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おかしな転生 作者:古流 望

第34章 ふわふわお菓子は二度美味しい

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405話 特別

 ナータ商会。

 創設して十年にも満たない新興の商会ではあるが、その規模はかなり大きい。

 大きいと言っても色々だが、規模の大きさにも大中小とある。

 王家御用達であったり、大貴族の直接運営或いは積極的後援や資金の直接提供があるトップクラスの商会を大とし、複数の領地に跨って手広く商いを行い、下手な貴族よりも財力と影響力を持つ商会を中とし、更に地場に根付いて隙間(ニッチ)な需要を相手にする商会を小とする場合。

 ナータ商会は、大商会に手を掛けた、中の上クラスの商会だろう。

 十年もせずに商会を急拡大させたナータ商会の原動力は、何と言っても商会トップの実力と運。

 特に、モルテールン家と縁が深かったことによる運の強さは、他の商会の人間は心の底から羨んでいる。例えるなら、宝くじで一等を当てた人間を見る目に近しい。

 二十年以上に渡ってコツコツと信頼を積み上げてきたお得意さんが、とんでもない勢いで急激に膨れ上がった余波が、ナータ商会の急拡大に繋がっている。


 「会頭」

 「なんだい、サーシャ」


 会頭のデココを呼ぶのは、看板娘のサーシャ。

 今は会頭の秘書的なポジションにいるサーシャは、生来の呑み込みの良さも有って今ではモルテールン領でも指折りの高給取りになっていた。

 ナータ商会を支えてくれる美女を、デココはちらりと見ただけで続きを促す。


 「ペイストリー様から、至急のご連絡ということです」


 サーシャの報告にはさしものデココも、体がしゃっくりのように動いてしまった。びくっと動いたそのままの格好で、連絡の内容についてあれこれ考える。


 「やれやれ。今日は一体なんだろうね」


 ナータ商会会頭のデココは、モルテールン家とは深い付き合いがある。

 モルテールン領が赤字を垂れ流していた貧乏領地の時からの付き合いであり、モルテールン領領主代行のペイスなどは生まれる前から知っている間柄。

 お互いに遠慮斟酌の無い、気の置けない関係性を今でも維持しており、デココがモルテールン家に厄介ごとを持ち込むことも有れば、その逆も有る。

 とりわけ、ペイスの無理難題に関しては一家言を持つ専門家。

 見も知らない、聞いたことも無いような調理器具の手配から、何処にあるのかも分からない果物などの植物の手配。果ては、他国の王様に直接取引を持ち掛けてこいなどという要望まであった。

 ナータ商会が大きくなったのは多分にペイスのお陰なのだが、同時に厄介ごとの多さも他の比でなく多い。


 今日もまた、そんなペイスからの連絡だという。しかも、至急。

 これに嫌な予感を覚えないようでは、危機感が足りなさすぎるだろう。

 利益と迷惑の両方ともけた違いのものを持ち込んでくるクライアントには、警戒心の一つも湧いてくるというものだ。


 「これが預かった手紙です」

 「ありがとう」


 渡された手紙の封を切り、さっと目を通す会頭。

 どこかに落とし穴が無いか、隅々まで二度三度と読みなおし、手紙から顔を上げる。

 難しい、考え事をしたままの顔つきであり、サーシャは恐る恐る内容を尋ねた。


 「ふむ」

 「何が書いてあったんですか?」

 「今後の物資の手配についてだね」

 「……難しい手配ですか?」


 会頭が考え込むようにして、悩まし気な雰囲気で読み終わった手紙だ。内容に関しては困難な要請であると考えるのは間違っていない。

 そもそも、簡単なお使い程度でわざわざ領主代行が手紙を認めるはずが無いのだ。あのペイスであれば、ちょっとした雑用ならば適当な人間に伝言を持たせて走らせるなり、自分がちょっと朝の日課のランニングのついでに寄って話をすればいい。


 「難しいとは?」

 「カカオを船一杯用意しろとか?」

 「ははは、なるほど、それは難しい」


 サーシャの予想する“難しい手配”に、さしものデココも笑いだす。

 自分の部下が“モルテールン家の難しい手配要請”と考えて真っ先に思いつくのが、どう転んでもスイーツにしか繋がっていないことに対して、おかしさを感じたからだ。

 どうやら、ペイスの無茶ぶりがお菓子と直結しているらしいことは、サーシャぐらいの立場の人間にすら周知の事実となっているらしい。

 どうにも笑える話では無いか。


 「でも、安心していいよ。今回の物資はありふれたものだ」

 「ありふれたもの?」

 「ごく普通の糧食。麦や塩なんかだね。それに馬車の手配に、建築資材。人手も集められるなら集めて欲しいとある」

 「はあ」


 ペイスが要請した内容は、本当にありふれているものの手配だった。

 糧食などというのは、保存性を重視した食料のことを指すわけだし、馬車の手配とて物資運搬の手段と考えれば一番一般的だ。

 建築資材と人手というのも、建築物を建てる時には当たり前に手配されるもの。

 他にも細々と書かれてはいるものの、どれも手配するのに難しいというものは無かった。


 「あれ? でも至急って割に大したものではないんですね」

 「そうだね。だからこそ厄介さ」

 「え?」


 ごく一般的な物資の手配。

 ならば、大したことはなさそうだとサーシャは安堵した。ほっと胸をなでおろす。

 難しい物資の手配となれば、急成長したが故に人材育成の追いついていないナータ商会ではデココが直接動くしかなく、デココが動くとなればその間ナータ商会のザースデン本店を預かるのはサーシャということになるのだから。

 幾ら頭が良いとはいってもサーシャは元々ただの村娘。今を時めく大商会の本店の留守番というのは、何度経験しても慣れない、緊張の連続なのだ。

 留守番をしなくても良さそうならば、サーシャとしては御の字。

 しかし、デココの顔は苦笑いのままだ。不思議そうにするサーシャ。


 「わざわざうちに頼まなくとも手に入るであろうものを、出来るだけ急いで集めろという御指示。この裏を読むべきなのさ」

 「裏?」

 「……そう。きっと、開拓を前倒しにするから、準備しておくように、という謎かけだと思う」

 「へぇ、なるほど」


 デココの読みは、少なくともモルテールン家に関わることで今まで外れたことは無い。

 ペイスがわざわざ至急として当たり前のものを手配するように言いつけたということは、これらの物資が身近で入用になるということ。

 モルテールン家の内情に詳しいデココだから分かる。これは、魔の森での“軍事行動“に備えよという、モルテールン家からの実質的な命令であると。

 他の商会ならば言われたとおりに糧食や資材を集めて終わりだろう。

 しかし、デココは更にその裏、その先を読む。

 どうやら、本格的に“魔の森の入植”を見越しているのではないか。そう判断した。

 ならば、至急の軍需物資とは別に、近々入用になるだろう“開拓に必要な資材物資”も集め始めるべき。

 世間の注目が集まっており、何かと注目される中での開拓物資の収集。これは、恐らく表にはまだ出せないはず。

 秘密裏に準備を進めておけ。ペイスから、暗にそう言われているとデココは悟った。


 「ここまで準備をさせるということは、開拓の規模も大きくなるんだろうな」

 「じゃあ、稼ぎ時ですね」

 「その通り。さあ、忙しくなりそうだ」


 デココは、早速とばかりに陣頭指揮を取りに動くのだった。


◇◇◇◇◇


 魔の森のモルテールン領軍並びに国軍部隊の駐屯拠点の中。

 テントが幾つも立ち並ぶ一角からほど近い場所。

 部下から知らせが有って確認しに来たペイスとバッツィエン子爵の眼前には、ぞっとする光景があった。


 「あれがそうですか」

 「うむ」


 ペイス達の目の前にあるのは、蜂である。

 それも、数えるのが馬鹿らしいほどの大量の蜂。百や二百ではきかない、うじゃうじゃ、と表現するべき光景。虫嫌いの人間ならば卒倒しそうである。


 「東西北のどの方向に進んでも危険性は同じ、でしたか?」

 「うむ、そう言った覚えが有る」

 「……嘘は有りませんね。意味は大分違いそうですけど」


 見渡す限り、というのだろうか。

 崖の上に作られた防御施設から見渡してみれば、ぎっしりと蜂が飛んでいる。

 ザースデンのある南以外は、まさに蜂に包囲されている状況だ。

 南側とて崖である。逃げ道というのは怪しい限り。撤退するとなれば、恐らくは少なからぬ被害が出そうである。


 「バッチレー達では手に余りますか?」

 「実は、卿が来る前に一当たりさせてみて、無理だと判明した」

 「ほう」


 国軍は精鋭揃い。

 蜂の数が多かろうと、怯えるようなことは無い。しかし、無策無為に吶喊すれば戦いに勝てるわけでも無い。

 敵の戦力がどの程度のものか、試しにつついてみた。

 その結果、神王国でもトップクラスの武者であるはずの隊員が、かなりの被害を受けて撤退の憂き目に遭った。


 「負傷者は拠点で療養中だが、あれを何とかしないことには、おちおち拠点でゆっくりも出来ん」

 「分かりました」


 空を飛ぶ巨大蜂の集団となると、城壁もあまり意味がない。地を這う獣にならば壁や堀も有効であろうが、空飛ぶ魔物にはせいぜいが嫌がらせの障害物程度の意味しかない。

 拠点に引きこもって対処できるものならそれも一策ではあるが、流石に蜂相手にはそうはいかないようだ。

 魔の森の、それもまだまだ浅い部分でこれである。今まで多くの人間が開拓を試みて、失敗してきたはずである。


 「襲ってくるかと思いましたが、そうでもなさそうですね」

 「うむ。どうやら彼奴らは、こちらを相当に警戒している」

 「ほう」


 ひと当てして散々に負けて撤退したのだ。普通の敵であれば、そのまま勢い込んで襲ってきそうなものである。

 勿論そうなれば被害は甚大、拠点を放棄して撤退となっていただろうが、現実はそうはなっていない。

 不思議なことである。


 「これは推測だが、彼奴等は自分たちの危険を伝える“特別な方法”を持っているのではないかな?」

 「特別な方法?」

 「うむ、モルテールン卿は心当たりがお有りか?」

 「無いことも無いですね。あれらが僕の知る蜂と類似の生物であるなら、ですが」


 バッツィエン子爵は自身の経験と観察した結果から、何がしか特別な“警戒”を伝える方法が有るのだろうと推察した。

 ペイスはそれを聞き、幾つかの可能性を思い浮かべる。

 例えば蟻は、フェロモンのような臭いで仲間に対してメッセージを伝えるという。餌の場所であったり、危険が迫っていることであったり。

 蟻が行列を作るのはこのフェロモンの働きによるものだ。


 また、蜂が特殊なダンスで情報を伝達することも知っている。魔物蜂までそうかは分からないが、危険性や餌の場所の情報を仲間に伝えることは、群れの生存確率を上昇させるもの。進化の方向性としては実に真っ当。何か手段を持っている考える方が自然だ。

 魔物がこの世界ならではの進化を遂げたというのであれば、魔法的な伝達手段を持っているかもしれない。

 王家が魔法で情報伝達することがあるというのは、ペイスもヴォルトゥザラ王国に出向いた際に王子から知らされている。人間が情報伝達に魔法を使うのだ。蜂が似た様な魔法を使えたとしてもおかしくはない。驚きは有っても、否定するほどには不自然ではないのだ。

 情報伝達を蜂同士で行っている。なるほど、十分に考えられる話だと、ペイスは頷いた。


 「ならば、あれらが警戒するのは……」


 ペイスがそっとつぶやいた時。


 「きゅい」


 自分の出番だと、ペイスのペットが顔を出した。

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