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おかしな転生 作者:古流 望

第34章 ふわふわお菓子は二度美味しい

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402話 今後の進路

 モルテールン領の本村。

 既に村とは呼べなくなっている都市の一等地にある領主館の応接室に、数人の男がたむろっていた。

 一人はモルテールン領領主代行のペイス。もう一人は国軍の大隊長バッツィエン子爵。他にもシイツやら国軍の小隊長やらが居る。


 「ご足労頂きまして恐縮です、バッツィエン子爵」

 「いやなに、魔の森の探索も順調であるから、何の問題も無い」


 引き締まっているものの、年齢相応に小柄なペイス。対し、平均を大きく上回る身長で鍛え抜かれたバッツィエン子爵。

 二人が相対すると、体格差が凄まじい。

 メロンパンでもくっつけているのかと言いたくなるほど盛り上がった胸の筋肉。子供の胴回りぐらいは軽くありそうなほど太く鍛えられた腕の筋肉。綺麗に割れて数が数えられる腹筋に、絶対にズボンは特注だと確信させるほど逞しい大腿。

 子爵の体格は、徹頭徹尾筋肉で出来ている。

 ペイスはどちらかといえば無駄をそぎ落としたような細マッチョだ。腹筋は硬いし余計な脂肪は少ないが、太さはあまり感じない。

 何故か腕を上げてポージングする子爵の奇行をさらりと流し、元祖の奇行師はお茶を飲む。


 「それで、今回の呼び出しはどういった用件であろうか」

 「はい。今後の進め方について打ち合わせておきたいと思いまして」


 ペイスが子爵を呼びつけたことについて。

 これは、ペイスの方が指揮権を持つ上位者であるから当然のことだ。

 部下から現状の報告を定期的に受け取り、状況の変化に応じて指示を出す。ごく普通の通常業務である。

 しかし、戦場の経験も豊富なマッチョは、風貌からは似合わぬ知性と経験を持ち合わせている。ペイス達の様子が少しいつもと違うことに気づいたのだ。


 「それだけでもなさそうだ」

 「流石の御明察です」

 「世辞は不要だが、そう言うということは、やはり何か有るのかな?」

 「はい。実は魔の森の開拓について、子爵の意見を伺いたいと思いまして、こうしてお呼びだてした次第です」

 「おお、良いとも。何でも聞いて欲しい」


 ドン、と胸を叩く子爵。

 現代のものに比べて、生地に伸縮性が無い服で有る為、前で留めているシャツのボタンがちぎれ飛びそうなほどパツンパツンに胸を張っている。

 ちなみに、モルテールン領に来てからでも二回ほどボタンを飛ばしている。


 「現状は拠点維持を指示していたと思いますが」


 モルテールン領軍を預かり、国軍に対して命令権を有するペイスは、目下の命令を拠点防衛としていた。

 軍事的な命令としてはさほど珍しくも無い命令だ。

 軍事拠点は維持することこそ大事であり、駐屯部隊に防衛を任務として命令するのは通常業務に近い。

 ついでに、拠点付近の定期的な観測も任務として与えてある。

 何が有るか分からないブラックボックスな森だ。安全第一として、少しづつ確実に既知の領域を広げていくようにしていた。


 「うむ。基本的には維持を目的にしつつ、ザースデンとの補給路を補強しつつある」

 「ふむ」


 バッツィエン子爵は歴戦の軍人だ。

 戦場に立った経験も一度や二度では無いし、実戦経験も豊富。

 魔の森というフィールドでの活動とはいえ、敵がいる以上は戦場にも等しい。戦いの場においては、後顧の憂い無く戦えるという状況を作るのは指揮官の務めとも考えている。

 今現在、魔の森の駐屯地は軍人が防衛のことのみを考えて整備したもの。

 いかに効率的に、いかに長期間、いかに簡単に防衛できるかを主眼に置いて活動している。

 即ち、居住性は悪い。

 人が快適に暮らすことを目的としていないので、とにかく普通に暮らすことを考えると不便が大きいのだ。

 例えば水場。

 戦いになり、或いは拠点防衛の為に長期間籠城のような羽目になるかもしれない。そうなった時の為に、水の利用は許可制だし、何処にでも水を捨てていいわけでも無い。いざという時の為に貯水していると、水場だけ湿度が高くなり不愉快極まりない状況になる。

 また、食料の保存を考え、湿気で劣化しないようにと水場と食糧貯蔵場所は離されていて、食事をするたびにかなりの距離を移動して水を汲まねばならない。

 或いは寝床。

 拠点防衛の効率性を考え、寝る場所は防壁の傍になっている。いざという時には寝ている人間も飛び起きて、即座に防衛に加わる為だ。

 この防壁の傍というのが頂けない。それなりに高さが有る為日当たりは悪くなるし、常に人が起きて動き回っている場所の傍ということで四六時中音がする。

 快眠出来る環境とはとても言えない。

 一事が万事、効率を考えて居住性や快適性を無視している。

 軍人だけが利用するならそれも仕事の内と割り切っても良いだろうが、今後拠点を橋頭保に、長期滞在する人員を用意したいペイスとしては不満が有るわけだ。


 それに、補給というのも基本的には軍事の為のもの。

 神王国の国軍は騎士が運用単位の基本になる為、補給路も軍馬の通行を想定する。

 つまり、邪魔な立ち木や草木は徹底して除去するが、道の排水や脅威の排除は行わないということ。

 軍馬であれば訓練もされているため、近くに少々の獣が湧いた程度では驚かない。排水の甘い道で水たまりが幾らか出来たところで、鍛えられた軍馬であればそのまま通ってしまえばいい。人間の腰程度までの水たまりなら、軍馬で通行出来る。

 また、騎士には従者がセットなので、単独通行も想定していない。一人二人が道を行くのではなく、最低でも一班七名程度の単位でしか通行を想定していない。

 結果、人間が歩いて通るには無駄に高い場所まで剪定されている割に、道は荒れがちで安全とも言い難く、ちょっと雨が降ると普通の人間には使えなくなる道路、ということだ。


 前途多難。

 ペイスは、バッツィエン子爵の報告から、やらねばならないことの多さにため息を隠せない。


 「民生用としてはまだ課題が多そうですね」

 「民間が使うには時期尚早と思う。しかし、我々が使う分には形になったと思っているが?」

 「ふむ」


 改めてじっと考え込むペイス。


 「何か懸念点でも有ろうか?」

 「懸念というほどのものではありませんが、ちょっと事前に備えておきたいことも有ります。これは相談ですが、補給路に関して、道幅を今の三倍ほど取ることは可能ですか?」

 「可能か不可能かで言うなら、可能だろうが……」


 子爵は、ペイスが何か先を見据えて布石を打っていると感じた。

 具体的に何を考えているかと言われても子爵には分からないが、言われたこと自体は容易い。道幅を広げるぐらいなら、何ほどのことも無いだろう。


 「可能というのなら、お願いします」

 「そこまで幅員ある道路というのは、かなり無駄に思えるが」

 「……いずれ、無駄でなくなるかもしれません」

 「やれと言われれば、請け負うまで。既に、補給路の強化も八割がた進んでいる。卿のおっしゃる通り、更にしっかりとした補給体制が出来れば、拠点の防備もより一層手厚くなるだろう」


 補給の大事さは、子爵も理解している。

 指揮官の仕事は敵に突っ込んで暴れることでは無く、部下が暴れられるように場を整えてやること。

 補給線の確保を最優先として整備したバッツィエン子爵の考え方は、ペイスも頷けるものだ。


 「では補給路の強化が進んでいる現状を踏まえて聞きます。拠点からザースデンまでの強化が順調であるなら、拠点から南は大よそ問題ないと考えても?」

 「そう思って貰って構わない。そもそも森はモルテールン領の北。東西に広がる広大なものだ。我々の拠点など、点に過ぎないだろう。そこで躓くようなら、端から開拓など無理というもの。今から問題が頻発してもらっては困るな」


 魔の森は、モルテールン領から見て北に広がる。

 東から西まで広がる広大な森ではあるが、基本的な方角としては北。森の端に拠点を作れば、拠点から見てザースデンは南になる。

 拠点とザースデンの間に補給線がしっかりと構築されるとすれば、拠点の南側はほぼほぼ安全地帯になったと考えてもいい。

 バッツィエン子爵は、ペイスの質問に自信をもって首肯した。

 何故か肩の筋肉を盛り上がらせながら。


 「それはそうですね。では、実際に今後開拓を続けるとして、西、北、東。どの方角が楽だと思いますか?」

 「ん?」


 子爵は、ペイスの質問に意図的な誘導を感じた。

 魔の森の開拓というのは、長期にわたる任務だろう。国軍を何時まで張り付けておくかは不明だが、今のところ一年は最低でも活動するつもりでいる。

 モルテールン家が、じっくりと腰を据えて開発をしようと考えているのなら。開発するべき場所などと決めつけるものでもない。まだ始まったばかりなのだし、情報があまりにも少なすぎる。

 現状はとりあえず手近なところから満遍なく開拓し、どこを重点的に開発するかなど、国軍が引き揚げてからゆっくりと考えればいいのだ。

 使える戦力が多いうちに、出来るだけ広範な開拓にツバぐらいは付けておくのが正道だろう。

 筆記試験が始まったばかりで、何問目を重点的に解くかなど考えない。まずは全体像を把握するべきであり、その為に時間を使うべきなのだ。

 子爵は、ペイスの意図が分からずに、常識論で答えを返す。


 「それは、どの方角も同じだろう。魔の森の広大さからすれば、どの方角であっても危険性に変わりはないと思う」

 「結構。では、北東に開拓を集中させるのに、問題は有りますか?」


 北東と言われて、子爵はしばらく思考を巡らせた。

 その方角に何かあるというのだろうか。


 「あるともいえるし、無いともいえる。先にも述べたが、未知というならどこを開拓しようが同じだし、危険性も同じだ」


 まだ手を付け始めたところである以上、何処が危険かなど分かるはずも無い。

 子爵の意見は正論であり、常識的だ。


 「外縁部のみだとしたら?」

 「……それは、外縁部の方がいざという時に逃げやすかろう」


 あえて言うなら、森の中央を突っ切ることは、森の外周をぐるっと回るよりも危険が高そう、というぐらいだ。

 森のど真ん中で何か、例えば大龍のような災害に見舞われた場合。逃げるにしても逃げ切れるとは思えない。森の外縁部であれば、いざとなった時に森の外に逃げ出せる可能性は高まる。

 かといって、何が有るかも分かっていない魔の森の外縁だ。安全だなどとは口が裂けても言えない。

 現に【発火】の魔法使いがおらず、ピー助も居ない状態であったなら。蜂の化け物が大挙して押し寄せた時点で軍は全滅していたはず。

 魔の森が、魔の森として恐れられるのはそれなりに理由が有るのだ。

 じっと考え込むペイスと、それを見つめるバッツィエン子爵。


 「やはり、子爵の意見を聞いても、僕の現状認識と左程違いは無いですね」

 「それは良かった」

 「そこで改めて。今後は外縁部を東に進みましょう」

 「ほう?」


 先ほどの会話から、どういう考えをもってそう判断したのか。


 「このまま北上するのは、やはり危険度が高すぎると思いました。また今後の拡張性を考えても、外縁をじっくり調べながらの方が良いと判断します。その上で、将来を見越して東に進みましょう。西に進めば、その先のヴォルトゥザラ王国が要らぬ干渉をしてきかねません」


 ペイスの判断は、子爵としても納得できるものだったらしい。


 「なるほど、つまり森の奥ではなく、現状の拠点から北東に探索を進めたいと」

 「はい」


 お互いに共通認識が出来たことで、話は分かりやすくなってきた。

 今後は北東に進める。

 国軍も、拠点を維持しつつ東をメインに偵察をしていくこととなる。


 「異存は有りませんね?」

 「うむ、我々の司令官はモルテールン卿である。指揮には従うとも」

 「ありがとうございます。精鋭たる国軍には大いに助けられております」

 「うむ」


 二人はお互いに握手をした。

 ペイスの手が握りつぶされそうなほどの握力であったのは余談である。


 「ところで、我々としてもひとつ頼みが有るのだが」


 バッツィエン子爵は、フロントダブルバイセップスの格好でペイスに笑顔を向けた。



多分、地図が欲しいという方が居ると思いますが……。

地図を載せないのは意図的にやってることです。念のため、再周知。

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