福岡・北九州市で起きた窃盗事件の一部始終をとらえた防犯カメラ映像。
この記事の画像(15枚)大晦日を翌日に控えた12月30日の午後10時ごろ、弁当の無人販売店にスマホを耳に当てながら男が入ってきた。
男は会計用の箱に近づくと、ポケットから財布を取り出し、入っていた小銭を箱の中へ。
ところが次の瞬間、箱に手を入れ、中から小銭を取り出すと、そのまま財布の中にしまいこんだ。“入れては取り出す”行為を繰り返すこと約9回。
男は商品の弁当2つを袋に入れると、スマホを耳に当てながら立ち去っていった。
銀次郎のお弁当 恵山高志オーナー:
(窃盗被害としては)弁当は2つ取って、(現金も)100円玉、500円玉。合わせて2000円ぐらい。
元日にも再び 手配貼り紙見ても無視
犯行はさらに続く。
2日後の元日の夜9時前、黒っぽいコートを着た男がやってきた。2日前の人物と見比べてみると、服装こそ違えど首の後ろに“同じようなホクロ”があるのがわかる。
男は店内を物色した後、会計箱の横に急きょ貼られた紙に気が付いた。
2日前の被害を受け、店が貼り出した顔写真入りの(手配の)貼り紙だ。
しかし、男は犯行を思いとどまることなく、小銭を何度か箱に投げ入れ、手に取った弁当3つを袋の中へ。
代金としては不足している上に、店を出る前には再び箱に手を入れ、小銭をつかむような仕草を見せた。
「取ったでしょ?」リアルタイムでオーナーが目撃
店のオーナーは防犯カメラを通じて、この時の様子をリアルタイムで確認していて、すぐさま警察に通報。警察官とともに現場近くで不審な男を発見したという。
銀次郎のお弁当 恵山高志オーナー:
(警察官と)弁当どうしました?と言って呼び止めて、取ったでしょ?と言うと(男は)「はい」と言ってましたね。被害を受けた側としては、とにかくやめてもらいたいですね。
警察は男から詳しく事情を聞いている。
(「イット!」1月6日放送分より)