ー 神崎真由/リアルサウンドテック 編集 ー
“自分の企画”を実現するために
もともと編集やライティングのお仕事に関心があり、新卒でIT系の企業に入社して、ウェブマーケティングとオウンドメディアの編集を担当しました。そのなかで、もっと現場で取材や企画記事に携わりたい、という思いが強くなり、編集プロダクションに転職。商業施設のパンフレットやECサイトの企画記事の制作など、とても勉強になりました。
ただ、「クライアントの希望を満たす」ことだけに終始することも多く、より主体的に、自分の企画を実現したい、という思いから、自社メディアを持っているインディペンデントな企業への転職を考えることに。そのなかで、よく読んでいた「リアルサウンド」を展開するblueprintの求人を見つけて、エントリーしました。
対象領域が広く、好奇心を刺激する「テック」編集部へ
それが2020年のことで、具体的には、テクノロジーとエンターテインメントの境界領域を扱う「リアルサウンド テック」の拡大に伴う求人でした。リアルサウンドには音楽、映画、テック、ブックという4カテゴリがあり、どれにも関心はありましたが、「テック」はなかでも対象領域が広く、それも魅力に感じたんです。
実際、同年10月に入社して間もなく、ゲーム番組に関連するライブ配信の取材で、ずっと応援してきたお笑いコンビにお話を聞くことができました。そこで自分の好きなこと、伝えたいことを仕事にできるよろこびを実感。また、ガジェットからバーチャルタレント、ペイ・パー・ビューの可能性が広がっている格闘技まで、もともと深い関心を持っていなかったジャンルにも興味が広がり、2年目の現在に至るまで、刺激的な日々が続いています。
リアルサウンドテック編集部のメンバーは、それぞれ好きなものが明確で、強いこだわりを持っています。そのため、各ジャンルを深掘りしたいい記事が作れていますが、ともすれば、もともと関心のない読者の方々には伝わりづらい、コアな内容に傾きすぎる可能性があるので、私は少し柔らかく、ビギナーでも読みやすい記事を意識することが、自分の役割の一つだと考えています。
“ミーハー”な気持ちを大事に
コロナが少し落ち着いてきたこともあり、いまは他部署との食事会など、交流も増えています。共通しているのは、ある意味でミーハーな感覚がきちんとあり、自分の趣味はしっかり持ちながらも、格好をつけず、みんなが好きなものをきちんと好きだと言える人たちだということです。トレンドを追いかけながら、自分の趣味を深められる方が、リアルサウンド/blueprintに向いているのかな、と考えています。