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名古屋大学に給与の“上限を設けない”「卓越教授」制度 年齢は45歳未満「これからノーベル賞を受賞する“ライジングスター”を呼びたい」

CBCテレビ / 2022年12月27日 18時0分

CBC

名古屋大学は研究で、世界に肩を並べる大学を目指すために、これから活躍が期待される若手研究者を、高額の給与で招へいする制度を創設しました。その名も「卓越教授(たくえつきょうじゅ)」です。


「“ライジングスター”を招きたい」

分野は限定せず、国内、国外、学内、学外の研究者が対象ですが、大きな特徴は年齢が45歳未満だということ。

22日に会見を行った、名古屋大学杉山直(すぎやまなおし)総長は、「今、まさに注目を浴びる研究をしている人。すでにノーベル賞を取った人ではなくて、これからノーベル賞を受賞する逸材、“ライジングスター”を招きたい」と話しました。

選考基準は、論文の引用実績や、資金獲得、特許件数、受賞歴などなど。

また気になる給与については、“上限を設けない”としています。

「教授の2~3倍の給与を考えている」

(名古屋大学杉山直総長)
「為替の問題もあるが、世界と日本では、給与差がめちゃくちゃある。日本の国立大学の教授の給料は、アメリカの若手教授ぐらい。ざっくり言えば、「卓越教授」にはおよそ1000万円余りの名古屋大学教授の年間給与の、2倍から3倍ぐらいを考えている」

名古屋大学の職員の年間給与については、ホームページ上で公開されていて、「教授」は、上限1194万円でしたが、「卓越教授」には、この上限を設けません

また、研究ラボを移す必要があれば、その費用も肩代わりするとしています。


名古屋大学では、ノーベル賞や文化勲章などを受けた研究者を「特別教授」として、定年後も研究を続けてもらっていますが、それとは一線を画す若手研究者に向けた制度です。

世界の大学と競うために、12月7日に創設されたこの「卓越教授」の制度。任期は6年で更新可能です。杉山総長は「まずは今年度中にひとり決めたい」と話しています。

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