▼《女子高生サポートセンターColabo》について
私たちは、「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会に」を合言葉に、中高生世代を中心とする女子を支える活動を行っています。
夜の街で家に帰れずにいる少女たちへの声掛けや相談に乗るほか、児童相談所や警察、学校、病院などへの同行支援を行ったり、虐待や性暴力被害を背景に家家に帰れない少女たちが一時的に泊まれる場所を運営し、食事、風呂、衣類や宿泊場所などの提供、自立支援シェアハウスや、同じような境遇を生き抜いた中高生たちによる自助グループを運営しています。
これまで年間130名ほどの少年少女と出会ってきましたが、今年度の相談者数は半年で200名を超えています。特に貧困や虐待などを背景に、家庭や学校、地域で孤立し、街やSNS上をさまようなかで、危険に取り込まれた青少年と関わっています。
▼プロジェクトの背景・きっかけ
そうした子どもたちに街やネットで声をかけるのは、手を差し伸べる大人ではなく、女子の場合は、買春者やJKビジネスなどの性的搾取への斡旋者など、少女たちを利用したり、危険に取り込む大人ばかり。被害に遭った少女が自傷行為や自殺未遂を行うケースも後を絶ちません。
私たちは、児童相談所や警察などへの同行支援も行っていますが、困難を抱えた中高生が公的な支援を受けることに高いハードルを感じています。家庭や学校などで傷ついてきた子どもたちが、自ら相談機関を調べて、面談の予約を取り、交通費と時間をかけて相談に行くというのは現実的ではありません。また、公的機関の体制が、困難を抱える青少年の実態と合っていないことも、日々感じています。
例えば、児童相談所の開所時間は多くが平日の日中のみで、保護のニーズが高まる夜間や土日祝日に、駆け込める場はありません。公的機関で唯一、子どもを発見し、つながる活動に力を入れているのは警察ですが、それは「補導」という形になります。補導された子どもはケアではなく指導の対象として捉えられ、叱られて家に帰されたり、鑑別所に送られる事もあります。
一方、少女たちを危険に取り込むスカウト組織や買春者は、少年少女に必要な「衣食住+関係性」を、支援より先に与えています。話を聞き、理解を示し、帰るところがないのなら「寮」を、補導から逃れるための「宿泊場所」を提供し、時に食事を与え、学習支援をしている店もあります。彼らは少女たちを「担い手」として捉え、仕事を与えて取り込むやり方をしています。それが、搾取のための手段になっているのです。
▼10代向け・無料の夜カフェを繁華街でオープンさせます!
そうした現状を変えるため、私たちは夜の街に停車させたバスを拠点に、少女たちへのアウトリーチを行います。
去年行ったクラウドファンディングでのご支援や、日本財団からの助成金をもとに準備を進め、
今年度、赤い羽根福祉基金からの助成でキャンピングカー仕様のバスを購入することができました。
新宿区・渋谷区と連携し、繁華街に停めたバスの周りにテントを置き、イスやテーブルを並べて食事をとったり話ができるような場をつくり、10代向け・無料の夜カフェ《Tsubomi Cafe》として2018年10月にオープンします。
そこを拠点に、スタッフとボランティアがチームに別れて少女たちに声をかけ、バスでの活動を案内します。カイロやテレフォンカード、食料などの物品を提供したり、相談窓口の紹介が載ったカードやグッズも配布します。バスでは、食事や物品提供を行い、必要に応じて相談や、行政・病院などへの同行支援、緊急一時保護を行います。
現在、バスをこのようなデザインにするため、塗装を行っているところです。
この活動では、「支援すること」ではなく、「発見し、出会い、つながること」を目的とします。それが、少女たちが困ったときに相談したり、必要なタイミングで支援を利用するためのきっかけづくりになると考えています。緊急的な保護や、さらなる支援が必要な場合は、全国の支援団体等と連携し、チームを組んで支えていきます。
これまでは、街で声をかけ、連絡先を伝える方法でアウトリーチを行なってきましたが、それだけでは、少女たちも警戒したり、突然のことで驚くなどして、直接的な支援につながるケースは少数でした。
街中に停車させたバスを拠点にすることで、「あそこにバスがあって、ご飯が食べられるよ」「よかったら少し寄って行かない?」などと案内することができ、少女たちに足を運んでもらいやすくし、団体の雰囲気や活動を知ってもらうことで、困ったときに思い浮かぶ顔の1つになれたらと思っています。
▼少女たちに配布する支援・啓発グッズを作成したい!
2011年の立ち上げからこれまで、私たちは個人の方からのご寄付や民間の助成金、講演謝金などの自主事業費などで運営してきましたが、この度、このアウトリーチ事業が、厚労省が今年度から始めた「若年被害女性支援モデル事業」の東京都の委託先に選ばれました。そのため、人件費やシェルター家賃の一部などが公費から支払われることになりますが、まだまだ資金は不足しています。
特に、少女たちに配布するグッズについて、必要な製作費をみなさんにご支援いただきたいとこのページを立ち上げました。
少女たちに配布するカフェの案内カード。
▼資金の使い道
カードだけだとすぐに捨てたりなくしたりしてしまうかもしれないので、気軽に持ち歩くことができる日用品を制作します。日常的に使ってもらう事で、困ったとき、危険につながる以外の選択肢として思い出してもらえたらと思っています。
現在、手鏡を2万枚、絆創膏を2万個、スマホリングを2千個制作する計画を進めています。
それぞれ、色やデザインのパターンを数種類用意し、女の子たちに選んでもらえるようにしたいです。
学校や少年院などでの講演の際にも子どもたちに渡す予定です。
・手鏡
・絆創膏
・スマホリング
・必要な資金の内訳
手鏡 1個50円×2万個=100万円
絆創膏 1個50円×2万個=100万円
スマホリング 1個100円×2千個=20万円
より安価で製作できる韓国の業者に発注予定で、全て合わせて約220万円必要になります。
まずはそのうちの200万円(うち14%は手数料として引かれたうえでColaboに届きます)をこのクラウドファンディングで集めたいです。
もし支援金が多く集まった場合は、ノートや、コンドームなどのオリジナルグッズの制作もしたいです。
▼リターンについて
なるべく多くの資金を少女たちへの支援に活用させていただきたいと考えていますが、
金額に応じて、お礼メ-ルや支援グッズなどお送りさせていただきます。
※学校関係者の方など、Colaboの連絡先を伝えたい生徒さんや、支援グッズを中高生に渡したいという方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。
▼最後に
児童虐待や、中高生の自殺の問題などがメディアなどでも取り上げられ、世間の関心が高まりつつありますが、
特に、公的支援からこぼれ落ちやすいハイティーン・10代後半の子どもたちの困難な状況や支援の不足には、
まだまだ目を向けられていません。この活動に共感してくださるお一人おひとりの力が必要です!
少女たちの可能性を信じ、支える仲間になってください!
3,000円のご支援で、15人の少女に<カード・鏡・絆創膏・スマホリング>の支援グッズを贈ることができます。
5,000円のご支援で25人の少女に支援グッズを贈ることができます。
10,000円のご支援で50人の少女に支援グッズを贈ることができます。
1,5000円のご支援で75人の少女に支援グッズを贈ることができます。
20,000円のご支援で100人の少女に支援グッズを贈ることができます。
30,000円のご支援で150人の少女に支援グッズを贈ることができます。
50,000円のご支援で250人の少女に支援グッズを贈ることができます。
100,000円のご支援で500人の少女に支援グッズを贈ることができます。
応援よろしくお願いします。
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