すきやきも画像も忘れられていた。
関西人はすき焼きを「すっきゃき」ということが多い。
愛の告白である「好きやで」だって「すっきゃで」になる。
きっと数寄屋橋だって彼らには「すっきゃばし」と呼ばれるに違いない。
小さな「っ」になるのは「き」だけじゃない。
「つ」自身がそうなるのが「まったけ」。
「十手 じゅって」は「じって」となる。省略が好きなようだ。
「関東炊き」は「かんとだき」である。
ごぼうはしかし、わざわざ「ん」を入れて「ごんぼ」。代わりにうをはしょって、んを入れる。
大根は「だいこ」、昆布は「こぶ」である。「天ぷらうどん」なんかは最小限にして「てんう」。
言葉は面白い。
僕はと言えばすっきゃきの具材を最小限に絞るほうで、長ネギ、肉、しらたき、とうふは絶対だが、あとは菊菜はなくてもいいし、しいたけもはしょる。でも大根を入れる。まあ、人によって好きなものを入れればいいのがすき焼きなんだからそれでいいのだ。
大根に甘辛いだしがしゅんだのは、捨てがたいものがある。笹垣ごぼうもあればなおよろし。
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