「春の七草」をすべて答えられますか?
ん?えーと、えーと…
いきなりそんな質問をされたら、誰だって困りますよね。七草粥は食べても、調理前の七草を見たことがない人も多いですよね。
でも・・・心配はご無用です。
とっても簡単な春の七草の覚え方をご紹介します!
この記事では「春の七草の覚え方」をご紹介します。そのほかにも春の七草の「意味」や「由来」についても詳しく解説しますので是非ご覧くださいね。
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春の七草とは?
覚え方をご紹介する前に、お忘れの方もいらっしゃると思いますので、春の七草をいま一度ご紹介しておきますね。
『春の七草』とは?
セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ
スズナ
スズシロ
以上の7つが『春の七草』です。
思い出していただけましたか?初めて聞いたって方はこの機会に覚えてくださいね。
春の七草の覚え方
それでは春の七草の覚え方をご紹介します。ご紹介する方法は以下の2つです。
- 語呂合わせ
- 和歌のリズム
それでは順番に解説しますね。
1.語呂合わせ
まずは暗記の定番・・・春の七草の“頭文字”を語呂合わせで覚えましょう。頭文字がヒントになって春の七草を簡単に思い出せるんですよ。
「セナはゴッホとすず2つ」
セリ
ナズナ
ハコベラ
ゴギョウ
ホトケノザ
スズナ
スズシロ
とても簡単でしょ。もし語呂合わせを忘れそうになったら、女の子(セナちゃん)が2つの鈴を髪飾りにして、ゴッホの絵を持っている姿を思い出してね。
せ・な・は・ご・ほと・すず(2つ)だよ♪
2.和歌のリズム
語呂合わせもいい方法ですが、私のイチオシは何と言ってもこれ…和歌のリズムで覚えるんです。
それでは“復唱する和歌”をご紹介しますね。
この和歌を楽しく復唱できるように“GIFアニメ”を作ってみました。GIFアニメに合わせて声を出して練習してみてね。
芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔、春の七草 ♪
節をつけて何回も復唱すれば、思いのほか、簡単に暗記できるんですよ。この方法の良いところは一度覚えれば簡単には忘れないことなんです。お試しあーれ
春の七草の意味や由来とは?
なるほど・・・それでは春の七草、七草粥の意味や由来をご紹介しますね。まずは春の七草の意味から…
春の七草の意味とは?
春の七草には以下のような意味があると言われています、それは…
そう「邪気や病気を追い払って健康にその年を過ごしましょう」そんな意味が込められているんですよ。
春の七草、七草がゆの由来とは?
古代中国では…1月7日に7種の野菜が入った汁物を食べて“無病息災”や“立身出世”を願う「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という風習がありました。
その風習が日本へ伝わり、日本に古来からあった風習「若菜摘み」などと結びつき『七草がゆ』が誕生したんです。その原形となる宮中行事は平安時代中頃には始まっていたと言われています。
七草粥には栄養が不足しがちな冬場にしっかり野菜を食べてその年を健康に過ごしましょうという昔の人たちの願いが込められているんですよ。
七草それぞれの特徴や栄養とは?
現在、春の七草といえば「セリ、ナズナ、ハコベラ、ゴギョウ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の7種類ですよね。ところが・・・
しかし江戸時代の書物『日本歳時記』に以下のような和歌が載っています。
なので江戸時代には現在と同じ7種類が定着していたようです。
由来はハッキリとしませんが、7種類の野菜それぞれに「意味」が込められているんですよ。
セリ(芹)
「競り勝つ」
花言葉は「貧しくても高潔」
ナズナ(薺)
「撫でて穢れを取り除く」
花言葉は「私はあなたにすべてを捧げます」
ゴギョウ(御形)
「仏のからだ」
花言葉は「いつも想っています、忘れない、無償の愛」
ハコベラ(繁縷)
「繁栄」
花言葉は「ランデブー、密会、愛らしい」
ホトケノザ(仏の座)
「仏の安座」
花言葉は「輝くこころ、調和」
スズナ(菘)
「神を呼ぶ鈴」
花言葉は「慈愛、奉仕、晴れ晴れと」
スズシロ(蘿蔔)
「白く穢れがない」
花言葉は「」
あとがき・・・
春の七草の覚え方をご紹介しました。
それでは最後にもう一度、この記事の要点を繰り返してご紹介しますね。
①語呂合わせで覚えよう
せ・な・は・ご・ほと・すず(2つ)
せ‥‥セリ
な‥‥ナズナ
は‥‥ハコベラ
ご‥‥ゴギョウ
ほと‥ホトケノザ
すず‥スズナ
すず‥スズシロ
②和歌のリズムで覚えよう
セリナズナ ゴギョウハコベラ ホトケノザ スズナスズシロ ハルノナナクサ
それでは・・・
記事:けいすけ