入社時に総合職エリアコースの働き方を選択した私でしたが、研修や表彰式などで全国の優秀な社員たちと接するうちに、自分の力を全国で試してみたいと思うようになりました。しかし、自分を信用してお取引を始めてくださったお客様を裏切るような気もして、躊躇する気持ちもありました。
そんな気持ちをお客様に打ち明け、ご相談した時のことでした。その方はすぐに「それは挑戦した方がいい。そして支店長になって戻ってきて」と言ってくださったのです。私は恥ずかしながらも号泣してしまい、「もっと大きくなって戻ってきます」とお約束しました。そのような有り難い後押しもいただいたことで、入社4年目に全国転勤を伴う総合職オープンコースへ転換し、7月に関東地方の支店に異動しました。
初めての異動先では、お取引がしばらくないお客様の活性化で全国トップレベルの成果を収めることができ、赴任一年目でビジネスリーダーを務めました。更に支店長の方針を支店内の他の社員に浸透させる役割を担うようになり、その難しさに悩みながらも、マネジメントの世界に足を踏み入れたことを実感しています。
2020年には本社へ異動し、新卒採用活動に携わりました。若い世代に多くの権限を与え、挑戦を後押ししていく文化があることを、私の実体験をもとに学生の皆さんにお伝えました。その時に接した学生たちが、今、社会人として活躍しています。採用は終わりではなく、始まりです。彼ら、彼女らの活躍をこれから先もずっと応援していきたいと考えています。
私自身は幼い頃、カメみたいと言われるくらい、おっとりどころではない動きの遅い子で、要領の良い妹と比較され、自分でも悔しかったのを覚えています。「悔しい」で終わらせない自分に変わったのは、中学・高校生の時にお芝居に夢中になり、稽古に打ち込むようになってからでした。やると決めたことは必ずやり通すと心に誓ったのはこの頃からです。大学時代はイギリスに短期留学して、ヨーロッパの法規範について学びました。その後、証券営業という仕事を選んだのは、人間力を最も発揮できる仕事だと思ったからです。幼い頃を知る親戚には、「あのおっとりした英里が」と驚かれました。ハングリーに色々なことに挑戦して、一つひとつ乗り越えることで成長していた自分に気付きました。
現在の私の目標は、オールマイティな金融のプロフェッショナルになることです。各分野の専門家の方に頼らなくても、一通りのことは全部その場で即答できるくらい圧倒的な知識量を身に付けたいと思っています。「困った時は、まず高橋さんに聞こう」と思っていただける存在になって、一人でも多くのお客様のお役に立ちたい。そしていつの日か、故郷の支店に支店長として戻り、あのお客様とのお約束を果たしたいと思っています。