さて残ったヴァヤヴィヤとツァンダリーはどうなのかというと、この二つは使える。
これらを使って上丹田を覚醒させる。
これが解脱。
そして心滴を風に乗せスシュムナー管を中丹田に降ろす。
更に下丹田にまで降ろして、この三つを統合した段階が最終解脱。
上丹田による智慧の獲得、中丹田からハートを開き愛の獲得、下丹田で肚を獲得する。
中丹田とハートは別なのだが、中丹田に降りてからでないとハートは開けないのでこの二つを区別する必要はない。
ちなみにハートは中丹田の左側にある。
愛についてオウムの連中は勘違いをしているが、四無量心では愛を獲得できない。
四無量心はどこまで行っても心の働きであり、心の作用を止滅する事で愛そのものになる。
ハートの愛は不変であり始めからそこにある。
努力によって心を愛で満たすのではなく、心を捨てて愛そのものへ到達する。
これが修行である。
とまあ、これがオウム真理教における最終解脱までの修行体系なのだが、驚くべき事に麻原がこれを完成させたのは今から30年以上も前の事なのだ。
ま、残念な事に、今のアレフには何も残っていない。(笑)