私はたいした人間じゃないけど、神さま仏さまに
顔向けできないことだけはしたくない、と思ってる。
小学校の授業参観で、うちだけ参観時間を教えてもら
えなかったときも「おかしいですね、ひかりさんが
聞いていなかったんですね。」なんて言われたし。
引き取り訓練の時間がわからなかったときも、
「お母さんが席をはずされた時に説明したんだと思い
ます。」って。
(ママ友によると、そんな話はなかったらしい。)
ひかりちゃんがいまだに「ぞうさんは、うしろから
なんばんめですか?」なんていうプリントをやって
いるので、先日の面談でちょっと言ってみたら、
次の日「586+837」みたいな答えが千を越えるよう
な計算問題が、30問くらいひしめいているプリントを
2枚、持って帰ってきた!
学研の先生にすぐ確認したら「三年生の内容ですね」
こういうのって、いじわるなの?
ねえ、いじわるなの?
気がつかないふりして知らんぷりしてるけど。
大の大人がこんなちっちゃないじわるをして、溜飲を
下げているわけ?
授業参観も引き取り訓練も、私にはボランティアで
仲良くなったママ友がぜーんぶ教えてくれるし、
怒濤のプリントだって、ひかりちゃんは半べそかきな
がらも全部やり遂げた。
お陰さまで、三年生の単元をマスターしたわ。
……だから、副校長に言いつけることもできるけど、
私は、そんなことしない。
2学期最後の日。
ひかりちゃんが持ち帰った宿題を見てびっくり。
通常級はプリント6枚だっていうのに、娘は35枚!
それプラス書き初め2枚に日記を3日分。
あのー。
冬休みなんですけど。
でも、まあね、そこまで嫌われるくらいのことを、
私はやったからね。覚悟はしてる。
ありがたく35枚、やってやろうじゃあないの。
神さま仏さまは、見てるから。
ね、ひかりちゃん!