うちの近所に漫画に出てくるような辣腕の企業家ババアが住んでて、今にも潰れそうな商店を表向き営んでいる。
その婆さん、まったく金にならん赤字垂れ流しの、だが、婆さんと爺さんの原点だった商店を営みつつ。
商店を株式化して、傘下に複数の飲食店、美容院、スポーツジムなどを経営しつつ、不動産賃貸などで利益を上げてる。
稼ぎを挙げてるスポーツジムの親会社がこんな寂れた個人経営の商店だと知ったら、顧客の有名人は度肝ぬかすだろうな(笑)
俺は家で仕事してるので、昼食は週に2,3度は汚い商店でパンとかレトルト食品なんかを買って帰ってくる。かれこれ通って数年になるかな。
常連なので電話口で部下をどやすとき以外は暇なババアに捕まって、日々の挨拶と短い会話から始まって、毎度10分ほどの雑談に付き合わされることに最近なった。
だいたい、その会話ってのが80代の婆さんとするような会話にならないw
婆さんなら婆さんらしく、足腰がいてぇ、嫁が意地悪だ、孫が可愛いとか、そんな話してればいいんだけど、だいたいは仕事の話、人生の話になる。
もちろん最初は、毒にも薬にもならぬ世間話だったんだけど、1年2年と通ってるうちに仕事の話をする相手にされてしまった様だ。
だが、この婆さんの話が面白いんだよね。だから、俺も懲りずに行ってるのはある。
今日は、こんな事を言っていた。だいたい、話は自分の仕事自慢、金持ち自慢から始まる。
月々15万くらいの年金で細々と生きてるお年寄りと、あたしの間に差はそんなにないの。
「この商店を始めてね。少しだけ生活に余裕が出始めて来た時よ、あたしが普通の人であれば、その余裕を蓄えて備えるってことを考えたと思う。
でも、あたしは、そんな小さな成功じゃ我慢できなかったのね。だからその金と店を担保に、レストランを開いたの。」
「いわゆる大衆食堂じゃなくて、会員制の誰かの紹介がなければ入れない、そんな高級レストランを始めたのね。
普通なら誰でも入れる食堂をやるわね。でも、あたしはね。儲けたかったの、だから金持ちだけを相手にしたかった。
沢山借金をして良い料理人を雇って料理にもこだわって、何でも客の要望を叶える店にして、知り合いを最初の客に選んだわ。
それが大当たりしてね。」
「普通は、こんな馬鹿な事考えないし、やらないでしょ?あたしにもね成功するって確信なんてありゃしなかった。
でもね、人一倍欲が強くて、そして勇気があったから、あたしは踏み切ったのね」
「成功したあたしと、年金暮らしのお婆さんの差はね。勇気と欲、それだけなのよ。出来る男はね、我儘だし強欲でなくちゃいけない。
うちの爺さんは、女遊びは酷かったし、金遣いは荒いし、ほんとにロクデナシだったんだよ。だけど、ロクデナシには色気があるの。
あんたみたいな婆さんの話に付き合う優男は駄目。成功なんかしないし、色気もないから女も寄ってこないわ。
あんたの目が、もう僕は今の人生で十分ですって言ってる。女はね。雄としての色気を感じるかどうかで、そういうのが分かるのよ。」
とまぁ、こんな感じ。
毎度、いちいち最もだなと思いつつ聴いてる。
確かに、俺はそこそこ自慢できる稼ぎを貰ってるけど、その上なんて見たこともない。見る気も、当の昔に消え去ってる。
だから、ここで打ち止めだと思う。業績や仕事の結果には拘るけど、それは、それだけの事で、出世も大金も要らんという気分でいる。
「あんたは駄目。成功なんかしない。部下としてなら役に立ちそうだけど、身の程を弁えて人の上には立たない事ね。」
と言われるけど、まぁ、その通りです。
なんだかんだで、あの婆さん、優秀だし、かなりやり手だよ。
最近始める事業について意見を求められるけど、話を聞く分には判断は妥当だし、俺が部下なら支持できる人ではある。
既に80代、耄碌してても良い筈だが未だに現役の実業家にして、女性なんて家に入って当たり前の時代の成功者。
偉大な先駆者といっていいだろうな。
「男を仮想敵にしてるのがダメだし頭悪いから嫌い。そんなの長い目で見て世間が受け入れるはずないもの。
男好きな位でなければ、女だって成功する原動力はない。男女はね。愛し愛され、騙し騙されて、持ちつ持たれつなのよ。」
と良く言ってる。
うらやましいなあ 面白い人じゃん。俺も会ってみたいよ。 フェミとか男女問わずバカが目立つよね。バカでも簡単に発信できるようになったからってだけで知能レベルが落ちたってわ...
おもしろいババアだけど所詮n=1だね 仕事舐め腐った性悪クズに魅かれる女もたくさんいる いやでもババアもろくでなし爺に魅かれたわけだからやっぱりクズ男はモテるのか…?
有能が有能を呼ぶって感じだな 無能なおっさんがその婆さんと話したら耐えられないだろう
有能であることと倫理観の良し悪しは関係ないからね。 汚い世の中にうまく適応できたから成功した。 汚い世の中をなんとかしようという人達とは最初から立ち位置が違うんだよな。 ...
最後容赦なさ過ぎて草
ほんこれ
多少成功経験ある経営者って、失敗するとだいたい経歴盛りまくりの(空想)自慢話するようになるよな。 こういうのに騙される元増田哀れ。 自分は、データ入力のバイトで黒部の太...
電話口で部下をどやすのが増田の仕事なんですね。
お前は無職
増田の職業と業務内容を確認しているんだ
近現代日本のエスタブリッシュメントがほぼ犯罪行為に手染めてきてたのってこういうことなんだろうな 黒田清隆なんて嫁さん殺してるし、井上馨は芸者の髪に火付けて焦って消そうと...
男は今日も増田で嘘増
anond:20230110135914
今夜、ババアを襲え。 明日から雌の目で見てくるぞ。
結果 中折れ
成功したのは婆さんなのに爺さんがロクデナシである必要
薄い自己啓発本にありそうな文体 このタイプの創作を書くのって気持ちいいんだろうな
フミコフミオが書いてそう
でも執筆所要時間書いてないよ。
くどいかもしれないけど 電話口で部下をどやすのが増田の仕事なんですか? 仕事ってそんな程度のもんなんですか?
いきなりフェミの話になって笑った コピペ改変か何かか?
なんかの自己啓発の本で読んだ話。
今日の創作コーナー
最後(笑)カトリーヌ・ドヌーブかよ(苦笑)
中身ないなー 作者の頭が悪いから有能を描けないの典型だわ
「電話口で部下をどやすとき以外は暇な、ババア」「電話口で部下をどやすとき以外は、暇なババアに捕まって」どっち??
実のある話ってのは話自体に実があるんだよね 誰が言ったか自体が実になるように登場人物の詳細を語ったり自分がそう感じたと感想を垂れ流してるような話は人物の設定に要件が偏っ...
俺もウチの婆ちゃんに似たこと言われてたなあ。年収が1000万円前後で安定してた頃から 「なあ、◯◯(名前)。あんた今の収入で満足な顔しとるけど、男はずっと上見とかないかんよ」...
アンパンマンマーチの方が有能だよ 自分が何をしたいかと成功は違う
良く知られてるアンパンマンマーチ、あれって2番なんだよね 1番の歌詞は子供には難しすぎて、テレビシリーズでは敢えて2番にしたとのこと では1番の歌詞とは? どれだけ心が傷...
あなたみたいな人を好きになって、相手に少し欲をもってもらった途端、その人が急にハゲたことがあります。男性ホルモンが出ちゃったんでしょうか。 ハゲたくなければ、今のままの...
>有能なおばあさんの威を借りて自分の意見を発信するのはまさしく小物感あって、そこはおばあさんに同意する。 クソ笑った
一番最後の部分について 自分は成功したけど古い考えままの人がいることは驚かない ガンダムの原作者みたいなものじゃん このおばあさんの言葉を借りるなら成功するのは ここで「...
ガガガガガンダムの原作者wwwwwwww 富野由悠季って書けないのwwwwwwwww
フルネームで書くなんてキモいオタクみたいだから嫌だよ 押井守とかも書けても書かない キモいオタクみたいだから。
名前書くだけなのにwwwwwwww オタクみたいってwwwwwwwwww 君の名前もオタクなのかなwwwwwwww
高級レストランなんて、ほぼ持ち出しの世界。庶民出身者が演出できる世界では無い。やり直し。
小さな商店で稼いだ金で高級レストラン始める資金作れるんだろうか(マジレス
CFがある店舗を担保に入れて借金するならなんとかなるんじゃないの
タバコ・酒を売ってたとかなら全然ありうる
ホンダもソニーもパナソニックも最初は町工場だった。高度経済成長や人口ボーナスがあれば大企業になっていけたのが昭和の時代。 いま岸田首相がスタートアップへの投資って盛んに...
葬儀って今コンパクト化が甚だしくてまったく儲からんぞ
ZOZOなんかわりとそういう沿革じゃない? 今の時代でも出来るやつはできるんじゃない?