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ゴッズテイル ~サイコ男の異世界神話~ 作者:柴崎

序章 ~侵食~

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4 純白の魔法使い

2016.12.26 内容を修正しました。

――現地とのファーストコンタクトから帰って来た俺は、一旦ログアウトし、攻略サイトで丸1日たっぷり勉強してから戻ってきた。


その結果、素晴らしい事に気付いてしまった。


現地と交流を得なければお目にすることができない、NPCたちが独自に築き上げた文化や生活基盤――通称『オリジナル』。

このオリジナルの中には、()()()()も含まれている。

要するに。


(この世界特有の、オリジナルな植物とかが手に入るかもしれないっぽい!!)


素晴らしい! 素晴らしいぞ!

我が農場に新たな仲間を迎え入れることができる。コレクター魂が燃える展開だ。

ソロプレイを始めて、ゲーム内時間で今日で3日目。早速俺は光明を見い出した気になった。





――ピーピーッ! ピーピーッ!


「ん?」


今後の構想を練っていると、突然システムアラートが鳴りだした。

目の前に赤く点滅する警告ウィンドウが表示される。



『設定範囲内に敵性オブジェクトが侵入しました』



敵か。

プレイヤーだと『敵性オブジェクト』ではなく『プレイヤー』と表示されるので、恐らく現地のモンスターかなんかだろう。


ウィンドウを開くとモンスターではなく、人間の集団だった。

この薄汚い見た目……もしかして、盗賊か?



 Lv.6 Lv.8 Lv.5 Lv.6 …………



(弱ッ!!!!)


めちゃくちゃ雑魚だった。一番強いのでもレベル13。俺の百分の1以下だぞ……。


(あれ~? ちゃんと難易度ノーマルにしたよな?)


「イージーにしたいなぁ」とか思いながら操作したせいで、無意識にイージーにしてたりしないよな?

まあプレイヤーが世界に初侵入=レベル1だと仮定すれば、それから3日目に5~10レベの戦闘イベント発生ってのは妥当な所か。俺は1300後半だけどな。


街道を真っ直ぐ進んでいる所を見るに、どうやら盗賊たちはあの村を目指しているらしい。襲う気だろうか。

村人といえば、恐らくだがレベル1だろう。

これは終わったな。()()()()()()()()

まあ助けを求められた時だけ助けてやろう。


まず最初にその襲撃に気付いたのは、西の山の中で狩りをしていた、中年の村人だった。

中年は盗賊たちに気付かれないよう、街道には出ず、山の中を馬で器用に駆けていく。地味に凄い。


中年が村にその報告を持ち帰り、村人総出での話し合いが行われる。

……そしてなぜか、そのまま戦闘準備が始まった。

どうやら村人たちは逃げるのではなく、応戦する事に決めたらしい。


(……あまりにも愚策。所詮は『ゲーム』か)


実力が未知数の武装集団に喧嘩を挑むなど……『現実』だったら正気の沙汰ではない。

それも、逃走する時間が確保されているというのにだ。

初見の敵と出会った時、「とりあえず戦ってみよう」が許されるのはゲームだけだ。

死ねば終わり。

現実には、『リセット』も『セーブ』も無いのである。死の可能性が1%でもあるのなら、その選択肢は絶対に選んではいけないのだ。

もしも『それ』を選ぶような人間がいたら……そいつは「死んでもいい」と考えているような、()()()なのだろう。


(……いや。逆に愚かなのがリアルでもあるか)


ここでわざわざ応戦を選択する理由は多くは無い。

恐らくは、今の生活を失うリスクを恐れた。

そしてそれにより、死んだらリスクどころではなくなる事を忘れたのだ。

実に愚かだ。故に人間らしいと言える。

人間という物がいかに馬鹿な生き物であるか、という演出なのかもしれない。


村人たちは農具と石とで武装を整え、村の西側に集合した。

盗賊が存在する世界だというのに、まともな武器の1つも用意していないとは。平和ボケしている辺りもそれらしい。

ついでに一か所に集まったせいで、他の三方に回り込まれた事に気付けず、袋の鼠になる未来まで見えた。


そうして始まった村人たちと盗賊たちとの戦いは、拮抗した。

村人たちは盗賊たちとのレベル差を、人数差によりなんとか耐える。

複数人で攻める村人たちが盗賊のヘイト(注目)を集め、最初の狩人の中年が、その隙を突いて体を射抜く。

そうして盗賊が倒れた所を、寄ってたかって袋叩きだ。

盗賊にトドメを刺しながら、女子供たちが泣いている。


例え原始的なこの世界にあっても……『人殺し』とは、特別な事であるらしい。


戦いで怖いのは、殺される事だけじゃない。

――殺す事も、怖い物なのだ。

それが『()()()()』なのである。

やはり、この世界は、『リアル』だった。


(――助けてやるか?)


泣きながら戦う村人たちを見て、一瞬だけそれが浮かぶ。

だがその一時の感傷は、自分の中の冷静な部分にすぐ否定される。

今回の村人たちの対応は、あの中年の行動以外はほとんど最悪の物だった。

もちろん、一番なのは戦い自体が起きない事だが……今回は、もう既に起きてしまった。


()()()()()()()()()()()()()()()()


人間はすぐに忘れる。

特に『目に見えないモノ』は。


傷跡という名の失敗の『証』を残しておかないと、いつか平和ボケに逆戻りだ。成長には期待できない。

もしもその傷が大き過ぎて、成長どころか立ち直れなかったら……


――残念だが、それまでだ。


弱ければ、死ぬ。

それが生き物の絶対のルールだ。




それから5分ぐらいして、徒歩の分の盗賊たちも到着する。

……すると突然、なぜか村人たちが、蜘蛛の子を散らすように逃げ始めた。


(――なんだ?)


盗賊たちの規模は、最初の中年の報告で知っていた筈だ。

後から本隊が到着するのも分かっていて、応戦に出たのではないのか?


村人たちのその行動が、どこから来た物なのかが分からない。

困惑しながらウィンドウを見つめる俺の前で、村の男たちが何人か残って、盗賊たちを食い止めている。

逃げる女子供の為の、身を挺しての時間稼ぎだ。


…………そうか、時間稼ぎか。


そういえば、昨日の魔法少女の姿が見えない。

マップを見たら、ちょうど村に飛んで来ている所だった。おお、『フローティング』だ。

村人たちは何らかの手段で魔法少女と連絡を取り、彼女が帰って来るまでの、時間稼ぎをしていたんだろう。

しかし彼女は本隊が襲撃してくるまでにギリギリ間に合わず、作戦の失敗を悟った村人たちは、諦めて逃走に入った、と。

つまり、賭けに出て負けた訳だ。


(チッ……馬鹿が。『命』をチップにするんじゃねえ)


今更ながらに逃走を始めた村人たちの動きを受け、盗賊たちは北側に本隊が、数人が他の出口に向かって回り込もうとしている。やっぱそうなるよな。

予想通り袋の鼠にされた村人たちは、主に女子供が捕まり、男たちや老人は多くが殺されていく。

傷付けないように捕まえているということは、やはり奴隷制度とかがあるのだろうか。

奴隷となると、女が高く売れる場合と、男が高く売れる場合がある筈。

この場合、奴隷にする為に捕まえているのだと仮定すれば、この世界……というかこの辺の土地では、女の方が高く売れるんだろう。だから殺していない。


……男が高く売れる場合なら、まだ良かった。

女の方が高く売れるということは、奴隷が国民、または労働力としてではなく、正真正銘『人間以下の物』として扱われていることを意味する。

労働力として扱われるのなら、能力の高い男の方が高値で売れる。

女の方が高いということは、『そういう用途』で使用される……つまり、『玩具』という扱いでしかないという事だ。


北側に魔法少女がついに辿り着いた。

フローティングでMP切れを起こさずここまで飛んでくるぐらいだ。後は彼女がなんとかするだろう。

西側を見直すと、昨日見たような見てないような女の子が捕まってしまった。

……はて、どこで見たんだったか。

俺はどうでもいい事は片っ端から忘れる。人の名前とか特にひどい。


他にも足の遅い子供達などが捕まっている。

男が1人抵抗しようとしたが、女の子たちを人質に取られた上に、何かを言われて武器を捨てた。

そしてその瞬間に殺される。

多分、微妙な言い回しとか口車で乗せられちゃったんだろうな。


その一部始終を見て、女の子たちがついに本気で泣き出した。

男が倒れるのを見て嘲笑っていた盗賊たちが、それぞれの獲物に向き直る。

その視線に、女の子は恐慌状態になった。



 っ……、……! ―――! ―――! ――――――!!



口の動きで完璧に分かった。

彼女は今、「助けて」と叫んだ。


それで、決まった。


俺の現地での初めてのクエスト(仕事)は、盗賊の撃退だ。











「ぁ……え……?」


何が起きて、自分がどうして無事なのかを確かめたくて、周りを窺った。

周りのみんなも盗賊たちも、全員揃って空を見上げていた。


上?


その瞬間、物凄い音を立てて()()が空から落ちてきた。

今の今まで目の前にいたあの盗賊だ。

地面に叩きつけられ、体中を破裂させてピクピクと痙攣している。

私は当然意味が分からなかったが、一部始終を見ていたであろう周囲すらもポカンとしていた。

全員その場に居合わせているのに、誰一人として何が起きたか理解できない。



―――その静寂の中。

私の目の前に突如、白い何かが現れた。



さっき盗賊が突然消えたのと逆だ。

全員揃って再び呆けた。

さっきから私含めて、みんな無言だ。



「……今助けてって言われたと思ったんだが」



喋った!

目の前に現れた人間ぐらいの大きさの何かは……というか人間だった。


白い人だ。


昨日村に散歩しに来た、変な人。

私と目が合って挨拶してくれた、悪い人じゃなさそうな人。

賢者様でも「分からない」と言っていた、謎の人。


「え……?」


「助けがいらないんだったら帰るぞ?」


タスケ?


…………。



――助けてくれると言っているんだ!



白い人は黙っている私たちを見て、本気で帰ろうとした。

私は彼のローブに急いで縋り付いた。


「たっ! 助けて下さいっ!! お願いします!! お願いします!!」


「はいはい」


多分私の人生で一番必死だった懇願に、ものすごーく軽い調子で答えた白い人が、不意に右腕を盗賊たちに向かって振った。





――その瞬間、その場にいた盗賊たち全員の首が、一度に消し飛んだ。





「え?」


ボタボタと雨のような音を立て、盗賊たちの頭だった物が降る。

それに一瞬遅れて、今まで盗賊たちだった物も、バタバタと倒れていった。

やっと動き出していた頭が、その光景に再び機能を停止した。


「北以外はあと8人か」


白い人が何かを呟き、空に手を伸ばした。


「威力最低化。――『マジックアロー』」


再び何かを呟いた瞬間、白い魔法陣?……が空に向けた手から出てきて、同時に光の魚みたいなのが、10本ぐらい纏まって空に飛んでいった。

光の魚はそのまま少し空に昇って行った後、急にいくつかに分かれてどこかに飛んで行った。

盗賊が空に消えて以来、何が起こっているのか分からない。


「とりあえず、今ので北側以外にいる盗賊は皆殺しにした」


顎に手を当てて目の前をぼーっと眺めていた白い人が言った。


「え? ……は?」


「君さっきから『え?』しか言ってないんだが……。見ての通り、俺は魔法使いだ。俺のさっきの魔法で、村に散らばった盗賊は1人残らず皆殺しにしてやったと言っているんだ。……あれ? つーか『魔法』って分かる?」


キミはさっきからエしかイッテなくて、白い人はミテノトオリマホウツカイで、サッキノマホウで盗賊はミナゴロシで、マホウッテワカル?


………………?


「あ……あ、は、はい! マホウ! 魔法ッ!! 分かります! …………っえ!?」


「ああ、魔法は分かるのね。また『え』って言ってるけどね。……まあ北側にはもう1人魔法使いがいるみたいだから、そっちは任せておこう。――『アイテム作成』」


白い人はまた何かの魔法を使ったのか、何も無い場所に、白い円形の机と椅子を出した。

金細工で装飾された、見たことも無いぐらい高そうな机と椅子だ。

それを茫然と見つめて佇むだけの私たちを前に、白い人は椅子に腰かける。

……そして何をするでもなく、机の上をぼーっと眺めてのんびりし始めた。


『魔法で盗賊を皆殺しにした』。


やっぱり、魔法使いだったんだ。

杖は持っていないけど、さっきから普通に魔法を使っている。


彼は、200人ぐらいいた私たちが、全員でかかっても止められなかった盗賊たちを……何でもないみたいに、殺してみせた。

この場所から文字通り1歩も動かず、10人以上の人間の命を、簡単に奪ってみせたのだ。

……そして今は、『何も無かった』みたいに平然としている。



()()()()()()()()()()()()()()()()()()



――物凄く、怖い。


魔法使いの人って、こんなにも強いんだ。

なら賢者様は、これよりもっと強いのかな?


「あっ……!」


そういえばさっき、彼は「北側にはもう1人魔法使いがいるから任せる」みたいなことを言っていた。


――賢者様が来てくれたんだ!


「どうかした?」


「え!? い、いえ、あの~、その~、あの、けっ賢者様は! もう村に、き、来て下しゃっていりゅんでしょーか!?」


彼はぼーっとしてるみたいだったのに、私が声を上げたのを、しっかりと聞いていた。

怖くて上手く喋れない。


「んー? ……賢者って、もしかして黒いマントに杖を持った、小さい女の子?」


「は、はい!!」


「ああ、うん。その子なら、俺が来るほんのちょっと前ぐらいに、北側に着いたよ」


なら、あとちょっとだったのか……。

たった僅かな差。

もしももう少し、盗賊団の到着が遅れていれば。

もしももう少し、私たちが持ち堪えていれば。

もしももう少し、賢者様が早く来て下されば。

そのたった僅かな差。

その色々な差が、どうしようもなく、駄目な絡まり方をした。

それで――


みんな、死んだ。


殺されて、しまった。


「――まあそこそこ強そうだったから、向こうは1人でなんとかして貰おう。俺は君を助けに来ただけだし」


白い人の言葉に、思わず眉を顰める。

私を助けに来たとは、どういう意味だろう。

そもそも、この人は何が目的の人なんだろうか。

何か裏があるんじゃないだろうか。

思わず疑いの目で見つめてしまったのが伝わったのか、白い人は目線を机から私に向けた。

そしてその瞬間、眉を僅かに吊り上げる。


「……大変だったでしょ? まあ向こうが片付いたら俺も協力するから、ちょっと今は休んだら? ――アイテム作成」


そう言って彼は椅子から立ち上がり、再び何も無い所から、美しい布を取り出した。

純白の生地を黄色い刺繍で飾った物だ。彼の持ち物は全てが金貨で買うような代物に見える。

彼はそれを手に持つと、そのまま私の方に歩いてくる。


「ひっ……」


思わず漏れた私の悲鳴に、彼はピタッと動きを止めた。


「……ごめん。でも泣いてたから。これで拭きなよ」


彼はそう言って、その少し離れた場所から、その手の布を差し出してきた。

その言葉を聞いて、久しぶりに自分がさっきまで大泣きしていたことを思い出した。


それと同時に。


初めて人を、殺した事を。

見捨てて逃げた、男の人たちを。

目の前で殺された、知り合いの最後を。

どうしようもなく泣き喚く、子供たちの声を。


……その中に立たされた、自分の恐怖を、思い出した。


そして。


目の前の少年が、ただ親切でその布を差し出していることが、伝わった。


今は休めという言葉も。

布を出したことも。

距離を開けて立ち止まったことも。


それは全部、私を気遣ってくれた物だ。


この惨状の中。

彼だけは、優しい存在だった。


――もう乾き始めていた頬に、また涙が伝った。


その瞬間、風のように目にも止まらぬ速さで私に近付いた彼が、それとは反対に優しい手付きで、そっとその布を使い頬を撫でてくれた。


「あ゛ーごめん!! マジでごめん! 違う! 泣かないで! ごめん!」


再び涙を流し始めた私に慌てた彼は、その布で私の涙を拭きながら優しく肩を撫で続けた。

高級そうな汚れ一つ無かった純白の布が、私の涙といつの間にか付いていた土を拭い、『身代わり』のように汚れていく。

たまに頬に直接触れるその指が、私をあやすように肩に触れるその手の平が、とても暖かくて。

彼の優しさが身に染み過ぎて。

私の涙は、逆に勢いを増して、どんどん溢れた。


「だっ!? 大丈夫!? 怪我してる!? 魔法で治す!?」


そんな私の様子に、彼は本格的に大慌てし出した。

その布を持つ手を取り、両手で握ってから、ずっと勘違いしている彼に首を振った。


「どうかした? ごめんな? 怖かった?」


「あ、ありっ……」


「え?」





「――た、助けてくれて……ありがとう、ございます……っ」





私は嗚咽を堪えながら、今更になってやっと、助けて貰ったお礼を言った。


「………………どういたしまして?」


彼は照れたのか、おどけたように変な顔をした。

私が反応できなかったせいでバツが悪かったのか、今はそれを誤魔化すように、私が手を放したその手で再び頬を拭いてくれている。

私はなぜか、たまに視界に入る布越しに、彼の瞳から目が離せなくなっていた。

黒い瞳だ。彼は髪は白いのに、瞳の色は黒だった。

さっきまで私の肩を撫でるだけだった手は、今は掴むようにしっかりと触れ合っており、より彼の体温を伝えてきている。

肩からその熱が伝わってきて、彼に優しく拭かれる私の頬も、同じように熱を持ち始めた気がして……。


――急に彼の手が離れた。


「あ……」


「――駄目だ。賢者とかいうのが、負けた」


私から手を放した彼は、北の方を向いて、顔を顰めながら言った。

熱に浮かされた頭が、その意味をゆっくりと理解する。


「え? …………えっ!!?」


「チッ……。ごめん、ちょっと助けに行って来る」


そう言って彼はその手の布を私に強引に握らせ、振り返りながら数歩離れると、現れた時と同じように、忽然と姿を消した。


私はしばらくその場所を茫然と見つめ続け、不意に手に残った布を……彼の髪の色と同じ色の布を、見た。


――千年に1人の天才と呼ばれる、賢者様が負けた。


しかし、私には予感があった。

私の涙を世界から消し去り、代わりに少しだけ汚れた布が、その予感に頷くように、1度だけ風に揺れる。


(……きっと彼なら、みんなを救ってくれる)


私はその布を、大切に胸元に仕舞った。


――それからすぐ。

空気を震わせるような物凄い音がした直後、北の空が、炎に赤く染められた。


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