山形マット死事件から30年 元生徒の支援団体「自己過失と考えた方が合理的」

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山形 2023.01.13 20:45

明倫中の事件をめぐっては〝無罪〟を主張する元生徒たちの支援団体が再審請求に向けた活動を続けている。団体の共同代表がYBCの取材に応じた。
活動を続けているのは「山形明倫中裁判・再審を支援する会」だ。

高山信男共同代表「物的証拠が何もない。人的証拠という目撃者もいない。私たちも何か力になりたいと活動が始まった。警察の取り調べが厳しくて、かなり強引な取り調べで、頭を小突いたり、灰皿を投げたり、『うん』と言わないと家にも帰さないぞと。それに耐えられなくなって、やっていないことを、やったと言ってしまったと」

事件発生から30年。元生徒の一人は、こう述べているという。

高山信男共同代表「元生徒は、『自分がやっていないので、悔しいことには変わりがない。自分は新庄に住んで、仕事をしているので、新庄が好きで、離れられない。これからの具体的な見通しはできない』」
「児玉有平さんが何が原因でどうやって亡くなったかは、私たちでは何も分からない。裏付けるものが何もない。何らかの状況があって1人で自己過失で亡くなったと考えた方が合理的。7人が関わってやったということは違う」

支援する会は今後も、再審請求に向けた模索を続けていく。

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