群馬県神流町の文化財パンフレット作成のための文化財調査委員会議が町中里合同庁舎で開かれ、3月の発行に向けて打ち合わせを行った。
同町には県天然記念物の恐竜の足跡「瀬林の漣痕(れんこん)」など29の指定文化財があり、その全てを掲載することを決定した。西沢晃委員長(86)を中心に、執筆の分担、紹介文の添削、写真の選定、図案の構想などを進めた=写真。
2003年4月に旧万場町と中里村が合併し、町誕生20年になるのに合わせて、町教委が企画。19年からスタートしたが、コロナ禍のため会議を見合わせてきた。本年度は感染拡大の合間を縫って会議を開催し、これまで現地調査を含め5回開催してきた。
西沢委員長は「計画通り完成に間に合いそうでよかった。記念事業にふさわしいものができる」と話した。
A4判4ページフルカラーで、公共施設などに置くことにしている。