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任天堂、「レボリューション(仮称)」の正式名称を「Wii(ウィー)」に決定

4月28日 発表



「レボリューション(仮称)」時点でのモックアップ
 任天堂株式会社は、同社のホームページ上にて、発表時から「レボリューション(仮称)」の開発コードネームで呼ばれていた同社の据え置き次世代ハードウェアの正式名称を「Wii(ウィー)」と発表した。

 ホームページの説明によれば、この名称は、これからのテレビゲームにおいて、任天堂が目指す方向性を表現してきた「レボリューション」という開発コード名の答えとなるのが、「Wii」だという。「Wii」は英語の「We」をイメージし、「家庭の誰もが楽しめる」というコンセプトを表わすもの。「ii」は、ヌンチャク型のユニークなコントローラ、そして人々が遊ぶために集まる様を表現しているという。

 昨年6月に行なわれた任天堂の経営方針説明会において岩田聡氏はマーケティングデータを指し示し「ゲーム機は家族の中に敵を作っていないのか? 家族の誰もが『REVOLUTION』と関わり合える」という次世代機のテーマを掲げていた。この任天堂のマーケティングデータを元にした思想がそのままネーミングに結びついていると言えるだろう。

 「Wii」はIBMと共同開発されたチップ「Broadway(コードネーム)」と、ATIと共同開発されたグラフィックスチップ「Hollywood」を搭載。 512MBのFLASHメモリを内蔵し、無線LANの搭載、SD memory card端子、USB 2.0ポート×2などの仕様が明らかになっている。

 ニンテンドーゲームキューブ以降の8cmメディアと互換になるほか、ネットからダウンロードすることで米国ではNES(ファミリーコンピュータの米国での製品名)やSNES(スーパーファミコン)、NINTENDO64のソフト、そして「GENESYS(セガのメガドライブの米国名)、TurboGrafx(PCエンジン)のタイトルが遊べるようになるという「Virtual Console」と呼ばれる機能も搭載。

 業界の注目が集まるElectric Entertainment Expo(E3)直前に、任天堂がまた1つ先んじて仕掛けてきた。名称を早めに発表したからには、E3の発表内容にさらに期待がかかろうというものだ。

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nintendo.co.jp/wii/index.html
□関連情報
Revolution記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/revolink.htm

(2006年4月28日)

[Reported by 佐伯憲司]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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