大学生の留学費用の相場は?留学方法別の費用や節約のコツを経験者が解説します!

学生

こんにちは、イギリスロンドンの大学に留学していたMaiです。

大学在学中に留学したいと考えている方は、どのくらい費用がかかるのか気になるところですよね。留学と一言で言っても、大学に行くか、それとも語学学校に行くか、そしてどの国に行くのかによって、学費や滞在費が大きく変わってきます。

そこで今回は留学にかかる費用の目安や、何にお金がかかるのかといった、具体的な費用の内訳をお伝えします。留学したいけど予算が足りるか不安という方は、相場よりも安く留学するためのコツを5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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大学生の留学費用を方法別に解説!総額いくらになる?

空港

留学にかかる費用は留学の種類と行くエリアによって異なります。それぞれの特徴と1ヶ月にかかる費用を知って、どのスタイルが自分に合っているか比較していきましょう。

大学留学

海外の大学に留学する場合「私費留学」、「正規留学」、「認定留学」の3つの方法があります。いずれも学費や滞在費などがすべて自己負担となるため、交換留学や語学留学に比べて、留学にかかる費用が高くなるケースが多いです。

欧米圏

有名大学が多く留学先として人気の高い欧米圏ですが、中でも費用が高くかかるのがアメリカです。反対に費用を安く抑えられるのは、留学生の受け入れに積極的なニュージーランドや、国公立大学の学費がかからないドイツ、ノルウェーなどがあります。

■渡航費
往復8〜12万円

■学費(年間)
国立大学:無料~約18万円
私立大学:100万円~120万円

ヨーロッパ・北欧の国立大学は以外にも学費が安く、学費が無料~20万円前後で留学できる学校もあります。

しかし、国立大学の入学には大学レベルの授業を理解できるだけの英語力が求められるため、語学力のハードルが高いという懸念点があります。

また国立・私立関係なく、学部や国によっては年間の学費が200万円を超える場合もあります。ご自身の希望の国や学部から特定の大学を探し出して、金額を確認しましょう。

■滞在費
1ヶ月あたり10〜16万円

アジア圏

アジア圏にも留学においても魅力的で、レベルの高い大学がたくさんあります。

国公立か私立かにもよりますが、比較的学費が低いのが中国やフィリピン、反対に高いのがシンガポールです。また、大学周辺には低価格なアパートや飲食店が多くあるため、滞在費を抑えることができます。

■渡航費
片道2〜6万円

■学費(年間)
国公立大学:2~10万円
私立大学:10〜40万円

フィリピンの国公立大学の学費は最安で年間10万円前後と非常に安く、1ヶ月あたりにすると1万円程度で済むことがあります。

■滞在費

1ヶ月あたり5〜15万円

食費・通信費・交際費などの生活費の相場は3~4万円ほど。

そこに加えて、自身でアパートなどを借りて滞在する場合は家賃が加算されます。
首都マニラ付近では5万円前後、ブラカン州などの郊外地域であれば1万円以下で部屋を借りることが出来ます。

交換留学

交換留学とは、海外の提携している学校と「人材交流」「文化交流」を目的に、在籍している生徒を一定期間交換するプログラムを指します。留学の期間は半年から1年間であることが多いです。

基本的には日本の大学にのみ授業料を納めれば良いので、有名大学の高い学費や、留学生向けに設定された学費を払わずに済みます。

欧米圏

欧米圏の大学と交換留学を行なっている日本の大学は多いです。滞在は大学の寮かホームステイが一般的なため、国によってかかる費用の差は比較的小さいです。

■渡航費
往復8〜12万円

■学費
現在通っている日本の大学の学費と、現地大学でかかる教材費5,000〜1万円

■滞在費
1ヶ月あたり10〜15万円

アジア圏

アジア圏での交換留学は、留学費用をできるだけ抑えたいという方におすすめです。渡航費、学費、滞在費すべてにおいて安く済ませることができます。

■渡航費
片道2〜6万円

■学費
現在通っている日本の大学の学費と、現地大学でかかる教材費0〜5,000円

■滞在費
1ヶ月あたり5〜15万円

語学留学

語学留学は大学への留学に比べて短期プログラムが多く、行く期間によって留学の費用を抑えることができます。

ただ、都心の学校に通う場合は滞在費が多くかかるケースもあります。

欧米圏

英語を公用語としている国で留学費用が比較的高いのはアメリカとイギリス、反対に低いのがマルタです。短期留学では滞在コストがかかる反面便利な都心の学校を、長期では家賃の低い郊外の学校を選ぶと良いでしょう。

■渡航費
往復8〜12万円

■学費
1ヶ月あたり15〜20万円

最も低い価格帯の学校では11万円~、高い学校だと30万円を超えるところもあります。

ただ1ヵ月の学費平均としては、20万円前後であることが多いです。

■滞在費
1ヶ月あたり8〜20万円

アジア圏

アジアの国々は日本から近く、簡単に行き来できるため、語学留学先として人気があります。費用を抑えたいのであれば物価の安いマレーシアやフィリピン、そして渡航費が安く済む台湾や中国、韓国がおすすめです。

■渡航費
片道2〜6万円

■学費
1ヶ月あたり10〜20万円

どこの国でも10万円台が相場です。

しかし気を付けるべきなのは「学費」という言葉がどこまでの費用をカバーしているのか、という点です。

例えばフィリピン留学では約15~20万円の学費の中に、寮費や3食分の食費が含まれていることが多いです。そのため留学費用全体を非常に安く抑えることができます。

■滞在費
1ヶ月あたり6〜15万円

フィリピンやインドネシア、インド等は滞在費が安く、マレーシアやシンガポール、韓国などは滞在費が比較的高いです。

アジアといっても物価は国によって様々ですので、自分の予算に合った渡航先を選びましょう。

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留学で必要な費用内訳を確認しておこう

計算機

ここからは留学にかかる費用には具体的にどのようなものがあるか、渡航費・学費・滞在費の3つに分けてみていきたいと思います。

渡航費

渡航費は留学先に行くための準備費用です。ビザ代や旅行保険料などがあります。

航空券

航空券は片道航空券と往復航空券があって、往復で購入した方が割安です。復路の日にちを後から決められるオープンチケットもあります。

航空会社やシーズンによって価格が大幅に変わってきます。

ビザ申請費

外国に長期間滞在する場合は、学生ビザの取得が必要です。ビザは各国の在日大使館で申請することができます。代理店を利用する場合は別途手数料が必要になります。

海外旅行保険

留学中は思わぬ事故やトラブルが発生する可能性があります。現地で医療サービスを受けたり、盗難にあうことを想定して、あらかじめ保険に加入しておくと良いでしょう。

学費

現地の学校に払う費用です。具体的には入学金や授業料、教材費などがあります。交換留学の場合は入学金と授業料はかかりません。

入学金

大学に私費留学や正規留学をする場合と、語学学校に入学する場合に、最初にかかる費用です。

授業料

授業料はその学校が国公立なのか、私立なのかによって大きく異なります。学校によっては、現地の学生と留学生の授業料が、それぞれ別に設定されていることも珍しくありません。

教材費

教材費は学校によって一括で納める場合と、その都度自分で購入する場合があります。授業内容によっては、印刷代や実習費など細々とした出費があります。

滞在費

滞在費は滞在している時に必要な費用で、食費や通信費、宿泊費などがあります。滞在する国やエリアの物価が大きく関わってきますが、工夫次第では節約して抑えることもできます。

食費

学生寮やホームステイを利用する場合は、食費が宿泊費に含まれることがあります。外食が多いのか自炊が多いのかによっても大きく変動してきます。

通信費

学生にとって欠かせないのが、スマートフォンやWi-Fiの通信環境です。長期留学の場合は日本での通信契約は解約するなどして、費用がダブらない様に注意しましょう。

宿泊費

宿泊費は大学寮やホームステイ、アパートのシェアなど、滞在方法によって異なります。滞在するエリアの相場もあらかじめ把握しておきましょう。

それぞれの滞在方法にメリット・デメリットはあります。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
留学中おすすめの滞在方法は?海外ホームステイ・寮・1人暮らしメリット、デメリットまとめ

雑費

ほかにも現地でかかる交通費やお小遣いなど、様々な費用がかかります。留学中に楽しく過ごせる様に、余裕を持って予算を組んでおくと良いでしょう。

大学生の留学費用を安く抑えるコツ5つ

パソコンと人

ここからは、留学費用を相場よりも安く済ませるためのコツをご紹介します。

(1)航空券

航空券は航空会社や利用するシーズンによって価格が大きく変動します。安く購入するためには、格安航空会社を利用するのがおすすめです。会員登録をすることでお得なキャンペーンの情報を得ることもできます。

ピークシーズンとオフシーズンは行き先によって異なりますが、大型連休期間や春から夏にかけては比較的高くなります。1〜2ヶ月前など早く予約することで割引される場合もあるので、オフシーズンをねらって早めに購入すると良いでしょう。

私は毎年海外旅行をしていますが、いつも2ヶ月前から航空券の値段をチェックしています。日にちを変えて検索することで半額以下になることもあるので、根気よく探してみると良いでしょう。

以下の記事ではお得な航空券の取り方を特集していますので、参考にしてみてください。

航空券の買い方徹底解説!留学には片道よりも往復チケットが安心

(2)授業料

大学在学中に留学すれば、日本の大学に所属しながら一定期間だけ海外で学ぶ経験をすることができます。

このときにとても大事なのが、留学先で取得した単位が日本の所属大学の単位として認められるかどうかです。単位が認められる制度のことを認定留学といいます。

単位が認められるのであれば、留学中は日本の大学に授業料を支払う必要がなくなり、卒業が遅れることもありません。

また、交換留学で行くときは日本の大学に授業料を納めるだけで済みます。そのため、留学先が授業料の高い大学である場合には費用を抑えることができます。

他の語学留学で授業料を抑える方法は、学校の割引キャンペーンを利用することです。

たとえば、アメリカのニューヨークやロサンゼルスなど、人気の留学地域では語学学校同士の競争も激しいため、人気校でも特別割引をすることがあります。このような特別割引は期間限定のことが多いので、授業料を抑えたい人はこまめにチェックするなどして、割引時期を逃さないことが大切です。

(3)食費

ホームステイなどで食事を出してもらえる場合は良いですが、そうでない場合は極力自炊をすることで食費を抑えることができます。

大型のスーパーマーケットや新鮮な食材が売られているローカルマーケットに行けば、その土地ならではの食材がたくさんあります。昼食にはお弁当を持参したり学食を利用するのも良いでしょう。

留学しているとどうしても日本食が食べたくなることがあります。私が留学していたときは、日本食レストランは高くて行けなかったので、醤油や和風だしなどの調味料を常備したり、カレーのルーやふりかけ、味噌汁などを親に送ってもらったりしていました。

機内持ち込みが可能なものはスーツケースに入れて日本から持っていくと良いでしょう。

(4)通信費

通信費は国によっては短期契約ができるので、日本よりもかなり安く済ませることができます。

長期留学の場合は、SIMフリーのスマートフォンを用意すると良いでしょう。SIMカードはデータ容量を選んで無期限で使えるタイプや、SNSが使い放題のタイプなど様々あるので、使用量に合わせて選ぶことができます。

パソコンを使う機会が多いのであれば、テザリング機能を利用してスマートフォンの4G回線からパソコンをインターネットに繋げることもできます。

普段からインターネットをあまり使わない方は、データ容量の小さいSIMカードを購入して、学校や公共の場のフリーWi-Fiを利用するのも良いでしょう。そのため寮やホームステイ先に、Wi-Fiの設備があるか確認しておくことも大切です。

(5)宿泊費

学生寮がついている学校であれば、寮に入ればそれだけで宿泊費と通学の交通費を抑えられます。家具や家電など必要なものがそろっているので、日用品をそろえるだけで済むのもメリットです。

寮やホームステイ以外に自分で滞在場所を決める場合は、クラスメイトや現地で知り合った人とアパートをシェアすることで、家賃を抑えることができます。

私は3週間のホームステイと3ヶ月間の寮生活を経て、その後はイギリス人やアメリカ人達と一軒家をシェアして暮らしていました。そのおかげで家でも英語力を上げることができましたよ!

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費用が気になる人におすすめの給付型奨学金3選

ハイタッチ

費用面を理由に留学を悩んでいる方は、奨学金制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。奨学金制度には日本の大学だけでなく、海外の大学に進学する学生を対象としているものもあります。

また、給付型のものは返済が不要なので、経済的に不安がある方にも留学するチャンスを与えてくれます。

ただし、奨学金を受けるためには語学力や大学の成績などの基準が設けられているので、確認が必要です。ここでは大学生や大学院生が対象の、給付型奨学金制度を3つご紹介します。

日本学生支援機構(協定派遣型)

最長1年までの大学や短期大学、専門学校へ留学する学生を対象とした給付型の奨学金です。家計基準や大学の成績基準などの資格や要件が定められています。

英語力 -TOEIC400点以上、TOEFL PBT435点・iBT41点以上、IELTS5.0以上もしくは、在籍大学で前年度の語学成績がGPA2.30以上
募集人数 総派遣計画人数または100名のいずれか少ない数
給付額 ①奨学金月額6〜10万円(派遣先地域によって異なる)、②渡航支援金16万円
給付期間 8日~1年
URL 海外留学支援制度(協定派遣)
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/tantosha/study_a/short_term_h/index.html

文部科学省のトビタテ!留学JAPAN(日本代表プログラム・大学全国コース)

学生のうちに様々な経験を積んで欲しい、という想いから生まれた奨学金制度です。将来的にグローバルに活躍できる人材の育成を目的としています。

英語力 英語力に関する基準はありません。語学留学は対象に含まれず、理系や社会科学系、芸術系など専門性の高い分野の留学が対象となります。
募集人数 400人
給付額 57〜71万円
給付期間 28日〜1年(3ヶ月以上推奨)
URL トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 大学生等コース
https://tobitate.mext.go.jp/univ/program/

経団連グローバル人材育成スカラーシップ

指定大学と大学院に在籍する学生を対象とした奨学金制度です。将来日本企業に就職し、グローバルに活躍したいという人を求めています。

英語力 TOEFL iBT61点・ITP/PBT500点以上、IELTS5.0以上
募集人数 20人
給付額 200万円
給付期間 8カ月~1年
URL 経団連グローバル人材育成スカラーシップ
http://idc.disc.co.jp/keidanren/scholarship/

まとめ

飛行機に乗る人

本記事では大学生が留学する際の費用についてご紹介しました。

大学留学では単位が取得できる学校を選んだり、交換留学や認定留学の制度を利用することで、大学在学中に留学するメリットを活かすことができます。

また、留学費用を用意することが難しい場合は、給付型奨学金の利用を積極的に考えてみると良いでしょう。

大学生のうちに留学したいなと思っている方は、今回ご紹介した節約ポイントを意識して、予算に合う行先や学校を探してみてください。

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この留学ブログを書いた人

マイ

マイ

高校2年生の時に初めて友達と2人でヨーロッパに訪れ、海外の魅力にはまりました。高校卒業後にロンドンへファッションを勉強しに留学し、その後英会話スクールの立ち上げと運営に携わりました。毎年海外旅行するのが楽しみです。現在は織物講師とウェブライターを兼務しています。

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