0

投稿日

更新日

バーチャルライツについて、私が知っていることと知らないこと

あなたは誰?

私は現在20歳の大学生で、慶應義塾大学経済学部に在籍しています。現住所は川崎市で、VRChatを始めたのは2018年の初頭(BlenderとUnityから入ったのでそれをカウントすれば2017年末くらい)です。
NPO法人バーチャルライツに所属していたことはないというか、バーチャルライツの(表向きの)活動主旨自体には賛同していたものの、法人に参加してくれないかという理事長からの誘いは政治思想の違いから断っていました。従って、本稿に書かれていることは基本的に外部の人間として伝聞で知っているということになりますし、記憶ベースのことなので間違っていることもあるかもしれません。そういった場合にはDMか何かで教えて頂けると嬉しいです。

なぜこの記事を書いたの?

これまでは特に私に対して問い合わせ等があったわけではなく、当該団体の構成員でもない私は何かを述べる立場にないと考えていたので、意図的にこの話題は避けていました(私の性格を知る人は、よく黙っているなあと思っていたと思います)

一応顧問弁護士にも相談していましたが、たとえ事実でも他人の名誉を傷つけるおそれのある内容を述べることは問題になる可能性があること、またこれは法的な責任とも違うのですが、私の責務は関わりのない法人の風評にかかわる案件について対処することでは無いことをアドバイスいただき、納得感はそこまで無かったものの、専門家のアドバイスに従いました。(そして、それはおそらく正しかったと思います)

ただ、いくつか事実と異なる風評(どこまで悪意があるのかはわかりません)を流されていたりしてあまり気分のよいものではありませんし、色々思うところもあるため、他人の名誉を傷つけるおそれがない範囲で、何を知っているか・何を知らないかについて述べたいと思います。

知っていることと知らないこと

知っている

  • NPO法人の理事長が、有料動画のミラー配信を行った(あるいは、行う指示をした)という趣旨のツイートが、
    当該有料動画の権利者から出されたこと。
  • 当該ツイートの出た日の夜、理事長がどのような様子だったか。(※何をしたか、は知らない)
  • なぜ部外者の私が、当時副理事長であった人物と理事長との間で仲裁をしようとしたか。
  • その後法人内で理事長の進退について、どのように決定したのか
    (※当事者以外からの伝聞のため、どこまで正しいかはわからない)

知らない

  • 当該NPO法人の運営実態。
  • NPO法。
  • 結局誰がどのような経緯でミラー配信をしたのか。本件の詳細。
  • 元法務課長と法人の間でのトラブルの内容。
  • 理事長をはじめ、関係当事者が何を考えているのか(昨日聞かれたのですが、これは本人に聞いてください)

あなたと本件のかかわりについて詳しく教えて?

理事長との関係性としては、キャンパスが違って普段の講義での交流はないものの一応同じ大学の同級生であり、入学式で私から声をかけて知り合ったものです。いまが2年の秋学期ですので、入学式をきっかけに個人的な友人として親しくして1年半になります。

会いに行こうとすると1時間くらい掛かってしまうのであまり頻繁にではありませんが、時々時間を合わせて食事をしたりしていました。大体大学近くの中華料理屋で、特に理事長が成人して飲酒できるようになってからは人間関係に関する愚痴を聞くことも多くあったため、具体的なことはわからないものの政治活動というのも楽ではないのだなということは知っていました。

私は中学・高校時代にシンガポールに居住していましたが、その影響もあったのでしょうか、ひととおりVRChatをやっている割には比較的保守的な考え方を持つ人間だと自認しています。ですから理事長とは意見や立場が合わないことも多々あり、ただその中で、意見をぶつけても関係性が壊れないだろうという個人的信頼関係はどうやら築けていたように思います。

当然理事長の性格はある程度知っていて、私同様そこまで出来た人間でもないように思っていました。名誉欲とか色々あるようですし、意見も合わないことが多い上、私は政治家になりたいわけではなく、楽しくて派手なVRChatをしたい・作りたいだけなので、理事長や法人の諸般の活動については意義があるなと思いつつ、法人への参加の誘いは断ってきました。(だいいち、政策推進に関わる活動を理解できるほど私は日本の政治に詳しくないです。なので正確に言えば、バーチャルライツの活動内容を完全に理解してはいません)

それなら何故、当日理事長と一緒に居たの?

これは偶々なのですが、理事長とはその日一緒に夕飯を食べる約束をしていました。私が少し仕事が残っていたので待っていてもらったのですが、さて食事に行こうかというタイミングになって理事長に声を掛けようとしたときに、理事長から大変なことになった、事実無根のデマを流されていてTwitterで大炎上しているという旨を聞きました。

私の記憶の限りでですが、理事長が炎上するのは全然初めてのことではないし、活動の性質としてもある程度つきもののこととして考えていました。本人からは本件については全く事実でないとその場で聞き、実家が太めの彼が500円をケチるとは思えなかったこと、それから大学の友人と素性の知れない配信者を比較して配信者の言い分を信じるというのは変だと思ったので私は理事長を信じましたし、今でもその辺りは確証がありません。しばらく待ち、理事長が少し暗い様子だったので、大学近くの飲食店へ連れ出しました。

飲食店でも理事長は対応に追われている様子で、チャットや電話で結構精神的な負担を受けているな、というような表情をしていました。その具体的内容についてはわかりませんが、電話口の対応から言ってこれは大学の先輩に不当に責められているなと感じたところで、電話を1件代わりました。ちょうど20歳になってから1か月くらいの時期で私は既に酔っていたこともあり、飲食店を出た後も結局その先輩とは口喧嘩になってしまいましたが、お互い理事長の友人同士ということで一応の仲直りをして電話を切っています。

色々と対応をする中で、日吉駅から理事長の自宅への最終電車はとっくに過ぎてしまっていたので、理事長の宿を探すことになりました(私の家に泊めてくれと言われましたが、最初は断りました)。日吉にはホテルが無く、武蔵小杉のホテルは結構高いので、最終から2番目の電車でその間の元住吉駅まで向かい、ビジネスホテルの前で解散しました。ただ満室だったとの連絡を後で受け、結局私の部屋に一晩泊めることになりました。

もう2時くらいだったので来客用の布団を出して寝ようという流れに必然なったのですが、理事長が不安(というか今から思えば疑心暗鬼?)で寝付けないというので、副理事長と事実関係の確認の電話をしよう、私が間に入るからということになったと記憶しています。この辺りは正直曖昧です。簡単な経緯としては、理事長からはどうも元法務課長が疑わしいという風に聞いており、また私は過去に元法務課長と別件のトラブルがあったので、まあそうなのかなと思いビデオ通話をしました。

ビデオ通話は数時間に及びましたが、記憶の範囲で内容を要約すると、まず元副理事長の意見としては、元法務課長がそのような行為をしたようには考えていないこと、だから法人としては対応しなくてよいのではないか(濡れ衣ではないか)ということでした。理事長の意見としては、これは間違いなく元法務課長のやったことだと思うから、可能な限り関係先に照会をしようというものを、通話前に聞いていました。私は折衷案として、もし実際にやっていないのであれば早くそうと分かった方がいいので、学校に問い合わせるのは自身の経験した生徒指導から考えてもそこまでおかしなことではないように思うが、例えば入学の決まった大学に問い合わせをするのは全く意味がないから違うよね、ということを主張していました。

私の当初の目的としては、本件を丸く収めるためにまず理事長の感情を落ち着けなければならないし、また誰かが何かまずいことをしたのなら早く分かった方がいい、濡れ衣ならそれもさっさと証明した方がいいというところで、冷静な判断力をおそらく保っていた副理事長と、酒を飲んで元々精神が強くない傾向のあった理事長を比べた時、理事長の側に立って当初は話をしていました。

これは本当に良くなかったですし、理事長、また元副理事長の両方に謝らなければならないと思うのですが、途中から私はまるで推理ゲームみたいだなというおもしろさを仲裁の中に感じ始めてしまいました。その中で違和感があったというか、副理事長がどうも煮え切らない反応をする部分があったので、そこを追及してみよう、と途中で目的が変化しました。つまり、理事長の友人として窮地の理事長を助ける自分、というヒーロー的自己像に酔っていました。

それからはとにかくダイレクトメッセージを見せなさいという内容に終始したように記憶しています。個人的な希望としてはそこで何も出てこない方が良かったのですが、残念ながら、元副理事長はその時点で既に元法務課長本人からミラー配信を実施した事実について情報共有を受けており、その情報を理事長に敢えて伏せていたことがわかりました。これは私の目には、友人だと思っていた元副理事長が、私の友人である理事長を裏切った行為であるように映り、何往復かのやりとりで激昂してしまいました。その際具体的に何を言ったかは覚えていないものの、これは会社法上の背任行為に当たるのではないかということ、本来は刑事罰の対象ではないかということ(勿論、警察もこんな程度の低い被害届は受理しないでしょう)、それまでの元副理事長の主張がすべて崩れたことを主張しました。

お分かりと思いますが、NPO法人はNPO法に拘束されるので、会社法上の取締役の義務責任とは多少異なる部分があるはずです。しかし、とにかく背任というのは重大だからやってはいけないんだという風に私は顧問弁護士から教わっていたため、この後もその辺りを終始混同して話をしたように記憶していますし、今も正確にどうなのかはわかっていません。とにかく当時のアルコールの入った私はそう思ったということで、副理事長の行為を追及する意図はないですし、当日居合わせて仲裁に入った部外者でしかない私が追及できうるものでもないと考えています。

その後は、副理事長から詳細な意図と経緯を聞いて整理をしました。この辺りから私は徐々に眠気が回ってきて、とはいえ隣で大変ショックを受けて横になっている友人を放っておくわけにもいかないので、とりあえず副理事長を責めておいて、逃げ道か落としどころを作ろうという意図に徐々に変化していきました。最終的には携帯からダイレクトメッセージを副理事長に送信し、うまく落としどころは作ったと思うからなんとかしてくれ、君も正直綺麗なばかりで生きてきたわけではないでしょうし、私もそうです。嘘をついたことは事実だけど、理事長との信頼関係を回復してほしい。怒鳴ってしまってごめんなさい。という旨の内容でした。

この後様々な事情で元副理事長とは関係が切れてしまいましたが、とにかく当日はそういった終わり方をしました。私の主な関わりとしてはこの辺りで終わっていて、その後も何度か連絡はありましたし、理事長が怪しいのではないか? という旨の情報(というかうわさ)提供を何名かの知人から受けて、友人、つまり私人としては理事長を信じても、同業者としての価値判断はそれとは異なったベクトルで行うべきなので関係先にDMなどで問い合わせも行いましたが、内容のあるお返事はいただけませんでした(これは通常のことだと思います)。

つまり?

友人同士の仲裁に入り、その際片方が嘘をついていたので激昂した。それについては良くなかったと思っているし謝罪もして、受け入れて頂けている。その後片方とは私的な別件で致命的に関係が悪くなったので、もはや連絡を取ることが出来ない。

その後どうなったの?

いくつか伝聞で聞いていることはあるのですが、正直伝聞レベルのことを言うのも迷いがあるので一旦控えたいと思います。私の立場としては、とにかく友人としては理事長のことを信じるほかないし、私人としては最後まで理事長のことを信じていてくれと信頼する大人にお願いされているので、そのようにするつもりです。

それから、結局高校に問い合わせをしたのかどうかは私にはわかりません。少なくとも翌朝まではしていないように見えたので、とはいえ大事になってきたし、弁護士先生に任せるなら勝手に問い合わせても意味が無いのではないの、ということは述べています。
その後のことは良く知りません。

あと当時は理事がもう一人いて、元理事のALOさんはどうも完全に巻き込まれだという風に聞いています。

新規登録して、もっと便利にQiitaを使ってみよう

  1. あなたにマッチした記事をお届けします
  2. 便利な情報をあとで効率的に読み返せます
ログインすると使える機能について
0