昨夜放送された、女子高のバイク部を舞台にしたアニメ「ばくおん!」に、船橋オートが登場しました。
通常であれば、聖地巡礼ブロガーがきょうにも船橋の場外に乗り込んであちこち写真撮って情報収集して記事にするんだと思いますが、残念ながら船橋オートは今年3月で閉鎖しまして、聖地巡礼のしようがありません。
入場ゲートのアレや施設のロゴくらいは撮影できるだろうけど、中には入れないし、ましてや今更船橋本場の車券なんて買えないわけで、そういう意味ではオートレースファンの我々に利があるわけでして、勢いで記事にしました。
さて、この「ばくおん!」ですが、各バイクメーカーが協力しておりかなり深いバイク知識が必要なため、最初はついていけないだろう・・・と思っていたのですが、バイク知らなくてもそれなりに楽しんでる自分がいます。モジャ子かわいい。
ただ、せっかく「ばくおん!」というんだから、オートレースに絡んだ展開はないかなあ、スズキ信者の凜ちゃんがセアに目覚めて伊勢崎所属の女子選手になる展開はないのか、とか妄想していました。
きっと吹奏楽知らない人から見た「響け!ユーフォニアム」ってこんな感じなんだろなあ・・・。
---
さて、それではこの第6話「じゅんび!」のあらすじ。
文化祭が近づき、「バイク部は文化祭の出し物でレースをやろう」と言いだすモジャ子。
部内でレースをどうやって盛り上げようか考えよう、という序盤。
(この時点でわし、「まさか・・・・まさかな・・・」とちょっと思っておりました)
そして新車を買った校長と来夢先輩のくだり。
校長「先輩、覚えてる?昔、千葉のオートレースを見に行った日のことを・・・」
思わずわし、HDDレコーダー回しながら「ファッ!?」と声をあげました。

きゃああああああああああ(失神)
こ・・・これは、完全に船橋オートです、本当にありがとうございました。・゚・(ノД`)・゚・。
カワサキのバイクがどうこうのくだりには全くついていけないけど、もうわしこの時点で口あんぐり、ただただ船橋オートの登場に驚愕するばかり。

オートレース場の客であるおまいらのプライバシーにも見事に配慮されていました。
ここからは来夢先輩が船橋オートで全戦全勝、その金でカワサキのカラーバリエーション豊かなバイクを大量購入する・・・という流れでした。
かくかくしかじか、文化祭の出し物としてレースを許可するためには「単勝で賭けられるように」と言いだす校長。
こりゃ来週、三ノ輪グループのトータリゼータシステムが火を噴くわ・・・。
---
それでですね、ちょっと本編の流れにはなかなかついていけないので、とりあえずこの船橋オート全般について、評価できる点とツッコミどころを挙げてみたいと思います。
【ここがすごいよ「ばくおん!」6話】
① 「ふなばしオート」の看板、ロゴ


最初のゲートだけでなくてですね、施設の「ふなばしオート」のロゴも絶妙に再現されておりました。
オートレースのロゴまでこんなに似せていたのに、提供にJKAは入ってませんでした。
② 場内施設の再現度


海側第2スタンドから見た山側第1スタンド・・・・
そして海側第2スタンド2階の雰囲気も、合格点でございます。
③ 船橋オートの車券と発券機

ありがとうございます・・・本当にありがとうございます・・・
間違いなく、日本トーターの発券機と船橋オートの車券でございます(感涙)
という感じで、場内の再現度、十分に合格点です・・・・が、いくつかツッコミどころもありました。
【以下、ツッコミどころ】
① 微妙におしい座席レイアウト


途中、一人掛けの座席が出てくるのですが、このタイプの座席は海側第2スタンドの1部や防音スタンドにはあったけど、ゴールライン正面のメインスタンドにはありませんでした。
② 選手の車番と勝負服の色がバラバラ

これ、1周目の視聴では全く気付かなかったのですが、車番と勝負服の色が合っていない競走車があります。
1番が赤着てるし、赤であるはずの3番が青、青であるはずの4番は8番車であるはずのピンクを着ています・・・・。
③ 着順表示盤がアレな件

どう見ても競馬。 それ以上の説明はいらないでしょう。
逆にここまで船橋オートに合わせていれば、もっと評価できた。
もしかすると船橋競馬のほうを参考にした?
④ ありえない単勝オッズ
さきほど貼りましたとおり、来夢先輩が最初に1万円の単勝車券を買うのですが、オートレースでは単勝車券はほとんど買われないため、1万円も突っ込んで「オッズが10倍?1番人気でもない」なんてことは、まずありえません。
そりゃ、確かにSS王座とか大きいレースなら可能性はありますが、これだけ客がまばらで、リアルタイムより10年以上前と思われる船橋オートでは、まずありえないでしょう。

ちなみにこの来夢先輩、「年齢不詳」という設定でして、この回想シーンは当時のバイク部員と船橋オートに行くというものだったのですが、この時点ですでに「車券が買える年齢」なのです。
そしてこの山側スタンドのシーンをよく見てください。山側スタンドで観戦している客がいるのです・・・。
最近、船橋オートに参戦された皆様は既にご存知かと思いますが、この山側スタンドはとっくに閉鎖されており、ここからは観戦できませんでした。
わしの調べでは、山側スタンドが閉鎖されたのは2006年。つまりこの回想シーンは2006年以前ということになります。
来夢先輩、一体いくつなんだ・・・。
そして「ばくおん!」の製作スタッフが、山側スタンドの閉鎖時期を知ってて、敢えて山側スタンドに観客を置く描写をしたのだとしたら、相当「わかってる」スタッフだと思います・・・。
---
以前から、「ばくおん、もう1年はやくアニメ化していれば・・・」なんて話をSNSで見たことがありましたが、ようやく意味がわかりました。
廃止が決まってからではあったかもしれなけど、船橋オートに沢山聖地巡礼に訪れる機会があったかも・・・。
それでは最後に、作中に出てきたオートレースファンへの格言を。

だそうです。今度オートレースを本場に打ちに行く時は、バイクの目を見ましょう。
【関連記事】
デブリン旅打ち日記 ありがとう船橋オート!さようなら船橋オート!
http://blog.livedoor.jp/nirubed/archives/52013292.html
通常であれば、聖地巡礼ブロガーがきょうにも船橋の場外に乗り込んであちこち写真撮って情報収集して記事にするんだと思いますが、残念ながら船橋オートは今年3月で閉鎖しまして、聖地巡礼のしようがありません。
入場ゲートのアレや施設のロゴくらいは撮影できるだろうけど、中には入れないし、ましてや今更船橋本場の車券なんて買えないわけで、そういう意味ではオートレースファンの我々に利があるわけでして、勢いで記事にしました。
さて、この「ばくおん!」ですが、各バイクメーカーが協力しておりかなり深いバイク知識が必要なため、最初はついていけないだろう・・・と思っていたのですが、バイク知らなくてもそれなりに楽しんでる自分がいます。モジャ子かわいい。
ただ、せっかく「ばくおん!」というんだから、オートレースに絡んだ展開はないかなあ、スズキ信者の凜ちゃんがセアに目覚めて伊勢崎所属の女子選手になる展開はないのか、とか妄想していました。
きっと吹奏楽知らない人から見た「響け!ユーフォニアム」ってこんな感じなんだろなあ・・・。
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さて、それではこの第6話「じゅんび!」のあらすじ。
文化祭が近づき、「バイク部は文化祭の出し物でレースをやろう」と言いだすモジャ子。
部内でレースをどうやって盛り上げようか考えよう、という序盤。
(この時点でわし、「まさか・・・・まさかな・・・」とちょっと思っておりました)
そして新車を買った校長と来夢先輩のくだり。
校長「先輩、覚えてる?昔、千葉のオートレースを見に行った日のことを・・・」
思わずわし、HDDレコーダー回しながら「ファッ!?」と声をあげました。
きゃああああああああああ(失神)
こ・・・これは、完全に船橋オートです、本当にありがとうございました。・゚・(ノД`)・゚・。
カワサキのバイクがどうこうのくだりには全くついていけないけど、もうわしこの時点で口あんぐり、ただただ船橋オートの登場に驚愕するばかり。
オートレース場の客であるおまいらのプライバシーにも見事に配慮されていました。
ここからは来夢先輩が船橋オートで全戦全勝、その金でカワサキのカラーバリエーション豊かなバイクを大量購入する・・・という流れでした。
かくかくしかじか、文化祭の出し物としてレースを許可するためには「単勝で賭けられるように」と言いだす校長。
こりゃ来週、三ノ輪グループのトータリゼータシステムが火を噴くわ・・・。
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それでですね、ちょっと本編の流れにはなかなかついていけないので、とりあえずこの船橋オート全般について、評価できる点とツッコミどころを挙げてみたいと思います。
【ここがすごいよ「ばくおん!」6話】
① 「ふなばしオート」の看板、ロゴ
最初のゲートだけでなくてですね、施設の「ふなばしオート」のロゴも絶妙に再現されておりました。
オートレースのロゴまでこんなに似せていたのに、提供にJKAは入ってませんでした。
② 場内施設の再現度
海側第2スタンドから見た山側第1スタンド・・・・
そして海側第2スタンド2階の雰囲気も、合格点でございます。
③ 船橋オートの車券と発券機
ありがとうございます・・・本当にありがとうございます・・・
間違いなく、日本トーターの発券機と船橋オートの車券でございます(感涙)
という感じで、場内の再現度、十分に合格点です・・・・が、いくつかツッコミどころもありました。
【以下、ツッコミどころ】
① 微妙におしい座席レイアウト
途中、一人掛けの座席が出てくるのですが、このタイプの座席は海側第2スタンドの1部や防音スタンドにはあったけど、ゴールライン正面のメインスタンドにはありませんでした。
② 選手の車番と勝負服の色がバラバラ
これ、1周目の視聴では全く気付かなかったのですが、車番と勝負服の色が合っていない競走車があります。
1番が赤着てるし、赤であるはずの3番が青、青であるはずの4番は8番車であるはずのピンクを着ています・・・・。
③ 着順表示盤がアレな件
どう見ても競馬。 それ以上の説明はいらないでしょう。
逆にここまで船橋オートに合わせていれば、もっと評価できた。
もしかすると船橋競馬のほうを参考にした?
④ ありえない単勝オッズ
さきほど貼りましたとおり、来夢先輩が最初に1万円の単勝車券を買うのですが、オートレースでは単勝車券はほとんど買われないため、1万円も突っ込んで「オッズが10倍?1番人気でもない」なんてことは、まずありえません。
そりゃ、確かにSS王座とか大きいレースなら可能性はありますが、これだけ客がまばらで、リアルタイムより10年以上前と思われる船橋オートでは、まずありえないでしょう。
ちなみにこの来夢先輩、「年齢不詳」という設定でして、この回想シーンは当時のバイク部員と船橋オートに行くというものだったのですが、この時点ですでに「車券が買える年齢」なのです。
そしてこの山側スタンドのシーンをよく見てください。山側スタンドで観戦している客がいるのです・・・。
最近、船橋オートに参戦された皆様は既にご存知かと思いますが、この山側スタンドはとっくに閉鎖されており、ここからは観戦できませんでした。
わしの調べでは、山側スタンドが閉鎖されたのは2006年。つまりこの回想シーンは2006年以前ということになります。
来夢先輩、一体いくつなんだ・・・。
そして「ばくおん!」の製作スタッフが、山側スタンドの閉鎖時期を知ってて、敢えて山側スタンドに観客を置く描写をしたのだとしたら、相当「わかってる」スタッフだと思います・・・。
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以前から、「ばくおん、もう1年はやくアニメ化していれば・・・」なんて話をSNSで見たことがありましたが、ようやく意味がわかりました。
廃止が決まってからではあったかもしれなけど、船橋オートに沢山聖地巡礼に訪れる機会があったかも・・・。
それでは最後に、作中に出てきたオートレースファンへの格言を。
だそうです。今度オートレースを本場に打ちに行く時は、バイクの目を見ましょう。
【関連記事】
デブリン旅打ち日記 ありがとう船橋オート!さようなら船橋オート!
http://blog.livedoor.jp/nirubed/archives/52013292.html
自分がこのブログにたどり着いたのは響けユーフォニアムがきっかけで、オートレースの知識はここで得た情報(主に食べ物?)のみですが、最近の船橋オート閉鎖の記事を読んでいたこともあり、「ばくおん!」6話を見ながら、デブリンさん見てるといいな、と思っていましたが、見てたんですね。良かった。ツッコミ所はあるようですが、比較の写真を見ると再限度が高いのが分かって面白いですね。
個人的感覚ですが、見知った場所がテレビの画面に映し出された時、実写とアニメでは、アニメの方がテンションが上がるんですよね。何年か前にアニメ化された作品内で登場した場所の中に、子供の頃に遊びまわっていた場所が多数あってテンションが上がりましたが、その中には実写ドラマでも出てきた場所があったのですが、アニメにする際の、描き手の人の感覚が上乗せされているからなのか、アニメで見たときの方がテンションが上がりました。思い入れのある場所だとなおさら。そういう方向から考えても、この記事のテンションの高さは納得です。