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地味ながら北海道用の急行形気動車ですが、キハ58系と同じ仕様(幅広車体、二重床構造、横形機関、室内点検蓋廃止、温水暖房方式、化粧室新設、高運転台化、排気管の車端部移設)となります。北海道特有の極寒対策から二重窓、板張りの床、機関カバーの取り付け、スノープロウ取り付けなどで内地(本州)とは異なる特異な形態が特徴です。
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製品では、国鉄時代とJR時代と分けて製品化...実車と同じく種類豊富に展開しています。バリエーションが多く「どれを買えば良いのだろう?」と思いますが...(本当になんだかよくわからない?ですよね...?)
●国鉄時代は「昭和50年頃」を設定し「原形」「長大編成対応車」の2種類となります。
「長大編成対応車1・2・3」とありますが「少しだけの形態の差で大して気にすることありません」
●JR時代は1種類「長大編成対応車」で、キロ以外の全ての車両にアンテナ(先頭部屋上)が搭載されています。
(※「青帯車」ならび「キハ56-148 JR北海道色」はレア車?とお考え下さい...マニアックな為に使いこなせるエキスパート用です。)



●キハ56系~基本構成
この形式は、キハ56・キハ27・キロ26の3形式で構成され、2台機関で水タンクを屋根に搭載したキハ56、1台機関で水タンクを床下搭載のキハ27、1台機関を搭載したキロ26となります。

◆原形量産車(0番代)
車体設備は153系を基として車体幅や機関形式はキハ80系、台車はDT-22A(動力車)TR-51A(従台車)となり側窓以外はキハ58系と同等です。

◆長大編成対応車-Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ(100番代)
ジャンパ連結器の電圧降下やブレーキ作動時間の遅さを解消し、最大15両編成(23機関)を想定。ブレーキ用制御回路引き通し用として連結器胴受梁下にKE67ジャンパ連結器を採用しています。



●国鉄時代(昭和50年頃)キハ56系シリーズ~


◆原形量産車(0番代)
キハ56(15~47)(D757:M車 / D758:M準)
急行運用より、普通運用でキハ22と組み合わせ根室本線・釧網本線のように2~3輌編成でトコトコ走らせるのが楽しい遊び方です。
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◆長大編成対応車-Ⅰ(100番代)
キハ56(117~120)(D759:M車 / D760:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備しています。
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◆長大編成対応車-Ⅱ(100番代)
キハ56(121~124)(D761:M車 / D762:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備しています。
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◆長大編成対応車-Ⅲ(100番代)
キハ56(138~151)(D765:M車 / D766:M準)

腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備、さらに便所の室内灯を蛍光灯化したため便所側窓を長方形状となりますー!(便所の...流石は国鉄だぜ!)
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◆原形量産車(0番代)
キハ27(17~56)(D769:M車 / D770:M準)
急行運用より、普通運用でキハ22と組み合わせ根室本線・釧網本線のように2~3輌編成でトコトコ走らせるのが楽しい遊び方です。
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◆長大編成対応車-Ⅰ(100番代)
キハ27(108~112)(D771:M車 / D772:M準)
腰折れ形状の変更、側出入口扉の下部に丸窓、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備しています。
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◆長大編成対応車-Ⅱ(100番代)
キハ27(113~118)(D775:M車 / D776:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備しています。
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◆長大編成対応車-Ⅲ(100番代)
キハ27(125~129)(D779:M車 / D780:M準)

腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備、さらに便所の室内灯を蛍光灯化したため便所側窓を長方形状となります。この種類のみ、塗色は内地のキハ58と同様な塗り分けとなり、塗り分け位置が異なります。
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◆長大編成対応車-Ⅰ(100番代)
キロ26(104)(D784:T車)
冷房改造後の姿で、屋上にAU13(5.500kcal/h)床下に冷房用発電機関4DQ-11P(43PS/3.000rpm)発電機にDM72A(25kVA)を搭載。屋上は押込通風器を廃し強制通風装置となります。
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◆長大編成対応車-Ⅱ(100番代)
キロ26(105)(D785:T車)
冷房改造後の姿で、屋上にAU13(5.500kcal/h)床下に冷房用発電機関4DQ-11P(43PS/3.000rpm)発電機にDM72A(25kVA)を搭載。屋上は押込通風器を廃し強制通風装置となります。
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このシリーズの中核となる「国鉄時代」は多層階建て急行での運用が主となりますが、分離後の短い編成としても楽しめます。SLが終焉を迎える昭和50年ですので...9600やD51・C57と並べて在りし日を再現してみるのも一興です。
キハ56・キハ27は「どれにしようかな?」と迷った時は、長大編成対応車-Ⅰと長大編成対応車-Ⅲをオススメします。何故か...この場合は前期と後期があれば各時代に合わせることが出来ます。たとえば1970年頃や1980年代の編成に対応など~。長大編成対応車-Ⅱは増備として、「キロ26」は差がありません?お好みで...



●JR時代 キハ56系シリーズ~

◆長大編成対応車-Ⅱ(100番代)
キハ56(121~124)(D763:M車 / D764:M準)
国鉄時代と同じで、腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備し、先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載しています。
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◆長大編成対応車-Ⅲ(100番代)
キハ56(138~151)(D765:M車 / D766:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備、さらに便所の室内灯を蛍光灯化したため便所側窓を長方形状となります。こちらも先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載しています。
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◆長大編成対応車-Ⅰ(100番代)
キハ27(108~112)(D773:M車 / D774:M準)
腰折れ形状の変更、側出入口扉の下部に丸窓、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備。先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載しています。
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◆長大編成対応車-Ⅱ(100番代)
キハ27(113~118)(D777:M車 / D778:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備しています。先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載。
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◆長大編成対応車-Ⅲ(100番代)
キハ27(125~129)(D781:M車 / D782:M準)
腰折れ形状、側出入口扉の下部に丸窓、屋上両端に通風器が増設、ブレーキ用制御回路用のジャンパ連結器KE67を1基装備、さらに便所の室内灯を蛍光灯化したため便所側窓を長方形状となります。この種類のみ、塗色は内地のキハ58と同様な塗り分けとなり、塗り分け位置が異なります。先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載。
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国鉄時代との形態の差は無く、先頭部屋上に「防護無線アンテナ」を搭載していることが特徴です。晩年、末期の急行編成や赤字ローカル線区の「さよなら」編成としてお楽しみいただけます。趣味として、この時代のモノを使いこなせる方は「本物」です!



●JR時代(特別編) キハ56系シリーズ~

◆JR北海道色
キハ56-148 (D787:M車)
唯一、セミクロスシート化改造を施されたキハ56で塗装もJR北海道色に変更、札幌あたりで活躍した幸運車です。
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◆青帯車
キハ56 (D788:M車 / D789:M準)
旭川区所属する一部の車両は「青帯」を纏い、夏季の海水浴臨時列車(留萌本線)に使われました。他の遊び方としては、快速や普通運用の編成内に組み込みましょう!
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中々見られない車両ですが、編成のアクセントとしての利用価値は抜群です。普段どうでもいいモノとなりますが...まぁ個性ある車両たちです。



●キハ56系の魅力~多層階建て急行
この形式の魅力はやはり多層階建て急行となります。キハ58系と似ながらも短い編成が団子の様に付いて走る姿は堂々たるもので、その長大編成には魅了されるはずです。
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キハ22も極寒の北海道で庶民の足として活躍した功労車です。キハ22は「急行」運用もこなす優れた気動車でした。多層階建て急行に付いたり単行で急行と縦横無尽に活躍しました...遜色急行...?急行らいでん?...
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◆名門急行「宗谷」
 函館~稚内間682.5kmを走破する長距離急行です。当時は交通機関が少なく鉄道が庶民の足でした。、特に冬季は多くの職員の努力で鉄路が守られていたことは忘れてはいけません...(※模型はメンテナンスをしっかりと...)
キハ56+キハ27+キハ56+キロ26+キハ56+キハ27+キハ27+キハ56 と8輌編成(7輌編成)で楽しみましょう!


青函連絡船からの乗客を満載?し発車後、途中で711系とすれ違う...どことなく寂しい表情が
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非冷房のキハは冷房と違い「良い感じ」です。この時代、クーラーは高嶺の花なので...
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旭川を通り、音威子府へ...(※あれ画像が...いつの間にか1975年から1987年へ...)
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地味な存在のキハ56系、製品では細部まで「こだわり」抜いた弊社の自信作です。個々の形態の違いなどを妥協無く仕上げ、特に手すり位置やライトケース位置など、その差をじっくりと見ていただきたい製品となります。動力も「キャノン製LN-15モーター」を搭載していますので安定した走行をお楽しみいただけます!内地には無い個々の魅力を持つキハ56はいかがでしょうか?


# by endotachikawa | 2020-01-05 17:16 | 鉄道模型 | Comments(0)