インストラクター制度

親、姉弟、先輩。
ぜんぶ足したような存在が野村のインストラクター。

インストラクター制度

導いたり、並走したり、背中を押したり。
仕事面も精神面でも面倒を見てくれる人がいる。

インストラクター制度は、1971年に導入されてからずっと続いている野村證券の育成の伝統です。私自身、入社1年目に先輩がマンツーマンでついてくださって、その先輩の背中を見ながら仕事の仕方を学び、精神面でも面倒を見てもらって成長することができました。先輩にしていただいて嬉しかったことは後輩にしてあげたくなるもので、3年目に自分がインストラクターになったときは、先輩から教わったように、新入社員に教えました。その後もビジネスリーダーや管理職として、たくさんのインストラクターと新入社員の関係を見てきましたが、この制度は自立と自律を育む、いい制度だと感じています。

未知の世界に飛び込んだばかりの新入社員にとって、インストラクターという存在は特別なもので、優しさも厳しさもあり、理解者でありながら支援者でもあります。背中を見せて導いてくれたり、時には並走して一緒に考えてくれたり、時には後ろから背中を押してくれる存在。親と姉弟と先輩をぜんぶ合わせたような、私はそんな感覚でした。インストラクターとの濃密な1年の関わりがあるおかげで、2年目以降にしっかりと自立でき、悩んだり立ち止まったりしたときもまた前を向いて頑張る自律の姿勢を身につけているのではないかと思います。

インストラクター

五十嵐 美恵

N&C部兼リテールビジネス推進部
インストラクター兼育成担当課長

コンタクトセンターでの1年目も、
充実した人材育成ができています。

2021年より、入社1年目から、お客様のご相談や、ご要望に合わせた商品のご提案を電話で対応するコンタクトセンターでの勤務が始まりました。新入社員は約20名ずつ各地のコンタクトセンターに配属されています。それに伴ってインストラクター制度では、新たにチームコーチング型も加わりました。その中で私は今、首都圏のコンタクトセンターでインストラクターとして、25人の新入社員の育成を、もう1人のインストラクター、2人の育成サポーターと4人で担当しています。

新入社員は研修期間の後、お客様からの電話を受ける「受電」業務から始めます。私たちだけでなく、電話応対のスペシャリスト社員が、新入社員2人に1人ついて指導も行うため、夏には全員が独り立ちできています。夏からサービスのご提案のお電話をする「架電」業務を、秋からはライフプランニングのご相談にのるお電話も行い、1月頃には自分で商品提案に結び付けられるところまでできるようになります。

人と人として寄り添うインストラクターの伝統は健在で、毎日夕方には順番に個別面談を行って健康や生活面の声がけをしたり、一人ひとりの長所、強みに気づいてあげて伸ばすように指導しています。支店で過ごす1年目とは違う形で、質、量ともに充実した経験を積み、仕事の基礎体力はバッチリ鍛えられます。2年目で支店に配属されたときの能力の発揮が楽しみです。