僕も探してみます。
(尾藤)すいません。 すいません。
[℡](呼び出し音)
[℡]
[℡](留守電)「ただいま電話に出ることができません。ピ~ッという発信音のあとにお名前とご用件をお話しください」。
(発信音)
章にいちゃん 舞です。
あの…。
設計のことで相談があって…。
[℡]章にいちゃん。助けてもらえませんか?うめづで待ってます。
(雪乃)来ぇへんなぁ 章君。はい。
(梅津)連絡は?まだ…。
♪~
どないしたら ええねん…。
(足音)
(結城)失礼します。
(めぐみ)章君。
ごめんな。私の方こそ ごめんなさい。
結城さん。
分かれへんことあったらいつでも連絡してこい言うたやろ。
図面 見してもらえませんか?
それは…。
お母ちゃん。
尾藤君 図面。はい!
壊れた金型はあるか?
これです!
ここの形状が難しかったんやな。はい。
この試作 俺に任してもろてよろしですか?
けど…。
IWAKURAに恩返しさしてください。
結城に図面を渡した?
あいつは ここを辞めてった人間やで。お前にはプライドっちゅうもんがないの?
結城さんに頼んだんは 私です。(相良)え…。
結城さん 自分の仕事終わったあと無償で来てくれます。
俺のせいで…。
来週の夜6時 作業する予定です。皆さん 手伝ってもらえませんか?
どないしても この仕事やり遂げたいんです。
お願いします!お願いします!
それやったら結城を ちゃんと雇たらええがな。
そんなんで 品質が保てると思われへんけどね。
(尾藤)いや…。
いいですよ。
しばらく 合コンないんで。
山田さん…。
私も残ります。
試作やったことないけど。(藤沢)僕も。
はあ… お前らだけ残ってもな。(笠巻)フフフ。
しゃあない 手伝うたる。けど 夜中までやんのは許さんからな。
宮坂さん…。ほな 俺も。
(尾藤 舞)ありがとうございます!
残ってくれはって ありがとうございます。
別にお嬢さんのためやないですけど。
(宮坂)せやけど 垣内らほかの部署もおらな 間に合えへんで。
(尾藤)そうですね。
(結城)ご無沙汰してます。
(宮坂)よう来れたな。
扇さん 許してくれはったんやな。はい。
紛らわしい言い方すな!え?
歓迎してへんのかと思うがな。(宮坂)そんなわけありませんやん。 なあ。
(結城)ここの前形状をこないした方がええと思うんです。
なるほどなぁ。さすが結城さんっすね。
昔 これと よう似た加工社長とやったことあって。
ほかにも 油の吹きつけのしかた工夫するんやて 教えてもらいました。
そう。
社長。
社長。ん?
うめづで 何か買うてきましょか?そやね お願い。はい。
私も行きます。
ああ じゃあ 僕も行きます。お願いします。
笠巻さん これで転造 どうですか?
(笠巻)極端に短いねじやから転造前寸法は いじらんと あかんかもな。
ちょっとちゃうな…。そうですか?
ありがとう こんな遅うまで。
ああ… もう こんな時間か。
ごめんなさい。
そうやなくて 楽しいてあっという間でした。
何や 仕事する楽しさみたいなん久々 思い出しましたわ。
ここで 仲間と ああだこうだ言うてねじ作り上げんのやっぱり 好きやなぁて。
戻ってきてもらえませんか?
ああ… ごめんなさい 勝手なこと言うて。
ほな俺も勝手なこと言うわ。
ホンマは 戻ってきたい。
章にいちゃんに戻ってきてもらえたらな…。
そら そないできたら 一番ええ。
けどな 雇い直すお金があれへんやん。せやんな。
お風呂入ってくるな。うん。
(悠人)初期投資は 俺がする。
♪~
[℡](呼び出し音)
[℡]
IWAKURAを売ろと思てます。え…。
ここの土地と 工場を売ってそのお金で 借金全て返せます。
それだけやなく 残ったお金を運転資金に充てられます。
土地と工場を買うてくれた人に家賃払て私たちは ここで 今までどおりねじを作り続けんのです。
けど そんな都合のええ買い主おったんですか?
はい 見つけました。
息子です。えっ。お兄ちゃん!?
息子さん 信じて大丈夫なんですか?
これしか 方法があれへんのです。
どうなる IWAKURA。