小説を書くコツがわかった! お前ら聞きたいか?
これが一番大事で凄く難しいんだ
どんなにしょうもない話でも「主人公は~したくて、読者はそれを応援したい」っていう構図がばっちり決まってれば、読者が読み続ける理由になる
作者は主人公に大きな目的を持たせたがるけど、読者が応援できてなかったら意味がない
で、主人公の目的に共感させるためのいい方法が思いついたんだ
仕方ないな
まず俺から説明する前に見て欲しいものがある
ちょっと待ってろ
第一階層「生理的欲求」
生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)。
第二階層の「安全欲求」
危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
第三階層の「社会的欲求(帰属欲求)」
帰属(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めるようにます。
この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなると言われます。
第四階層の「尊厳欲求(承認欲求)」
他者から認められたい、尊敬されたいです。
第五階層の「自己実現欲求」
自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど。
第六階層の「自己超越」
「目的の遂行・達成『だけ』を純粋に求める」という領域で、見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だといいます。
生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、尊厳欲求、自己実現
で、左のものほど読み手は簡単に感情移入できる
逆に右に行くほどに背景がないと感情移入されなくなる
だからまずは「主人公が飢える話、渇く話」や「静かに眠りたいと願う話」をきっちりと感情移入させて読める様な短編を書くのが訓練にいいと思う
六段階目はマズローが後に提唱したものだ
だがこの領域に立てる人間はほとんどいないとされているから、基本的には五段階説とされている
つまり目的だけ果たす超人様を読者に理解させるのもそれだけ難しいということだな
へー、ためになったぜ
これをきっちり書くことができれば、後は主人公の立場を動かして自在に好きな目的を持たせたりできるはず
「生理的欲求の章」
一人でゾンビだけの街に残される。
ゾンビから逃げながら食べ物を集めたり、小さな倉庫で脅えながら眠る。
「安全欲求の章」
武器を集め、設備の整った建物を占拠することに成功する。
安心して眠ることができた。そうすると次に孤独感を覚える様になった。
「社会的欲求の章」
他の人間に助けられ、彼らと行動を共にするようになる。
「尊厳欲求の章」
中での活躍が認められ、リーダーになる。
可愛い恋人ができる。仲間からも頼られる。
「自己実現の章」
自身の強みと経験を活かし、他の生存者を探して助けていく様になる。
「超越者」
世界からゾンビを消すことが自分の生まれてきた意味だと確信する。
ゾンビを倒し続けて英雄になる。
でもそれ序盤はホラーパニック系だけど中盤から無双バトル系にジャンル変わっちゃうじゃん
パニック見に来た人は途中からなんだよこれってなるし
ゾンビバトル展開見たい人はそこまで付いてこないし流れとしては自然でも面白いかは別じゃね
動機しっかりと積み上げようって話だからな
パニックものはこうしたら受ける!って話ではない
動機をしっかり積み上げて、応援できる主人公にしようって話をしたいんだ俺は
それに見る人は一定数いると思うぞ
パニック映画でも最後は撃退したり逃げ遂せたりで何らかの勝利を得るのがセオリーだからな
先の展開も大体当てはまってて悲劇入ってるから尊厳だけちょっと違うけど
これも見てみたら展開を作るヒントになるだろうと思う
呼吸欲求から排便欲求、保存欲求、屈辱回避欲求から同化欲求、好奇欲求なんてものもある
主人公だけじゃなく、仲間や敵、足を引っ張る奴を魅力的にするのにも役に立つはずだ
生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)。
第二階層の「安全欲求」
危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
第三階層の「社会的欲求(帰属欲求)」
帰属(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めるようにます。
特にここまでは外的な欲求で、低次の欲求とされている
書けば簡単に感情移入させられる
だから「生存を脅かされるシーンの続くパニックもの」や「ただ飯を食うグルメもの」はジャンルを確立させることができたといえる
最近だと時間の隙間を見つけて激務の教師が眠ろうとする漫画なんかもあったな
他にも「ぼっちが友達を作ろうと苦心する話」なんかもそれだけでストーリーの主軸になるだろう
欲求は簡単に読者を物語に引き込ませるアイデア箱だと思っていい
たぶん方程式とか考えないで書き始めるヤツこそが作家に向いてる。
マズロー自体は創作論は一切関係ない話だぞ
俺はこれを創作に発展させればいいのではないかと気が付いたんだ
うんだから気がついただけでわかったわけじゃないじゃん
わかったっていうのは実践で理解したって意味だから
>>1をちょっと尊敬
ゾンビの分析は、なるほど!(・∀・) と思いました。
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ディスカッション
コメント一覧
マズローは知らんかったが、イチ君の言ってることは勘で分かってたし それに基づいて書いてたわ。
でも面白かった。
割とまともな事を言ってた
まあ的外れな内容ならわざわざまとめる事もないだろうしな
なろう作品ってだいたいその理論に当てはまってる気がするけど、共感得られてますかね?
スレ主の研究は正しいと思うし、けちつける訳じゃないが…難しいねんな
これはなるほど、確かに理解できた
起承転結やら序破急やらに通ずるものがある
大体は共感できますが、ゾンビものの超越の部分は統合失調の中でも妄想型統合失調症の傾向が出ているのかなと思いました。
芸能人の本は4かな。
※3
ツナマヨコーンは旨くても大量にはくえない
珍しく頭いい人の解説を見た
※23みたいに突っかかりたくなる気持ちもわからんでもないが、これは小説書いてみて、でもなんか思ってたんとちがくて、だけどやっぱりいい物書きたいって人が見れば、試すまでもなく役立つってのがわかるんだよな
むしろ、最近は馬鹿の一つ覚えみたいに共感共感!を煽っていてウザい
しかも編集や作者が想定している読者像が偏っている上に狭いから、既視感しかない
最近は「憧れ」の描写が薄っぺらくて俗物的になった気がするよ
いわゆる「高み」やなくて、宝くじに当たった人、恵まれた環境を「羨む」ような感じ
聞きかじりかも知らんけどわりとためになったわ
確かに登場人物に共感出来るかで読み続けられるかどうか変わってくる
人を助けたい欲求は4番なのかな?それだけ分からなかった
荒木も書いてたけど主人公に限らず味方も魅力的な悪党も基本的に読者からの憧れか共感が必要なんだよな 話の中の登場人物からどれだけプラスの評価をされても読者から好かれない限り魅力的とは言えない そこらの設定の巧さが話の面白さを大きく左右するよな
面白いです!
ラズローの欲求段階説?そしてその段階に寄り添うゾンビ物語の書き方の説明。
お見事です!
と絶賛した後に言い難いですが「知る」と「できる」は違います。知るだけでは足りません。
蛇足(正しくは追伸、今時はP.S.)
理想としては、当て嵌まる作品または登場人物の紹介あれば良かったかな?
生理現象のハメたいがないのはなぜ?
流行りのなろう系は皆とハメるやん。
14番さん。
そんなことを論文に書いたら、女性から斬り捨てられますよね?
多分、男しか見ないとは思いますが、女性に見せる男性も、いるかも知れない。
※14
それは 第一階層「生理的欲求」に入るのでは。
ハメたい云々のあからさまな解説を読みたいなら、フロイトの夢分析あたりをどうぞ。