『日月神示』の中に、外国人にも「日本人の御魂」のある人がいるという内容のことが書かれてあります。私はこの「日本人」という表現は納得できないのですが、内容はよく理解できます。
日本人だろうが外国人だろうが、気づきを得る存在であるという点では誰もが同じ存在だと思っています。生まれ育った地域の生活環境や慣習やらで、国民性や県民性などといったものがあるのは当然です。しかし、その「○○民性」というものがいかに後天的で、人間本来の知性とは全く関係のないものであるかということに気づいた人たちは、○○民性ということを取り払って人を観察することができるようになります。
いつも集団で大声を出して騒いでいるとか、気に食わないとすぐに攻撃的な態度に出るとか、他人に親切にするということがほとんどないとか・・・そういう○○民性から抜け出すことができた人は、どんな民族どんな地域の人たちの中にもいます。そういう人を、上記の気づきを得た人たちは見るのです。そうすると、生まれた国とか肌の色とか、そういうことは人間の最重要な価値とはなんの関係も無いことがわかります。
ユダヤ人だけが最悪なことをする民族だと思いますか?
ユダヤ民族がいなかったら、こんな酷い世の中になっていなかったと思いますか?
日本人だけの世界だったら、とても平和で豊かな社会が構築されていたと思いますか?
第二次世界大戦でもしも中国が独り勝ちしていたら、地獄のような社会となっていたと思いますか?
そう思う人がほとんどだから、この世界から戦争や差別や貧困の格差がなくならないのです。