白き魔女と黄金の林檎

作者 みみぞう

699

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★★★ Excellent!!!

心にある想いを秘めた見習い審議官によるハイファンタジー。
この言葉だけなら既視感があるかもしれませんが、物語を巧みに展開させ他と一線を画しています。

三人称視点でありながら心理描写がしっかりいる点が良き。
物語に奥行きを持たせています。
魅力的なキャラクターも相まって読み手をグッと惹きこんでくれます。

そして主人公に次々と魔の手が襲いかかります。
遂には教会の暗部に触れてしまい……
おっとネタバレ注意!
とにかく息を尽かせぬ展開で読者を飽きさせません。
ちょっとボリュームあるし今からはなぁって心配はご無用。
気が付けばあっと言う間に読み進めているはずです。

(第一部55話時点での再レビューです)

★★★ Excellent!!!

まずは称えさせてください

最高の物語をありがとう!!!!!

ゴシック建築のおどろおどろしい建物、黒いウールや本革の重たげな衣装を身に纏った人々、「審問官」という不吉で禍々しい職業、凶悪な魔女や恐ろしい呪具…

濃厚に死の匂い立ち込めた過酷な世界が、正確無比な筆力によって、霧の流れまで見えるがごとく鮮やかに描き出されます。

いやもうこれは、小説を超えて映画!!!

ポッターシリーズ、薔薇の名前、ロード・オブ・ザ・リングシリーズ……そのあたりの中世近世ヨーロッパ重厚画作り超得意なスタジオの新作が、脳内に完全再現されていました。

読んでる最中、まっこと至福でした…

特筆すべきは正確無比な描写力だけでなく、プロット!!!

タフで過酷で、それでいてユーモラスなシナリオは、全く中だるみも脱線もなく読者を飽きさせず、最後まで奈落の底を走り抜けるジェットコースターに乗せ続けてくれます。

キャラクターも一人残らず魅力的です。
全員毒があって、どこかしらイカれていて、一筋縄ではいかないツワモノ揃い。

読めばわかる。
圧倒的な物語。

この残酷にして魂が震える世界を、ぜひ堪能してください。

そして書籍化…漫画化…アニメ化へと導き、ぜひ銀河爆発級アルティメットダイナマイトセクシー主人公アルヴィンくんのグッズを我が家に来臨させたもう!!!!!
なにとぞおおおおお!!!!!

★★★ Excellent!!!

魔法を用いて人々に害をなす存在、魔女がいる世界。
魔女を駆逐するために、審問官という存在がいた。

そんな審問官見習いであるアルヴィンは、父の死に関係していると思われる老審問官ベラナに師事し、父のことを知りたいと願う。

しかし、魔女と審問官それぞれが、アルヴィンが思いもよらない闇を抱えていた……

本作を一言で表現するなら、「銃と魔法のダークファンタジー」です
銃使いのアルヴィンと魔法使いの魔女たちが織り成すバトル物と見せかけて、実際には組織の陰謀が色濃く描かれたディープな物語です。
テンポのよいバトルシーンと息つかせぬ展開にワクワクさせられ、ページをめくる手が止まりません。

未熟な少年(ただし将来性は十分)vs巨大な悪の組織という構図が好きな方には、ぜひお勧めです。

※本レビューは、第一部(原初の魔女編 55話旅立ちの朝に)までを読了時点での内容となります