首都圏の小学校の修学旅行の
定番は日光だ。
東照宮や中禅寺湖、華厳の滝を
見学する。
日光行くなら華厳の滝は是非
ご覧になってほしい。
日本一の高低差を落ちる瀑布。
エレベーターに乗って滝の下
まで行って見学できる。
観たらですね、かなり圧倒され
ます。
ただ、でかすぎてあまり近くに
は行けないのよね。遠景を見る
感じ。
それでも関東にお出かけの時に
は、ちょい足伸ばしてぜひ日光
に。四季折々、かなり良いです。
首都圏の学校の修学旅行の定番は
小学校=日光、中学校=京都。
西日本とかはどこに行くのだろう。
もしかして東京だったりして。
地元の歯科医師と雑談していたら
「一度だけ東京に行った事があり
ます。嫁の学生時代の大学を案内
して貰った」と。地元国大出の
先生だけどさぁ。
東京さいぐだは一度だけっすかぁ。
「東京っていいとこですか?」と
訊かれた。おいらは地元だから
いいも悪いもないよ。いいとこも
あれば悪いとこもある。ただ、
そこにある、という客観的な感慨
しかない。殊更地元を身贔屓する
なんてイナカモンみたいな事は
しない。(田舎に住むのがイナカ
モンではないので注意)
東日本と西日本って、隔絶してる
のだなぁと感じた。
そういえば、トウホグの人たちも
大阪などは一度も行った事ない人
だらけなんだろうなぁ、と。
東の人は出ても東京まで。
西の人は出ても大阪まで。
こんなところか。
そういや、今の居住地で周囲を
見渡すと、東京から転住して来
た人なんていねぇや。
たまにいても、大抵は大会社の
地方にある拠点に転勤とかそんな
感じ。
でも大会社の転勤族はやがて東京
に帰って行く。地方に永住はしな
い。
以前、業界の懇親会の仲間同士で
ある上場企業の支店長の送別会を
やったのね。東京に戻るというの
で。
そしたら涙流して喜んで万歳
叫んでた。
「ばんざ~い!やっと戻れる。
ここは人が住む土地じゃない」
とか言ってやがった。
しでえ話だよ。解るけど。
でも、そういう言い方はねえべ。
よく地方の人間が「東京は人が
住む場所じゃない」とか言うけど、
「なら東京に住む人たちは人では
ないのか?」と問いたい。
それとおんなじだべ。
でも、支店長まじで涙流してた
もんなぁ。
たぶん、よっぽどしでえことされ
続けてたんだぜ、中国地区で。
ガキの頃からこちらの地方に来る
たびにしでえことされて耐性が
あるおいらでも「いい加減にして
くれろ」とか思うものなぁ。
九州から出て来ていた某社の所長
も、九州に戻れないなら退職届け
出す、とか言ってたし。
家族連れの転勤だと奥さんが苦し
むのよ。土地柄が異様に排他的
だから。どこのうちも転勤族は
奥さん家で泣いている。
よっぽどだぜ、中国地区のどぎつ
さは。おいら慣れっこだけどさ。
大阪から転勤して来た奴でさえ
「なんや?ここ」とか言ってるし。
大学の時気づいたのは、地方から
東京に来る人はかなり九州と北海
道が多い事。あとは圧倒的に関東
出身者だ。北陸も結構いた。
関西と中国四国はやたら少ない。
比率的に異様に少ない。
たぶん、西日本でも関西中四国の
人たちは京都か大阪か神戸の学校
に行くのだろうなぁ。
そして大学に進学しない人は、ほぼ
その土地から一生出ない。
外の空気を吸う体験を人生において
しない。
ずっと何もかもその土地のまま。
そりゃあ、外の世界を知れという
ほうが無理だすな。