ー 泉夏音/リアルサウンド音楽 副編集長 ー
SEからウェブ編集者への転身
僕は地元北海道の高校を卒業した後、就職のために上京し、SEとして6年間ほど働きました。銀行のシステムの運用管理などを担当するなかで、もともと好きだった映画や音楽など、カルチャー分野にかかわる仕事がしたいと考えるようになり、志望したのが、雑誌やウェブメディアの業界。在籍中に次の職場を探しましたが、未経験者を中途採用してくれるメディア/出版社はなかなか見つからず、まずはアート系カルチャー誌のインターンとして、経験を積むことに。1年ほど勤めながら求職活動を続けていたなかで、出会ったのが「リアルサウンド映画部」の求人でした。
2015年当時、映画の分野で読み応えのある解説や考察を掲載しているウェブメディアはほとんどなく、そのなかでリアルサウンドの記事は面白いと思って、普通に読んでいました。しかも、今後の拡大を目指していく、というフェーズにあり、採用に際して経験も学歴も問わないということだった。結果として同年11月に入社することになり、初日から記事を書かせてもらったことを覚えています(笑)。
アーティストの飛躍を近い距離で支える
四苦八苦しながらも、企画を立て、記事を作り続けて1年。仕事の幅を広げるため、音楽部門に異動となりました。もともと、小さいライブハウスを回って、インディーズアーティストをチェックするくらい、音楽は好きでしたし、営業の力をつけ、アーティストにとっても、読者/ファンにとっても、リアルサウンドにとっても価値のあるタイアップ企画を実現してく、という課題にフォーカスしていくことに。
実際に、アーティストサイドとガッチリ組み、活動を盛り上げていくタイアップ企画は、近い距離でその活動を応援できる、やりがいのある仕事です。好きなアーティストをもっと世の中に知ってもらいたい、という気持ちはもともとあったので、例えば、インディーズアーティストの企画記事を作り、反響を受けて盛り上がっていくプロセスが見られると、この仕事をやっていてよかった、と思います。
風通しよく、刺激し合えるチームに
現在は副編集長としてチームを動かす立場になり、また別の面白さを感じています。メンバーそれぞれの得意分野を見極めながら、どういう仕事を割り振り、導いていくか。簡単なことではありませんが、しっかりコミュニケーションをとって、いい方向に進んでいると思います。
最後に会社の雰囲気を伝えるなら、20代~30代の若手が中心で風通しがよく、お互いに変な遠慮もないので、日々楽しく、刺激を与え合いながら成長できる職場だと思います。「やりたいこと」を明確に持っている仲間が、今後も増えていくとうれしいですね。