/ 0

この記事は会員限定です

先生の質を保てない 公立2000校で欠員、1年で3割増加

教育岩盤・迫る学校崩壊(1)

[有料会員限定]
think!多様な観点からニュースを考える
田中道昭さんの投稿田中道昭
この記事のポイント
・教員不足や不登校拡大など「学校崩壊」の危機が迫る
・教職の魅力低下で倍率は最低。2000校で欠員が発生
・人材確保へ、役割や待遇の見直しが不可欠だ

教員不足や不登校の急増などで「学校崩壊」の危機が迫っている。社会の変化に応じて仕組みを変える動きの鈍さが原因だ。人材育成の土台が機能不全に陥れば国力の低下を招きかねない。学校を持続可能にする条件を探った。

「病気や出産で休暇に入る教...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り1510文字

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
  • 田中道昭のアバター
    田中道昭立教大学ビジネススクール 教授
    ひとこと解説

    「教育の仕事ははかない」―明大の斎藤孝先生の岩波新書『教育力』での言葉です。見返りではなく教職に使命感や誇りを持てる人でなければ向いていない仕事だという趣旨です。文科省が昨年12月に発表した公立学校教職員の精神疾患による休職は過去最多の5897人。記事にある欠員数2778人を大きく超える結果。実妹の勤務する公立校では昨年欠員が2割を上回り残された教員の負担も増大していると指摘。「クレーム等が増え教職という仕事が重要だと思えなくなってきている先生が増えている」とは実妹の見解でしたが、教職に使命感や誇りを持てるような環境を社会が努力して創っていかないと先生の量さえも確保困難になると憂慮されます。https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00006.htm

    この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
教育岩盤

「岩盤」のように変化を忌避する日本の学校教育。新しい試みに背を向けたままでは、国際化やデジタル技術の進展、新型コロナウイルス禍という時代の転換期をけん引する人材は育たない。「教育岩盤」の実態と打破をめざす動きを追った。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません