長編詩『青年の譜』のお話
Posted on 09, 2012
さらに青年よ 君たちよ!
今世紀を段階にして
二十一世紀の彼の山を目ざしゆこう
美事に逞しく登攀し
新しき世紀の展開の
幕を再び開くのだ
青年よ!
生き抜くのだ
断じて 生き抜くのだ
絢爛とした 総体革命の主体者として
決然 歴史に勝利するのだ
午前八時の
青年の太陽(かれ)は 今日も昇りゆく!
青年の鼓動にあわせて昇りゆく!

≪ナレーション≫ 本日の寸劇人間革命は、長編詩 「青年の譜」のお話であります。
時は昭和51年西暦1976年1月。
学生部の先輩が、薄いブルーの表紙の、小冊子を持ってきたのです。
その小冊子のタイトルには、「青年の譜」と記されていたのであります。
≪先輩≫ われには われのみの使命がある
君にも 君でなければ 出来ない使命がある
このフレーズは前から知ってたけど、この詩にこんな深い意味があるとは知らなかったよ。
ちょっと読んでみるよ
青年の譜
天空に雲ありて
風吹けど
太陽は 今日も昇る
午前八時の青年の太陽(かれ)は
無限の迫力を秘めて
浸透(しんとう)しつつ 正確に進む
幕は落ちた 第二の十年
線上より 広く面上にうつり
高く聳(そび)えゆく
二十一世紀の結実の文化の作業をするのだ
それは 君達の踏む檜(ひのき)舞台!
誇り高き 初登場だ!
われには われのみの使命がある
君にも
君でなければ 出来ない使命がある
青春の躍動せる力なくして
老いたる世代に 何ができるか
未完成より 完成への構築の坂
青春の歌
文化の曲
革新の銅鑼(どら)を 鳴らしながら
勇壮に 雨に打たれて働こう
鉄は冷たい 烈風(れっぷう)もある
鉄は重たい 汗も出る
だが 労苦と使命の中にのみ
人生の価値(たから)は生まれ
壮麗(そうれい)なる結晶の曲が響きわたる
≪後輩≫先輩、いい詩じゃないですか。すごい!
≪先輩≫実はね、この詩の暗唱運動が始まったんだよ。
≪後輩≫ゲ。丸暗記ですか!
≪先輩≫そうだ。いっしょに頑張ろう!!
≪ナレーション≫ 東京の学会本部では、学生部全国幹部会が開かれています。
壇上に登場した、原田稔学生部長が、先駆を切って、青年の譜の暗唱を行ったのであります。
野崎勲男子部長の見守るなか、原田稔学生部長は、はりのある声で朗々と「青年の譜」の暗唱を始めたのであります。
今世紀を段階にして
二十一世紀の彼の山を目ざしゆこう
美事に逞しく登攀し
新しき世紀の展開の
幕を再び開くのだ
青年よ!
生き抜くのだ
断じて 生き抜くのだ
絢爛とした 総体革命の主体者として
決然 歴史に勝利するのだ
午前八時の
青年の太陽(かれ)は 今日も昇りゆく!
青年の鼓動にあわせて昇りゆく!
≪ナレーション≫ 本日の寸劇人間革命は、長編詩 「青年の譜」のお話であります。
時は昭和51年西暦1976年1月。
学生部の先輩が、薄いブルーの表紙の、小冊子を持ってきたのです。
その小冊子のタイトルには、「青年の譜」と記されていたのであります。
≪先輩≫ われには われのみの使命がある
君にも 君でなければ 出来ない使命がある
このフレーズは前から知ってたけど、この詩にこんな深い意味があるとは知らなかったよ。
ちょっと読んでみるよ
青年の譜
天空に雲ありて
風吹けど
太陽は 今日も昇る
午前八時の青年の太陽(かれ)は
無限の迫力を秘めて
浸透(しんとう)しつつ 正確に進む
幕は落ちた 第二の十年
線上より 広く面上にうつり
高く聳(そび)えゆく
二十一世紀の結実の文化の作業をするのだ
それは 君達の踏む檜(ひのき)舞台!
誇り高き 初登場だ!
われには われのみの使命がある
君にも
君でなければ 出来ない使命がある
青春の躍動せる力なくして
老いたる世代に 何ができるか
未完成より 完成への構築の坂
青春の歌
文化の曲
革新の銅鑼(どら)を 鳴らしながら
勇壮に 雨に打たれて働こう
鉄は冷たい 烈風(れっぷう)もある
鉄は重たい 汗も出る
だが 労苦と使命の中にのみ
人生の価値(たから)は生まれ
壮麗(そうれい)なる結晶の曲が響きわたる
≪後輩≫先輩、いい詩じゃないですか。すごい!
≪先輩≫実はね、この詩の暗唱運動が始まったんだよ。
≪後輩≫ゲ。丸暗記ですか!
≪先輩≫そうだ。いっしょに頑張ろう!!
≪ナレーション≫ 東京の学会本部では、学生部全国幹部会が開かれています。
壇上に登場した、原田稔学生部長が、先駆を切って、青年の譜の暗唱を行ったのであります。
野崎勲男子部長の見守るなか、原田稔学生部長は、はりのある声で朗々と「青年の譜」の暗唱を始めたのであります。
青年の譜
天空に雲ありて
風吹けど
太陽は 今日も昇る
午前八時の青年の太陽(かれ)は
無限の迫力を秘めて
浸透(しんとう)しつつ 正確に進む
己の厳しき軌道(きどう)を はずさずに
天座のかなた 蒼穹(そうきゅう)狭(せま)しと
王者赫々(かっかく)と
太陽(かれ)はただ黙然(もくねん)と進む
無知の英知 文化の斜陽
機械化の人間 哲学の 死滅
陰険なる権力 欺瞞(ぎまん)と邪智(じゃち)
その覚醒(かくせい)のためにか
黄金の光り放ちて 彼は悠然(ゆうぜん)と進む
纏綿(てんめん)として人間の群像あり
その相争い 絶え間なき地球
逡巡(しゅんじゅん)と叛乱(はんらん)の 苦悩うず巻く世界
抑圧の機構に
生命の光 消えゆかんとする人生
その上空を
新しきバイタリティーを要求しつつ彼は進む
日蓮が仏法は 太陽の如し
われらが信仰もまた太陽たり
体系と純誠(じゅんせい)と悟性(ごせい)の大道を
蘇生の実証のために
怒りをはらみて われらは進む
われらは遂にこれを見つけた
本源的人間への挑戦
これ人間革命の戦いなりと
いま一人より起ちて
七百万の民衆(とも)となる
あの地にも この地にも
あの職場にも この家庭にも
友は戦い 友は勝った
この素顔の歓喜(よろこび)は 万波とうねり
はや 第三の勢力となる
自我(じが)常楽(じょうらく)の人生を雄々しく歩む友
庶民文化を謳歌(おうか)する 無限創造の友
階級論理を止揚(しよう)しつつ戦う勇敢(ゆうかん)な友
新生命の形成に不断の努力惜しまぬ友
社会に根ざし栄光と不動の道を征(ゆ)く友
家庭革命に勝利し 幸の鐘(かね)を乱打する友
着実にして
誠実なる無血の世紀の戦に
感情と狼狽(ろうばい)と嫉妬の輩(ともがら)は
三類の卑怯(ひきょう)なる敵と化し
われら堂々の平和の道を塞(ふさ)ぐ
その妬(ねた)み
砂塵(さじん)の如く 嵐の如く狂う
われらは断じて恐れない
永遠の生命の旗持てり
われらは さらに進む
革命の旗 高く掲げたり
おお
日蓮が法門は 青年の哲学
反動と憎嫉(ぞうしつ)の要塞(ようさい)に向かって
白馬にまたがり
毅然(きぜん)と陣列行進するであろう
幕は落ちた 第二の十年
線上より 広く面上にうつり
高く聳(そび)えゆく
二十一世紀の結実の文化の作業をするのだ
それは 君達の踏む檜(ひのき)舞台!
誇り高き 初登場だ!
われには われのみの使命がある
君にも
君でなければ 出来ない使命がある
青春の躍動せる力なくして
老いたる世代に 何ができるか
未完成より 完成への構築の坂
青春の歌
文化の曲
革新の銅鑼(どら)を 鳴らしながら
勇壮に 雨に打たれて働こう
黒き瞳(ひとみ)
柔軟(じゅうなん)の微笑(びしょう)
隆々(りゅうりゅう)たる筋肉
紅顔(こうがん)秀眉(しゅうび)
強靭(きょうじん)なる個性
剛毅(ごうき)の作業衣を身につけて
総体革命の建築を開始するのだ
鉄は冷たい 烈風(れっぷう)もある
鉄は重たい 汗も出る
だが 労苦と使命の中にのみ
人生の価値(たから)は生まれ
壮麗(そうれい)なる結晶の曲が響きわたる
われら青年は戦う
卑屈(ひくつ)と阿諛(あゆ)と 批判の嵐を踏みこえ
正統主義の途(みち)に
万花を咲かせるために
暗黒の谷間から
正義の高嶺(たかね)に達せんために
硬(かた)い 嘆きの社会から
壮大な
万葉(まんよう)の昇華(しょうか)の時代を創(きず)くために
われらは動き われらは働く
人間性の発展への定義
それには
円融(えんゆう)の信仰しか断じてない
生き甲斐(がい)への深き探求(たんきゅう)
それは
崇高(すうこう)なる信仰にある
苦悶(くもん)よりの自己の勝利
それは
師子王の 宗教しかない
確乎(かっこ)たる人生 強風の近隣(きんりん)
それは
純然(じゅんぜん)たる信仰しか勝てない
あやまれる難道(なんどう)あり
邪儀の 迷路あり
無思想の 青年あり
驕慢(きょうまん)の 学者あり
必然の 最高の成果
それは確定的な宗教しかない
東天に初座
万法の体に
合掌冥合(みょうごう)しゆく 神々(こうごう)しき
凛然(りんぜん)たる 小宇宙の縮図
その座 原点と展転して
多種の現実の形態の中を
多様にして 複雑なる人間の列の中を
空飛ぶ者の王 鷲(わし)の如(ごと)く
地走る者の王 師子(しし)の如く
われらは自在の天馬に乗りて進む
右手(めて)に 奥義の哲理を握り
左手(ゆんで)に 蓮華の慈悲を抱(いだ)きて走る
随意(ずいい)と確信の横の連帯を
強めつつ さらに進む
われらの指標は何か
それは 広宣流布
これには幾重の障害を超えねばならぬ
この執念と 転教の遠征が
われらの生涯の旅路だ
われらは止まることがない
大河の流れの如くに
ある人は
暖かな夢を見て ひき還(かえ)すかも知れぬ
ある人は
剣難(けんなん)の峯(みね)を避けて
明るい街の灯(ともしび)に
易々(いい)として帰るかも知れない
しかし
われらは勇壮に嵐に向かって征(ゆ)く
久遠真如の都を築くために
勇敢に大密林を切り開いて動く
若き 求道の勇士は
女々しさを捨て 男らしく前進する
楽観もなく 感傷もなく
到達の不二の一点までただ進む
いま この王仏の正道より
本陣に前後して
多くの友は 飛翔(ひしょう)せり
修羅の政界に
天上の文化に
声聞の学界に
多くの道 多岐(たき)に分かれても
広布峻厳(しゅんげん)の山に むらがり走る
進退いかなるとも
本隊少しも崩(くず)れなく 整然と進む
総体革命のコンクリートを流しながら
われらの本陣 ひたすら堂々と進む
ある時は 社会の動きを
静かに考察しながら
ある時は社会に 融合しつつ
深く広く
ある時は 中傷と誹謗(ひぼう)の川に
激怒しながら
ある時は 忍耐の鎧(よろい)を着(ちゃく)して
沈黙(ちんもく)と対話の二重奏で進む
そして ある時は
思想を護(まも)るために
純粋と徹底の抗戦に死を賭(と)して戦う
健康の行進
平和の乱舞
新生革命のマーチにあわせて
われらは行動する
友よ
われらは元初(がんじょ)よりの兄弟だ
友よ
われらは生命と生命の姉妹(きょうだい)だ
われら潜在(せんざい)の同志の連繋(れんけい)は
だれ人も
いかなる策略(さくりゃく)をもっても
切ることはできない
いまや世紀の一幕(ひとまく)は終焉(しゅうえん)した
派閥(はばつ)と 利害
エゴイストと 謀略(ぼうりゃく)
虚像と 無責任
不正と 権威
醜い無形 有形の政治に
純粋なる青年がついていけるか
ただ一つ
これらを超越して
自然にできた 団結の美
人類の幸福へと回転する車輪(しゃりん)
この美事(みごと)なる輪
生命の躍動するこの輪から
真実の人間共和の社会が開けるのだ
生命の尊厳を護り抜くための民衆の団結
幾多の迫害と戦いきった血と涙の団結
理想と誠意で築きあげた心の団結
真実の人間の輪
偏見と無知の批判はあれど
われらの誇りは高い
極理(ごくり)と 根源の法を力として
人間のために 人間自身が
創(つく)りあげた尊(とうと)い集団
権力に媚(こ)びず
財力に妥協せず
哲学と科学と文化の色彩の
巨大なる民衆の潮流の設計図
これがわれら人間の
最終章の建築なのだ
対立的な社会を解放し
全文化の要求に応える
二十一世紀のルネッサンス
これを
われらは大文化運動と叫ぶ
由来(ゆらい) 革命には
政治 経済 教育の革命があろう
しかし
その一つひとつの 孤立(こりつ)した革命には
堅実(けんじつ)はなく 無理と偏頗(へんぱ)が生ずるのだ
政治革命のみでは
血の犠牲がともない 民衆の安堵(あんど)はない
またも権力者は大衆の上に君臨(くんりん)していく
はたまた経済革命にも
民衆の満足はない
富なき庶民を蹂躙(じゅうりん)し 空転していく
さらに教育革命のみでも
民衆の幸(さち)はない
揺れ動く 世界の動乱に耐(た)えないだろう
二十一世紀に生きゆく
民衆の願望は
外形のみの改革にはない
一人ひとりの哲学と思想の中に
平和裡(り)に漸進(ぜんしん)的な
汝(なんじ)自身の
健全なる革命を願っている
これには長期の判断と
深い哲理を必要とする
これを総体革命と命名したい
そしてこれを
われらは広宣流布と呼ぶ
笑う者には
汝の笑うに任せよう
誹(そし)る者には
汝の誹るに任せよう
われらには
洋々たる前途に
幾百万年の証明の歴史が待っている
人類悠遠(ゆうえん)の
栄光と勝利の記念塔が待っている
親しき同志よ!
愛するわが青年よ!
共に信じて愉快(ゆかい)に進むのだ!
自由の国
アメリカにも
幾十万の友が活躍している
未来の国
アフリカ大陸にも
幾百千の友が誕生した
同胞(はらから)の国
東南アジアにも
幾万の友は 待っている
中立の国 印度(インド)にも
インカの国 南米にも
大洋の国 豪州にも
世界の正法は広がった
文明の国
欧州の国々にも友は戦っている
人民の国 ソ連にも
やがて隣国(りんごく) 中国にも
友が生まれてゆこう
静的に 動的に
世界は われらを待っている
あらゆる人種 あらゆる国の
あらゆるイデオロギーを
序分(じょぶん)とし 流通(るつう)と生かしながら
革新(かくしん)の宗教運動は 持続する
完全なる知識の助け
完全なる民主の根底
完全なる文化の土壌
この総仕上げの完成のために
青年よ!
自由と平和の世界宗教の旗を振れ
この旗こそ!
一日一日の 不屈(ふくつ)の土台の上にのみ
靡(なび)くことを 忘れまい
そのために 青年よ!
今日も民衆の真っ只(ただ)中で友好の対話を頼む
わが青年よ!
激務をさいて
嘆きの友の声を よく聞いてあげてくれ
青空と太陽の如くに
鮮明(せんめい)にして 確信をもっているのが
栄(は)えある
青年革命児の資格であるからだ
偽名の 有名の旗もある
やがて 色が褪(あ)せていこう
偽善(ぎぜん)の 体制の勲章(くんしょう)がある
無力の蛍火(ほたるび)であり 人間の光沢(かがやき)がない
偽造(ぎぞう)の 為政者がいる
いつか鋭(するどい)い若人(わこうど)に 仮面をはがされよう
本無今有(ほんむこんぬ)と 本有(ほんぬ)常住(じょうじゅう)
われらは
本有の その境遇で
自体を顕照(けんしょう)し 光り輝くのだ
名誉も 勲章(くんしょう)も われらにはいらない
赤裸々(せきらら)の人間 肉団の王宮(おうぐう)の中で
遊楽の人生道を歩みゆくのだ
億劫(おくごう)に崩(くず)れざる金の道を
無名無冠の人間として歩みゆく
さらに青年よ 君たちよ!
今世紀を段階にして
二十一世紀の彼の山を目ざしゆこう
美事(みごと)に逞(たくま)しく登攀(とうはん)し
新しき世紀の展開の
幕を再び開くのだ
青年よ!
生き抜くのだ
断じて 生き抜くのだ
絢爛(けんらん)とした 総体革命の主体者として
決然 歴史に勝利するのだ
午前八時の
青年の太陽(かれ)は 今日も昇りゆく!
青年の鼓動(こどう)にあわせて昇りゆく!
1970.12.5 10:45 am
管理人のつぶやき これでは寸劇人間革命になってないじゃないか!
まあまあ、あまり硬いこと言わないで。
「青年の譜」全部の紹介ですよ。
内容の解説は、次回に、こうご期待ということで、、
登場した(後輩)というのが、当時、入会1ヶ月の、大学1年生、このブログの管理人であります。
これからも、よろしくお願いします。
天空に雲ありて
風吹けど
太陽は 今日も昇る
午前八時の青年の太陽(かれ)は
無限の迫力を秘めて
浸透(しんとう)しつつ 正確に進む
己の厳しき軌道(きどう)を はずさずに
天座のかなた 蒼穹(そうきゅう)狭(せま)しと
王者赫々(かっかく)と
太陽(かれ)はただ黙然(もくねん)と進む
無知の英知 文化の斜陽
機械化の人間 哲学の 死滅
陰険なる権力 欺瞞(ぎまん)と邪智(じゃち)
その覚醒(かくせい)のためにか
黄金の光り放ちて 彼は悠然(ゆうぜん)と進む
纏綿(てんめん)として人間の群像あり
その相争い 絶え間なき地球
逡巡(しゅんじゅん)と叛乱(はんらん)の 苦悩うず巻く世界
抑圧の機構に
生命の光 消えゆかんとする人生
その上空を
新しきバイタリティーを要求しつつ彼は進む
日蓮が仏法は 太陽の如し
われらが信仰もまた太陽たり
体系と純誠(じゅんせい)と悟性(ごせい)の大道を
蘇生の実証のために
怒りをはらみて われらは進む
われらは遂にこれを見つけた
本源的人間への挑戦
これ人間革命の戦いなりと
いま一人より起ちて
七百万の民衆(とも)となる
あの地にも この地にも
あの職場にも この家庭にも
友は戦い 友は勝った
この素顔の歓喜(よろこび)は 万波とうねり
はや 第三の勢力となる
自我(じが)常楽(じょうらく)の人生を雄々しく歩む友
庶民文化を謳歌(おうか)する 無限創造の友
階級論理を止揚(しよう)しつつ戦う勇敢(ゆうかん)な友
新生命の形成に不断の努力惜しまぬ友
社会に根ざし栄光と不動の道を征(ゆ)く友
家庭革命に勝利し 幸の鐘(かね)を乱打する友
着実にして
誠実なる無血の世紀の戦に
感情と狼狽(ろうばい)と嫉妬の輩(ともがら)は
三類の卑怯(ひきょう)なる敵と化し
われら堂々の平和の道を塞(ふさ)ぐ
その妬(ねた)み
砂塵(さじん)の如く 嵐の如く狂う
われらは断じて恐れない
永遠の生命の旗持てり
われらは さらに進む
革命の旗 高く掲げたり
おお
日蓮が法門は 青年の哲学
反動と憎嫉(ぞうしつ)の要塞(ようさい)に向かって
白馬にまたがり
毅然(きぜん)と陣列行進するであろう
幕は落ちた 第二の十年
線上より 広く面上にうつり
高く聳(そび)えゆく
二十一世紀の結実の文化の作業をするのだ
それは 君達の踏む檜(ひのき)舞台!
誇り高き 初登場だ!
われには われのみの使命がある
君にも
君でなければ 出来ない使命がある
青春の躍動せる力なくして
老いたる世代に 何ができるか
未完成より 完成への構築の坂
青春の歌
文化の曲
革新の銅鑼(どら)を 鳴らしながら
勇壮に 雨に打たれて働こう
黒き瞳(ひとみ)
柔軟(じゅうなん)の微笑(びしょう)
隆々(りゅうりゅう)たる筋肉
紅顔(こうがん)秀眉(しゅうび)
強靭(きょうじん)なる個性
剛毅(ごうき)の作業衣を身につけて
総体革命の建築を開始するのだ
鉄は冷たい 烈風(れっぷう)もある
鉄は重たい 汗も出る
だが 労苦と使命の中にのみ
人生の価値(たから)は生まれ
壮麗(そうれい)なる結晶の曲が響きわたる
われら青年は戦う
卑屈(ひくつ)と阿諛(あゆ)と 批判の嵐を踏みこえ
正統主義の途(みち)に
万花を咲かせるために
暗黒の谷間から
正義の高嶺(たかね)に達せんために
硬(かた)い 嘆きの社会から
壮大な
万葉(まんよう)の昇華(しょうか)の時代を創(きず)くために
われらは動き われらは働く
人間性の発展への定義
それには
円融(えんゆう)の信仰しか断じてない
生き甲斐(がい)への深き探求(たんきゅう)
それは
崇高(すうこう)なる信仰にある
苦悶(くもん)よりの自己の勝利
それは
師子王の 宗教しかない
確乎(かっこ)たる人生 強風の近隣(きんりん)
それは
純然(じゅんぜん)たる信仰しか勝てない
あやまれる難道(なんどう)あり
邪儀の 迷路あり
無思想の 青年あり
驕慢(きょうまん)の 学者あり
必然の 最高の成果
それは確定的な宗教しかない
東天に初座
万法の体に
合掌冥合(みょうごう)しゆく 神々(こうごう)しき
凛然(りんぜん)たる 小宇宙の縮図
その座 原点と展転して
多種の現実の形態の中を
多様にして 複雑なる人間の列の中を
空飛ぶ者の王 鷲(わし)の如(ごと)く
地走る者の王 師子(しし)の如く
われらは自在の天馬に乗りて進む
右手(めて)に 奥義の哲理を握り
左手(ゆんで)に 蓮華の慈悲を抱(いだ)きて走る
随意(ずいい)と確信の横の連帯を
強めつつ さらに進む
われらの指標は何か
それは 広宣流布
これには幾重の障害を超えねばならぬ
この執念と 転教の遠征が
われらの生涯の旅路だ
われらは止まることがない
大河の流れの如くに
ある人は
暖かな夢を見て ひき還(かえ)すかも知れぬ
ある人は
剣難(けんなん)の峯(みね)を避けて
明るい街の灯(ともしび)に
易々(いい)として帰るかも知れない
しかし
われらは勇壮に嵐に向かって征(ゆ)く
久遠真如の都を築くために
勇敢に大密林を切り開いて動く
若き 求道の勇士は
女々しさを捨て 男らしく前進する
楽観もなく 感傷もなく
到達の不二の一点までただ進む
いま この王仏の正道より
本陣に前後して
多くの友は 飛翔(ひしょう)せり
修羅の政界に
天上の文化に
声聞の学界に
多くの道 多岐(たき)に分かれても
広布峻厳(しゅんげん)の山に むらがり走る
進退いかなるとも
本隊少しも崩(くず)れなく 整然と進む
総体革命のコンクリートを流しながら
われらの本陣 ひたすら堂々と進む
ある時は 社会の動きを
静かに考察しながら
ある時は社会に 融合しつつ
深く広く
ある時は 中傷と誹謗(ひぼう)の川に
激怒しながら
ある時は 忍耐の鎧(よろい)を着(ちゃく)して
沈黙(ちんもく)と対話の二重奏で進む
そして ある時は
思想を護(まも)るために
純粋と徹底の抗戦に死を賭(と)して戦う
健康の行進
平和の乱舞
新生革命のマーチにあわせて
われらは行動する
友よ
われらは元初(がんじょ)よりの兄弟だ
友よ
われらは生命と生命の姉妹(きょうだい)だ
われら潜在(せんざい)の同志の連繋(れんけい)は
だれ人も
いかなる策略(さくりゃく)をもっても
切ることはできない
いまや世紀の一幕(ひとまく)は終焉(しゅうえん)した
派閥(はばつ)と 利害
エゴイストと 謀略(ぼうりゃく)
虚像と 無責任
不正と 権威
醜い無形 有形の政治に
純粋なる青年がついていけるか
ただ一つ
これらを超越して
自然にできた 団結の美
人類の幸福へと回転する車輪(しゃりん)
この美事(みごと)なる輪
生命の躍動するこの輪から
真実の人間共和の社会が開けるのだ
生命の尊厳を護り抜くための民衆の団結
幾多の迫害と戦いきった血と涙の団結
理想と誠意で築きあげた心の団結
真実の人間の輪
偏見と無知の批判はあれど
われらの誇りは高い
極理(ごくり)と 根源の法を力として
人間のために 人間自身が
創(つく)りあげた尊(とうと)い集団
権力に媚(こ)びず
財力に妥協せず
哲学と科学と文化の色彩の
巨大なる民衆の潮流の設計図
これがわれら人間の
最終章の建築なのだ
対立的な社会を解放し
全文化の要求に応える
二十一世紀のルネッサンス
これを
われらは大文化運動と叫ぶ
由来(ゆらい) 革命には
政治 経済 教育の革命があろう
しかし
その一つひとつの 孤立(こりつ)した革命には
堅実(けんじつ)はなく 無理と偏頗(へんぱ)が生ずるのだ
政治革命のみでは
血の犠牲がともない 民衆の安堵(あんど)はない
またも権力者は大衆の上に君臨(くんりん)していく
はたまた経済革命にも
民衆の満足はない
富なき庶民を蹂躙(じゅうりん)し 空転していく
さらに教育革命のみでも
民衆の幸(さち)はない
揺れ動く 世界の動乱に耐(た)えないだろう
二十一世紀に生きゆく
民衆の願望は
外形のみの改革にはない
一人ひとりの哲学と思想の中に
平和裡(り)に漸進(ぜんしん)的な
汝(なんじ)自身の
健全なる革命を願っている
これには長期の判断と
深い哲理を必要とする
これを総体革命と命名したい
そしてこれを
われらは広宣流布と呼ぶ
笑う者には
汝の笑うに任せよう
誹(そし)る者には
汝の誹るに任せよう
われらには
洋々たる前途に
幾百万年の証明の歴史が待っている
人類悠遠(ゆうえん)の
栄光と勝利の記念塔が待っている
親しき同志よ!
愛するわが青年よ!
共に信じて愉快(ゆかい)に進むのだ!
自由の国
アメリカにも
幾十万の友が活躍している
未来の国
アフリカ大陸にも
幾百千の友が誕生した
同胞(はらから)の国
東南アジアにも
幾万の友は 待っている
中立の国 印度(インド)にも
インカの国 南米にも
大洋の国 豪州にも
世界の正法は広がった
文明の国
欧州の国々にも友は戦っている
人民の国 ソ連にも
やがて隣国(りんごく) 中国にも
友が生まれてゆこう
静的に 動的に
世界は われらを待っている
あらゆる人種 あらゆる国の
あらゆるイデオロギーを
序分(じょぶん)とし 流通(るつう)と生かしながら
革新(かくしん)の宗教運動は 持続する
完全なる知識の助け
完全なる民主の根底
完全なる文化の土壌
この総仕上げの完成のために
青年よ!
自由と平和の世界宗教の旗を振れ
この旗こそ!
一日一日の 不屈(ふくつ)の土台の上にのみ
靡(なび)くことを 忘れまい
そのために 青年よ!
今日も民衆の真っ只(ただ)中で友好の対話を頼む
わが青年よ!
激務をさいて
嘆きの友の声を よく聞いてあげてくれ
青空と太陽の如くに
鮮明(せんめい)にして 確信をもっているのが
栄(は)えある
青年革命児の資格であるからだ
偽名の 有名の旗もある
やがて 色が褪(あ)せていこう
偽善(ぎぜん)の 体制の勲章(くんしょう)がある
無力の蛍火(ほたるび)であり 人間の光沢(かがやき)がない
偽造(ぎぞう)の 為政者がいる
いつか鋭(するどい)い若人(わこうど)に 仮面をはがされよう
本無今有(ほんむこんぬ)と 本有(ほんぬ)常住(じょうじゅう)
われらは
本有の その境遇で
自体を顕照(けんしょう)し 光り輝くのだ
名誉も 勲章(くんしょう)も われらにはいらない
赤裸々(せきらら)の人間 肉団の王宮(おうぐう)の中で
遊楽の人生道を歩みゆくのだ
億劫(おくごう)に崩(くず)れざる金の道を
無名無冠の人間として歩みゆく
さらに青年よ 君たちよ!
今世紀を段階にして
二十一世紀の彼の山を目ざしゆこう
美事(みごと)に逞(たくま)しく登攀(とうはん)し
新しき世紀の展開の
幕を再び開くのだ
青年よ!
生き抜くのだ
断じて 生き抜くのだ
絢爛(けんらん)とした 総体革命の主体者として
決然 歴史に勝利するのだ
午前八時の
青年の太陽(かれ)は 今日も昇りゆく!
青年の鼓動(こどう)にあわせて昇りゆく!
1970.12.5 10:45 am
管理人のつぶやき これでは寸劇人間革命になってないじゃないか!
まあまあ、あまり硬いこと言わないで。
「青年の譜」全部の紹介ですよ。
内容の解説は、次回に、こうご期待ということで、、
登場した(後輩)というのが、当時、入会1ヶ月の、大学1年生、このブログの管理人であります。
これからも、よろしくお願いします。
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