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おかしな転生 作者:古流 望

第34章 ふわふわお菓子は二度美味しい

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412話 殺到

 モルテールン家王都別邸。

 最近改修工事が加えられ、馬車置き場が大きくなっているこの別邸だが、執務室の内装は変わり映えがしない。

 というよりも、屋敷の執務室には考え得る限りの防諜・防魔法対策を施してあるため、どうしても中身もシンプルになりがちなのだ。

 部屋の工事費だけでもそこら辺の屋敷を二つ三つ買えてしまいそうな執務室の中。

 部屋の主とその息子が、対面していた。


 「ペイス、わざわざすまんな」

 「いえ、モルテールン家にとっての重大案件ですから、父様に直接報告するのは当然です」


 ペイスが王都まで魔法でとんできたのは、カセロールから報告を求められたからだ。

 特に、目下水面下で動いている、ハースキヴィ家の領地替え案は最重要の報告事案である。

 ハースキヴィ家はカセロールにとって娘の嫁ぎ先。気に掛けるのは当然と言えば当然なのだが、それに加えて対外的に秘密にしている事案も絡む。

 秘密にしている事案。即ち、魔の森開拓事案である。


 「父様、王都の様子はいかがですか?」

 「少し、きな臭くなってきているな」


 父親は、王都の社交界の様子を息子に語る。


 「一時期は領地替えについて、うちに色々と聞いてくる家があったんだがな。それは落ち着いた」

 「ほう」

 「だが、今度は領地替えに自分たちも混ぜろと言い出す者や、交換するのなら自分たちの方が良いと売り込んでくるものが出始めた」

 「押し売りですか。なるほど」


 力のある貴族は、情報収集も上手い。

 そもそも有力貴族の元には人が集まってくるものだし、人が集まればそれぞれが持つ情報も収集しやすくなる。

 仮に断片的な情報であっても、集まればそれなりに全体像を把握するのには役に立つだろうし、同じ情報であっても出所が違えば情報精度を上げることにもつながる。

 しかし、やはり一次情報ほど確実で、確かな情報というものも無い。

 モルテールン家と顔見知りの家は、それぞれに色々な場所で色々な方向から、モルテールン家のあげた領地替え案について質問してきていた。

 今回の奏上についての真偽、或いは思惑について。根回しの進捗状況について。賛成している貴族と反対している貴族の内訳。などなど。

 それぞれ個別であればあまり意味の無い、外に出しても問題無さそうな情報であろうとも、細々とした情報を集めて整理すれば、或いは見えてくるものがあるかもしれない。

 どこの家がどういう意図で質問してきているのか。答える側はカセロール一人なので、実に神経を使う社交が続いていた。

 それもひと段落したというのが現状なのだが、貴族社会というのは更に裏で動く人間も多い。

 モルテールン家の出張ってきた理由を色々と推察し、中にはとんでもない斜め上の結論を出した上で接触してくる家もある。


 例えば「モルテールン家が隣国へ戦争を吹っかけようとしている」という推測を元に、カセロールに対してそれとなく物資提供を打診してきた家が有った。

 フバーレク家がサイリ王国ルトルート領を攻略した際に、モルテールン家は非常に大きな貢献を果たしているし、南部貴族の援軍が無ければ反攻も叶わなかったことは周知の事実。

 最近になってまた改めて南部の諸家と東部の軍家が手を結ぶとしたら。

 先の東部での戦いを想起するのは容易い。

 モルテールン領でカカオの為に山を無くした事件があった。あれはレーテシュ伯を情報隠蔽工作に巻き込んだことで、レーテシュ家に大魔法使いが隠し玉として存在するという噂が流れてもいる。

 ヴォルトゥザラ王国と山脈を挟んで国境を接するモルテールン家、外敵の脅威が減衰して軍事的な行動に制約の無くなったフバーレク家、後方支援には定評のある、山を動かせる魔法使いを持つレーテシュ家。

 さて、これらを組み合わせてみた時。

 今回の東部と南部の手打ちを為した“利益”は、ヴォルトゥザラ王国への電撃的侵攻では無いか、という推測が出来る訳だ。

 全部とは言わず一部でも山脈に通り道を作り、そこにモルテールン家が運んだ東部の一軍が雪崩れ込む。

 決して不可能では無いだろうし、軍事進出を計画しているのではないか、と疑いの目で見れば、国軍の一隊をモルテールン家が借り受け、“魔の森の開拓”などという“絵空事”を建前にしているところも進出の地ならしに見えてくるでは無いか。

 もしもそうだとしたら、恐らくはモルテールン家が領土を取り、フバーレク家やレーテシュ家にはそれ相応の利益がモルテールン家から渡されるはず。

 自分も一枚噛ませてほしい、などと言ってくるのは、ある意味で敏いとも言える。予想が当たっていたのなら、先んじただけ有利に違いない。


 「荒唐無稽な妄想ですね」

 「だが、軍事行動を当家が意図しているというのは事実だ。目的が、本気で魔の森を狙っているというのを信じられるかどうかだろうな」

 「ふむ」


 他にも、とカセロールは続ける。

 領地の交換というところに、何かとんでもない秘密が隠れている、或いは利益が隠れているのではないか、と考えた貴族も居た。

 例えば、地下資源が新たに見つかった、であるとか。

 ハースキヴィ家と領地を交換することになるリハジック家は、借金が嵩んでいるというのが社交会でも噂になるほど。

 借金のかたに、各種の利権を渡すというのは貴族同士ならばよくある話だ。

 漁業権、街道敷設権、鉱山採掘権、関税設定権などなど。

 領地そのものを丸ごと売り渡す取引も勿論あるが、権利の一部を売り渡す取引の方がより一般的。

 領地を丸ごと寄越すほどでも無いが、地下資源は確実に差し押さえたい。

 ならば、取りあえず領地を交換するという建前で、密約が結ばれたのではないか。金融業を営んでいるレーテシュ伯が絡むのは、特に怪しい。

 もしもこの予想が当たっているとするならば、リハジック領辺りには金の生る木が生えているも同然。

 どうにかして手に入れられないか、などと嘴を容れてくる人間が出始めた。


 「あの土地は、木材資源こそ豊富ですが、地下資源は左程ですよ?」

 「しかし、あの土地が利益を生む土地だという事実は掴んでいる。半端に正しいから始末が悪いな」


 結論だけは明後日の方向に大外れしているのに、途中途中の推理や予想の過程には正しいものも含まれている。

 ちょっかいを掛けてきたり揉み手で寄ってくる人間は、この中途半端な“真実”を信じ込んでしまっているのだろう。或いは、完全に信じ込まないまでも、可能性がゼロではないと思って唾を付けに来ているのか。

 世の中の嘘というものは、本当のことが混じっていると途端に見破りにくくなるようになっている。


 「今のところは、我々の利益を本質的に阻害するものは現れていない。情報を精査し、推測の確度を上げていこうとしている段階だな」

 「では、我々の思惑が漏れている様子は?」

 「そこはまだ無い。まあ、ことが荒唐無稽な話だと思われるのかもしれんな」

 「魔の森の開拓どころか、魔の森に街道を通すわけですからね」

 「うむ」


 モルテールン家が想定しているのは、開拓だけではない。

 開拓地を広げる一方で街道を整備し、ボンビーノ領に面する海まで街道を延伸するという長期計画を立てている。

 今までの数度にわたる魔の森の偵察と、国軍を動かしての大規模開拓の結果、街道延伸も可能性が有ると見込んだのだ。


 「それで、魔の森の開拓はどうだ? そちらが上手くいかねば、件の構想も絵に描いた餅だぞ」

 「では、報告します」


 ペイスは、現状を報告する。


 「ふむ、新しい村もそれなりに形になってきたと?」

 「はい。農作物の収穫はまだですから、実質的な収入は有りません。しかし、一通り生活に必要なものは揃えられたと思います」

 「そうか」


 現状の開拓地は、駐屯地付近がほぼ全て。

 駐屯地にはザースデンから水路も通り、街道敷設も進む。

 魔法という、ある意味で重機以上の存在がその施策を後押ししている。

 国軍などは駐屯地での滞在が長期になってきた人間も出始めているので、一通りの生活、長期滞在は可能になったと見るべきだ。

 ペイスの報告に、満足げなカセロール。


 「それで、この村への移住者の募集の件ですが……」

 「うむ」


 駐屯地が形になってきたなら、更に一歩進めたい。

 民間人を居住させ、農作物などを生産させる。そうすることで、更にモルテールンの開拓を前進させられるのだ。

 移住者が何人募集できるのか。

 カセロールは、十人も居れば御の字だと思っている。

 モルテールン領開拓初期の苦労が未だに体と頭にこびりついている領主としては、悲観的な予想という訳でもない。

 魔の森は、前評判では地獄のような場所とされてきた。実際のところは地獄と呼べるほどのものは無いが、かといって兵士ですら油断をすれば餌となる過酷さが有るのは事実。

 多くて十人。

 カセロールの予想は、常識的なものだろう。

 僅かな人数であっても、まずは前例を作ることが大事だ。

 人が住み、安全に暮らしていけている実態が出来れば、それを宣伝して人を増やしていくことも出来る。

 最初の一歩が大事だ。

 カセロールは、息子の報告に耳を傾ける。


 「受け入れ可能人数を取りあえず三十人として募集を開始しましたが、希望者が四百人を越えそうです」

 「……は?」


 カセロールは、思わず口を開けたまま固まってしまった。


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