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宇宙飛行士・古川聡氏ら謝罪会見へ ずさんな研究について説明

毎日新聞 / 2023年1月11日 10時40分

古川聡・宇宙飛行士=内閣府で2012年1月23日、手塚耕一郎撮影

 医師の古川聡・宇宙飛行士(58)が研究代表者を務めた医学研究でデータの捏造(ねつぞう)や改ざんが多数見つかった問題で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、古川飛行士らが12日に記者会見すると発表した。古川飛行士が率いた研究チーム内で不適切な行為が相次いだことについて説明し、謝罪するとみられる。

 政府関係者によると、JAXAは近く関係者の処分を発表する見通し。現役の宇宙飛行士が不祥事で処分を受けるのは異例の対応となる。

 古川飛行士ら3人が責任者を務めた研究の不祥事は2022年11月に発覚した。問題の研究は16~17年に実施され、将来、月や惑星の探査に参加する飛行士の精神面の健康管理手法に生かそうと、国際宇宙ステーション(ISS)を模した閉鎖空間での生活が人体にどのようなストレスを与えるか実験した。

 一般から募集した計42人の被験者が茨城県つくば市にある閉鎖環境施設で14日間過ごし、血液や尿などのデータを採取し、ストレス度を調べた。しかし、チームの研究者が存在しないデータを作成したり、評価をわざと書き換えたりするずさんな行為が多数見つかった。【鳥井真平】

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