2022年、空き家を狙った窃盗事件に関わった疑いで逮捕・送検されたベトナム国籍の男に鹿児島地裁は17日、執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、ベトナム国籍で鹿児島市唐湊2丁目の無職、グエン・クアン・クア被告(22)です。
判決によりますと、グエン被告は2022年7月から8月にかけてベトナム国籍の男らと共謀して、鹿児島市と南さつま市の空き家あわせて3軒に侵入し、時価2万円相当のバッグや時価1万円相当の洋酒1本を盗んだなどとされています。
17日の判決公判で、鹿児島地裁の此上恭平裁判官は「下見をした上で夜間に空き家に侵入し、手慣れている。責任は軽いものではない」などとしながらも「被害品は各被害者に返され、本人が反省の弁を述べている」として、グエン被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。