ドリフ名作コントがデジタルリマスター版で配信へ 高木ブー「全員いなくなったあとも笑って覚えてもらえるように」

イザワオフィスの公式YouTubeチャンネルで配信される「ザ・ドリフターズ」コントのデジタルリマスター版の一場面
イザワオフィスの公式YouTubeチャンネルで配信される「ザ・ドリフターズ」コントのデジタルリマスター版の一場面
イザワオフィスの公式YouTubeチャンネルで配信される「ザ・ドリフターズ」コントのデジタルリマスター版の一場面
イザワオフィスの公式YouTubeチャンネルで配信される「ザ・ドリフターズ」コントのデジタルリマスター版の一場面

 国民的コントグループ「ザ・ドリフターズ」の所属事務所「イザワオフィス」は、ドリフの名作コントをデジタルリマスターで復活させた映像を同社の公式YouTubeチャンネルで期間限定公開する。31日正午より、第1弾コント「ゆく年くる年」が公開され、以降も随時配信予定。

 イザワオフィスは、同社の制作番組であるフジ系「ドリフ大爆笑」(1977~98年)のオリジナル素材の経年劣化に伴い、保有する番組の全素材をデジタルにデータ変換することを決定。テレビ特番などで使用頻度の高い一部の人気のコントについては、「NEPビデオレストアサービス」を利用したデジタルリマスター処理を順次実施する。

 ドリフメンバーの高木ブーは「『ドリフ大爆笑』が45年前にスタートしたとき、僕たちは『8時だョ!全員集合』を掛け持ちをしていたり、週末は寝台列車で地方に営業に行ったりと忙しい時期を過ごしていました」とコメント。「テープが先にダメになるくらい長い間ドリフがテレビで放送されているなんて、当時は夢にも思いませんでした」と語る。

 自らが出演するコントが鮮明な映像でよみがえることについて、高木は「何十年と経った今でも、これからもドリフのコントは色褪せないと信じているけれど、それでも観(み)られなくなっちゃ忘れられてしまうから、僕たちが全員いなくなってしまった後も多くの子どもたちに観て笑って覚えていて貰(もら)えるように頑張りたいと思います」と思いをつづり「みんなで観て、笑って、これからもドリフのことを覚えていてください」と呼びかけた。

 なお、デジタル化への作業で発生した費用の一部を、YouTubeの広告収益から補填(ほてん)することで、さらに多くのコントを鮮明な映像でよみがえらせるつもりだ。イザワオフィスは「ドリフの名作コントをご視聴頂き、たくさん笑っていただくことが、より長く、ファンのみなさまにドリフのコントを楽しんで頂くことにつながります」とコメントしている。

 元日放送のフジ系「ドリフに大挑戦 あけましていい正月だなスペシャル」(後5時)でも、デジタルリマスター処理がなされたコント映像が使用される。

イザワオフィスの公式YouTubeチャンネルで配信される「ザ・ドリフターズ」コントのデジタルリマスター版の一場面
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