2009年入社。ビジネスジャンプ、コバルト文庫・オレンジ文庫を経て、現在、グランドジャンプ編集部所属。趣味は、自転車と愛犬の散歩と野球観戦。学生時代は、全国を自転車で旅して、各地のおっちゃんと酒を酌み交わしていました。現在は、二児の父をしながら、編集の仕事を楽しんでいます。
私の仕事紹介
『ドラフトキング』『ここは今から倫理です。』『#DRCL midnight children』などの作品を担当しています。普段は、連載マンガの打合せや取材がおもな仕事になります。資料集めや取材のセッティングなど、作品に関わることなら何でもやるのが編集の仕事なので、新しいことを知りたい好奇心の強い方は、楽しく仕事できると思います。
2021年は『ここは今から倫理です。』のドラマ化もあったので、脚本のチェックやテレビ局と作家さんの仲立ちなども重要な業務でした。コロナ禍で大変な状況のなか、出演者の方々、スタッフの方々がとても前向きに撮影を行なっている様子にすごく感動しました。マンガ発の作品が、多くの人の力を借りて広がっていく現場に立ち会えたのは最高に幸せな時間でした。
仕事の魅力
青年マンガ編集の仕事の魅力は、自分の興味の幅がそのまま業務になるところだと思います。ターゲットが大人であることもあって、ファンタジーよりも職業マンガやスポーツマンガなど、比較的等身大に近いテーマの作品が多い傾向にあります。そのため、どんな好奇心もそのまま仕事につながります。野球好きの私が、野球マンガ『ドラフトキング』の担当をしていると、すべての取材がそのまま自分の楽しみに直結します。ブルペン裏で現役プロ野球選手の投球を見ることのできる感動は、なかなか味わえないものです。そして、その感動を共有したマンガ家さんが最高に面白い作品を描いてくれます。至福の時です。
起床。愛犬の散歩
子どもたちの登校を見送り、出社の準備
出社後すぐにメールチェック
マンガ家さんとスケジュール確認の電話打合せ
昼食
昼食をとりながら読んでいた『ドラフトキング』の作者・クロマツテツロウ先生お薦めの本。影響を受けすぎて、いまから練習したらあの頃よりうまくなれるのではと思う元球児の編集者……。
阿佐ヶ谷にて、マンガ家さんと打合せ
打合せで話題に上った春の甲子園取材。生で得た感動は、作品ににじみ出てきます。取材に飛び回れる日常に早く戻れますように……。
会社に戻り、メールチェック
データで原稿を受け取り、マンガ家さんに確認の電話
入稿作業
帰宅。晩酌をしながらNETFLIXで海外ドラマを鑑賞
就寝
起床。愛犬の散歩
子どもたちの登校を見送り、仕事の準備
メールチェック
マンガ家さんと電話打合せ
昼食
資料書籍を読み込み、まとめる作業
担当している増刊「グランドジャンプめちゃ」の校正作業
昨年、急遽、屋根裏部屋に確保した在宅勤務用スペース。狭いが本やマンガに囲まれて、なかなか快適です。
監修者の方に資料提供のご相談の電話打合せ
子どもたち帰宅。休憩
校正作業
夕飯
校正作業
業務終了。この日は校了日(校正の最終日)であったため、比較的ハードな一日でした。
ちょっと贅沢なビールで自分をねぎらって就寝
入社後、変化したところ
自分の時間への意識をしっかりと持つようになりました。学生時代と違い、公私の時間を意識的に分けないと自分の時間がどんどんなくなってしまいます。とくに編集者はオンとオフの境がつけにくい職業です。映画を観ていても、小説を読んでいても、それこそ家族と過ごしていてもマンガのネタを探してしまうのが編集者の性。意識的に仕事のスイッチを切って、自分の時間を楽しく過ごすことは、とても大事だと思います。石塚真一先生の『BLUE GIANT』と原泰久先生の『キングダム』の新刊は仕事スイッチを切って、純粋に楽しんで読んでいます。