ハイテクシャフトだけでなく、
ソリッドシャフトにおいても、
トビが異様に少なすぎるシャ
フトは、撞球操作において複雑
な仕事、細かい職人芸を実現し
難い。
あまり好きではない。能力にス
ポットを当てると「いいね~」
となるが、実は総合力では欠缺
も具備している事を見逃しては
ならない。
この画像のソリッドシャフトも、
撞くだけの性能は非常に良い。
押し・引き・コシ・音・打感。
すべて及第点以上だ。音などは
特筆的に良い。シャフトが締ま
っている事の現出だ。
だが、異様にトビが少ない。
嫌いではないが、あえて言うな
らば、好きなシャフトの類では
ない。
トビがある程度出るシャフトの
ほうが多種多様な球種を撞ける。
これ事実。
ハイテクシャフトでの手玉直進
性がもてはやされるのは、それ
は野球の投球で直球のみで勝負
しようとしているようなもの。
複雑な技術の運用は無い。
それゆえ、ハイテクシャフト愛
好者たちは、どんどん手玉の中
心に撞点が寄って行き、しまい
にはチョン突き転がし玉になっ
て撞球の技法本筋から逸脱する。
これは全般傾向でそうある。
理由は簡単。
手玉直進性優先のみでヒネリに
よる先玉スロウについての見越
し対処ができないからだ。
(できる人はハイテクシャフト
だろうとヒネリをバンバン入れ
て、かつキューも切らせて行っ
ている)
順を入れたらスピンにより先玉
は薄く軌道がずれて進行する。
歯車作用によって。スロウだ。
そのためにはずっと厚く狙う
見越しの補正が必要になる。
だが、大抵ハイテクシャフト
が良質シャフトと思い込んで
いる層は、トビをイコール見
越しだなどと大誤認をしてい
て、識別ができていない。
「見越しがあるキュー、無い
キュー」などとこの世に存在
しない不見識な事を言いだす。
見越しとは人間による補正目
測行為の事だ。キューに見越し
などは存在しない。
識別認識が不在ということは、
対処法たる補正行為のあり方
についても知見を巡らす事は
不能だ。
最近ではスロウを無視して、
何が何でも真ん中で撞けとま
で指導するプロまでいる程だ。
ソリッドシャフトにおいても、
トビが異様に少なすぎるシャ
フトは、撞球操作において複雑
な仕事、細かい職人芸を実現し
難い。
あまり好きではない。能力にス
ポットを当てると「いいね~」
となるが、実は総合力では欠缺
も具備している事を見逃しては
ならない。
この画像のソリッドシャフトも、
撞くだけの性能は非常に良い。
押し・引き・コシ・音・打感。
すべて及第点以上だ。音などは
特筆的に良い。シャフトが締ま
っている事の現出だ。
だが、異様にトビが少ない。
嫌いではないが、あえて言うな
らば、好きなシャフトの類では
ない。
トビがある程度出るシャフトの
ほうが多種多様な球種を撞ける。
これ事実。
ハイテクシャフトでの手玉直進
性がもてはやされるのは、それ
は野球の投球で直球のみで勝負
しようとしているようなもの。
複雑な技術の運用は無い。
それゆえ、ハイテクシャフト愛
好者たちは、どんどん手玉の中
心に撞点が寄って行き、しまい
にはチョン突き転がし玉になっ
て撞球の技法本筋から逸脱する。
これは全般傾向でそうある。
理由は簡単。
手玉直進性優先のみでヒネリに
よる先玉スロウについての見越
し対処ができないからだ。
(できる人はハイテクシャフト
だろうとヒネリをバンバン入れ
て、かつキューも切らせて行っ
ている)
順を入れたらスピンにより先玉
は薄く軌道がずれて進行する。
歯車作用によって。スロウだ。
そのためにはずっと厚く狙う
見越しの補正が必要になる。
だが、大抵ハイテクシャフト
が良質シャフトと思い込んで
いる層は、トビをイコール見
越しだなどと大誤認をしてい
て、識別ができていない。
「見越しがあるキュー、無い
キュー」などとこの世に存在
しない不見識な事を言いだす。
見越しとは人間による補正目
測行為の事だ。キューに見越し
などは存在しない。
識別認識が不在ということは、
対処法たる補正行為のあり方
についても知見を巡らす事は
不能だ。
最近ではスロウを無視して、
何が何でも真ん中で撞けとま
で指導するプロまでいる程だ。
手玉直進性が異様に強いシャフト
は、ハイテクシャフト、ソリッド
シャフトにかかわらず、球種が
極度に狭くなるという点におい
て、本質的なところでは総合的
にトータルバランスとして良性
シャフトとは言えない。
だが、好みは別。「いいね」の
「いいね」はキュー性能として
総合力で100点満点の「良いね」
とはイコールではない。
なお、ビリヤードのキューには
「パワー」なるものは一切存在
しない。内燃機関のような出力
は存在しない。ただの棒だ。
キューにあるのは反発力であり、
それはパワーではなくフォース
だ。repellent force である。
きちんと概念は正しく認識すべ
きだろう。