- アプリ開発
- 2020/01/29
【iPhoneアプリ開発入門】初心者でも開発する方法を解説!
AppleのApp Storeには、iPhone向けのさまざまなアプリが並んでいます。
iPhoneアプリ開発は難しいと思われがちですが、開発ツールの進化や情報の増加にともない、難易度は下がっています。プログラミング初心者でも、勉強しながらiPhoneアプリを開発することが可能です。
この記事では、iPhoneアプリ開発に必要なもの、開発する流れや勉強方法などをお伝えします。アプリ開発に興味がある方は、ぜひ読んでみてください!
iPhoneアプリを開発するには?必要なものを準備しよう
まずは、iPhoneアプリ開発にあたって必要なものを確認していきましょう。
- Mac
- Xcode
- Apple ID
- Appleディベロッパプログラムへの登録
- クレジットカード
- iPhone
iPhoneアプリの開発には、Xcode(エックスコード)という、Appleが提供する無料の統合開発ツール(IDE)を使用します。
そのXcodeを使うには、OSバージョンが対応したMacが必須となります。なお、Xcodeでは、iPhone以外にiPad、Mac、Apple Watch、Apple TVなどのアプリの開発が可能です。
Appleディベロッパプログラムとは、Appleがアプリ開発者用に提供するプログラムで、アプリを正式にリリースする際に登録が必要となります。プログラム登録費用は、為替レートによりますが、年間約11,800円ほどです。登録の際にはクレジットカードが必要です。
iPhoneは、開発したアプリが意図したとおりに動くかどうかのテストをする際に必要となります。Xcodeにも「シミュレータ」というiPhone画面を表示するツールが備わっているため、テスト自体はiPhoneがなくても可能です。
しかし、アプリの使い勝手を実際に試すには、iPhone本体があったほうがよいといえるでしょう。
WindowsではiPhoneアプリを開発できない?
Windowsのパソコンを使っている方も多いかと思いますが、WindowsではiPhoneアプリの開発は無理なのでしょうか?
結論から言うと、アプリの作成だけならWindowsパソコンのみの環境下でも可能ですが、アプリのリリースにはMacが必要になります。
WindowsパソコンでiPhoneアプリを開発する場合、Xcode以外のアプリ開発ツールを使用します。その場合、開発言語も異なるため、iPhoneアプリ開発で主流となっているSwift以外を学習する必要が出てきます。
「アプリ作成のためにパソコンを変えるのはちょっと……」と抵抗があるかもしれませんが、iPhoneアプリ開発を本格的に始めたい方、エンジニアへの転職を考えている方なら、Macの購入をおすすめします。
中古のMacを安く手に入れる方法もあるかと思いますが、前述の通りXcodeの使用にはOSバージョンが対応している必要があり、あまり古いものだと対応していない可能性もあるのでご注意ください。
Xcodeで使われるiPhoneアプリ開発言語「Swift」
iPhoneアプリの開発においては、SwiftまたはObject-Cというプログラミング言語の知識が必要になります。
iPhoneアプリは、かつてはObject-C中心で開発されていましたが、XcodeおよびSwiftが登場して以来、iPhoneアプリ開発はSwiftが中心になってきています。
初心者の方はSwiftを事前に学習しておくか、ひとまず基礎知識だけ身につけておき、やりたいことに合わせて学習を進めるというのもひとつの方法です。
iPhoneアプリを開発する流れを5stepで解説
iPhoneアプリの開発に必要なものをひととおり確認したところで、次にアプリを公開するまでの流れをご紹介します。
1:準備
先述した機材の準備はもちろん、IDの取得、ソフトウェアのインストール、開発言語の学習を行いましょう。
2:企画・設計
アプリでどんなサービスを提供したいのかだけではなく、機能・デザイン・実現方法の3面から、詳細に設計します。アプリの具体的な機能、画面やボタンなどのデザイン・画面構成、このボタンを押すとこの画面になるといった画面遷移など、アプリ制作に必要となる情報をすべて書き出しましょう。
また、初心者にとって重要なのは、機能・デザインの実現方法です。初めのうちは、自分の持つスキルと照らし合わせ、無理なく作成できるアプリを目標に作成しましょう。
3:開発
前述の通り、iPhoneアプリ開発にはXcodeを使用し、必要なプログラミング言語はSwiftまたはObject-Cとなります。しかし、特に初心者の場合、いきなりアプリ開発に取り組むとハードルが高く挫折してしまう可能性もあります。
あらかじめ、Webサイトやオンライン講座を利用し、チュートリアルアプリ作成でいくつか練習してみることをおすすめします。それらで学んだ知識を組み合わせ、また、必要に応じて学習しながら、アプリを開発していきましょう。
4:テスト
アプリが完成したら、Xcodeに備わっているシミュレータを使って動作確認などのテストをしていきます。
5:申請・公開
テストで問題なくアプリが使えるとわかれば、いよいよ正式に申請へと進んでいきます。
前述の通りApp Storeでアプリを公開するためにはAppleディベロッパプログラムへの登録が必要になります。また、アプリタイトルや説明文、アプリのスクリーンショットなどの必要項目を用意します。
申請したアプリは、Appleの審査を受けます。1~数週間程度で結果がわかり、承認となればAppStoreに公開されます。
iPhoneアプリ開発を勉強する方法
ここでは、初心者がアプリ開発のために学習しておきたいこと、そしてその学習方法をお伝えします。
開発言語の勉強
iPhoneアプリ開発では基本的にSwiftかObject-Cが必要になりますが、Xcode以外のツールを使ったアプリ開発では、HTML、CSS、JavaScriptなどが使われる場合もあります。
最近では、プログラミングスクール以外にも、書籍やWebサイト、オンライン講座などで、プログラミングを学習することができます。書籍やWebサイトなどで学ぶ際は、実際に自分でも手を動かして覚えていくと、効率よく進められるでしょう。
独学でのプログラミング学習についてまとめた記事 も、併せてご覧ください。
アプリデザインの勉強
アプリが多くの人に利用してもらえるかどうかは、アプリの内容や機能だけでなく、デザインも関係してきます。もちろん、最初のうちはシンプルなアプリ設計とし、完成を目指しましょう。
その後、余裕が出てきたところで、デザインについても学習を始めるとよいでしょう。デザイン学習は、ユーザーがより使いやすいアプリを作るのに役立ってくれるはずです。
詳しくは、Webデザインの学習についての記事 をご覧ください。
簡単なアプリをいくつか作ってみる
いきなり複雑なアプリを作るのは、初心者にはハードルが高いでしょう。しかし、実際にアプリを作成することが、学習の近道であることも事実です。そのため、本格的にアプリを開発する前に、基本的な機能のみのアプリ作成を紹介するWebサイトや動画を利用して、いくつか簡単なアプリを作ってみることをおすすめします。
iPhoneアプリ開発は、初心者でも不可能なことではありません。プログラミング学習の書籍やWebサイトを利用して基礎知識を学び、アプリ開発の練習を行えば、本格的なアプリ開発にもスムーズに取りかかれるはずです。この記事を参考に、ぜひ挑戦してみてください。
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