相棒 season 21 ＃１０ [解][字] …のネタバレ解析まとめ
出典：EPGの番組情報
相棒 season 21 ＃１０ [解][字]
第１０話「黒いコートの女」
宝石を探す謎の美女!?
事件に秘められた真相とは…
特命係が全ての謎を明らかにする!!詳細情報
◇番組内容
窃盗グループの男が黒いコートを着た謎の女に追いかけられ、歩道橋から転落死する事件が発生。その直後、特命係は転落死した男のアパートで黒いコートを着た女に遭遇するが、女は事情を聞かれる前に姿を消してしまう。目撃者の証言によると、女は“ダイヤ”を探していたというが…!?窃盗グループと何らかの接点があると見た特命係は、周辺を調べ始めると…!?
◇出演者
水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇 ほか
【ゲスト】橋本マナミ ほか
◇スタッフ
【脚本】瀧本智行
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも！
【番組ＨＰ】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Ｔｗｉｔｔｅｒ】https://twitter.com/aibouNow
【Ｉｎｓｔａｇｒａｍ】https://www.instagram.com/aibou_official/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
福祉 – 音声解説
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キーワード出現数ベスト20
- 国枝
- 美月
- 茉奈美
- ダイア
- 安西
- 一紗
- 亀山
- 失礼
- 年前
- 国枝祐介
- ママ
- 古川
- 本当
- ドアベル
- 高崎
- 菅野茉奈美
- コート
- ダイヤ
- 携帯電話
- 今日
解析用ソース（見逃した方はネタバレ注意）
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか？
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(角田六郎)よし 行くぞ！
はい！
(角田)全員 動くな！
♬～
逃げろ！
動くな！
(亀山 薫)残念だったな
逃げられねえぞ！
(住吉博也)どけよ！
なんだ？ この野郎｡
ああ～ 痛ててて…｡
この野郎…！
♬～
ああ… 痛えーっ！
はい お願いしまーす！
手が足りなかったから
助かったよ｡
(杉下右京)
お役に立てて何よりです｡
課長の株も
ぐんと上がるんじゃないですか？
被害総額３億円の
宝石窃盗グループを
一網打尽にしたんですから｡
それがさ タレコミと違って
勢ぞろいしてなかったみたいだ｡
何人か取りこぼしがあってよ｡
おやおや｡
これから
手分けして当たるんだが…｡
ついでに
もうひと働きしてもらえるかな｡
どうせ お前ら暇だろ？
亀山くん｡
はい｡
まあ
乗りかかった船ですからねぇ｡
暇 暇 大暇です！
ハハハハ… よかった｡
♬～
♬～
(菅野茉奈美)国枝祐介？
(国枝祐介)なんだよ？
あんた 誰だよ？
ダイアは どこ？
(国枝)はあ？
(国枝)あっ…！
(茉奈美)ダイアは どこなの!?
(国枝)知らねえよ！
♬～
(国枝)どけよ！
♬～
(頭をぶつける音)
あっ…！
♬～
なんですかね？ あれ｡
♬～
(ノック)
国枝さん｡
国枝さん？
人の気配がしましたね｡
びっくりした！
あれ？ あの…｡
こちら
国枝祐介さんの部屋では…？
ええ｡
ああ えっと…？
叔母です｡
母親から
様子を見てくるよう頼まれて｡
ああ そうでしたか｡
それで 国枝さんは…？
外出してますけど｡
失礼ですが…｡
甥御さんに
窃盗の容疑がかかっていまして｡
窃盗？
今 どちらに？
(茉奈美)さあ…｡ 何も言わずに
出て行きましたから｡
ちょっと 部屋の中
拝見してもいいですかね？
(茉奈美)どうぞ…｡
失礼｡
ああ～ 散らかってますね｡
あなたがいらした時から
この状態だったんですか？
亀山くん｡
はい｡
あれ!? どういう事だ？
油断しました｡
じゃあ 叔母って話は？
でまかせでしょう｡
部屋を物色したような跡が
ありました｡
ちょっと よろしいですか？
(田淵)えっ？
お隣にお住まいの方について
お話を伺いたいのですが｡
(田淵)随分 手回しがいいね｡
はい？
さっき 救急車で運ばれたんだろ｡
死んじまったのか？
えっと… どういう事ですか？
だからさ その先の歩道橋から
転がり落ちて…｡
あっ！ じゃあ さっきのあれ…｡
なんだよ｡ その話じゃねえの？
いやいや いやいや その話です｡
その話を聞かせてください｡
だからさ 女に追いかけられて
必死になって逃げて…｡
その女というのは
黒いコートを着た？
そう！ ｢ダイヤは どこ？｣とか
なんとか言って
ここで あのガキの胸ぐらつかんで
叫んでたんだ｡
ダイヤ？
その女性
｢ダイヤは どこ？｣と
言っていたんですね｡
そうそう｡
切羽詰まってるって感じだったよ｡
どうも｡
どうも！
♬～
ダイヤモンドを盗まれた被害者
って事ですかね？
だとしたら 我々から逃げたりは
しないでしょうねぇ｡
ですよね…｡
じゃあ あの女も
窃盗グループの仲間？
一斉摘発を知って
国枝が隠していたお宝を
奪おうとしたとか｡
いずれにしろ あの様子では
目的のものは
見つけられなかったようですね｡
ええ｡ まあ
必死に逃げるところを見ると
相当価値のあるお宝
って事ですかね？
亀山くん
君 事故の事を調べている
所轄署のほうに
回ってもらえますか｡
のちほど合流しましょう｡
了解｡
杉下です｡ ひとつ
調べてほしい事がありまして｡
(益子桑栄)ええ～？
どうせ あんたの事だから
また手前勝手な仕事だろ｡
困るんだよな… ちゃんと
公式ルートで来てくれないと｡
すみませんねぇ
いつも ご迷惑をおかけして｡
実は あるアパートの部屋を
調べてもらいたいのですが｡
ひとまず 非公式で｡
(角田)歩道橋から転げ落ちて
死んじまったとはな…｡
しかし この組織は
男しかいねえぞ｡
その女が仲間って事は
あり得ない｡
国枝祐介は
どういう男だったのですか？
群馬の高崎出身でな
地元じゃ 札付きのワルで
有名だったらしい｡
15で少年院 二十歳でムショ｡
３年食らって 半年ほど前に
出所してきたばかりだ｡
なぜ あの窃盗グループに？
ムショ仲間の住吉って野郎に
誘われたようだ｡
お前らが捕まえた奴だよ｡
(住吉)そんな女 知らねえよ｡
本当の叔母さんなんじゃねえの？
調べたのですが
そういう人はいませんでした｡
だから 知らねえって｡
では ダイヤモンドのほうは
どうでしょう？
盗品を隠し持っていた可能性は？
そんな事したら
上にボコられちまうよ｡
こいつら
暴力団の下請けだから｡
では 彼が１人で
どこかから盗んだという事は？
まあ 国枝なら 裏でやってても
おかしくねえけど｡
なんで そう思う？
俺らは
上の指示で動く兵隊だけど
あいつは
それじゃ満足できねえ奴だ｡
(住吉)ゆすりのネタ？
なんだよ？ それ｡
(国枝)いい金づるになる｡
俺も その話 かませろよ｡
相手は どういう奴？
ハッ…｡
教えねえよ｡
(住吉の声)あいつ
えげつねえとこあったし…｡
本物のワルっつうか｡
本物のワルですか…｡
ああ…｡
おう ご苦労さん｡
ああ お疲れっす｡
右京さん 国枝の携帯
調べてもらったんですけどね
最近 地図サイトに
ある住所を登録してました｡
地図サイト？
ええ｡
その住所にあるのが この店です｡
横浜にある レザーグッズ専門店｡
国枝は この一週間で２度
ここに電話してます｡
国枝が好き好んで行く店とは
思えねえな｡
って事は…｡
ええ｡
恐喝の対象かもしれません｡
恐喝って？
国枝祐介は 誰かをゆすろうと
していたらしいんです｡
仲間が そう言ってたんだ｡
ほうほう ほうほうほう！
じゃあ あの黒いコートの女も
絡んでくるんですかね？
(安西一紗)どうかした？
(安西正則)
いや なんでもないよ｡
そう｡ じゃあ 先に帰るわね｡
ああ｡
美月 おうち帰るよ｡
(安西美月)は～い｡
(安西)なあ…｡
うん？
久しぶりに 外で飯食うか｡
えっ？
だって お店は？
今日は もう閉めよう｡
美月｡
何？
今日は お外に行って
ご飯 食べるぞ｡
えっ 本当？ やったー！
(安西)何が食べたい？
う～ん サーモン！
また そればっかりだな お前は｡
ハハハ…！
サーモンになっちゃうぞ｡
ガブガブガブ～って｡
♬～
(亀山美和子の声)お宝を追う
正体不明の謎の女？
(美和子)面白そうじゃない？
(小出茉梨)その女性って
おいくつぐらいの方なんですか？
年の頃なら三十後半
ちょっとミステリアスな
美人でしたよ｡
あら～ 興味 湧いてきちゃう｡
黒いコートっていうのも
いいですよね｡
ハードボイルドな感じでね｡
私 泥棒になるんだったら
絶対に宝石泥棒がいいです｡
はあ？
いかにも宝物って感じ
しますもんね｡
ロマンがありますよね｡
ねえねえねえ 美和子さんさ
小さい頃 憧れなかった？
うん？ もしかして
峰不二子？
そう！
憧れた～！
男どもを手玉に取って
最後には
まんまと お宝をせしめちゃう｡
そう｡ スカッとするんですよね｡
うん！
あのね 憧れるのは
もう 勝手ですけども
要するに犯罪者ですよ｡
まあ
宝石を盗まれた者の身になると
ロマンなどとも
言ってられませんがねぇ｡
失礼しました｡
警察官の前でする話じゃ
なかったねえ｡
君も なんでもかんでも
軽々しく口にするのは
いかがなものでしょうねぇ｡
あっ 失礼しました｡ どうぞ！
入ってます｡
失礼しました｡
(船の汽笛)
(ドアベル)
いらっしゃいませ｡
(安西)これ 前の店舗なんですよ｡
軽井沢の？
えっ！ もしかして
以前 ご利用頂きました？
いえ 何度か前を通っただけで…｡
そうでしたか｡
６年前に移転したんですよ｡
(茉奈美)６年前？
ええ｡ 軽井沢には ご旅行で？
(茉奈美)いえ…｡
高崎に住んでいたので
時々 遊びに｡
それは奇遇ですね｡
当時は うちも
高崎に自宅があったんですよ｡
もう 店には
毎日 車で通ってました｡
じゃあ
ゆっくり見ていってください｡
あの…！
はい？
私 国枝祐介の叔母なんですけど｡
甥は昨日 事故で亡くなりました｡
遺品に こちらの住所が書かれた
紙があって…｡
甥も高崎に住んでました｡
何か お世話になったのかも
しれないと思って…｡
いや そのお名前に心当たりは…｡
(茉奈美)でも この紙に…！
お役に立てそうにありません｡
すいません｡
♬～
(ぶつかる音)
(茉奈美)あっ！
(一紗)美月！
どうもすいません｡
(茉奈美)いえ｡
怪我しなかった？
うん 大丈夫｡
もう… 急に走っちゃ駄目でしょ！
美月 ｢ごめんなさい｣は？
ごめんなさい…｡
(茉奈美)ううん
おばさんも ぼんやりしてたから｡
こちらこそ ごめんなさい｡
ハハッ おあいこだね｡
(茉奈美)えっ？
うん｡
(一紗)じゃあ 行こうか｡
(美月)うん｡
失礼します｡
(茉奈美)バイバイ｡
(２人の笑い声)
(美月)早く行こうよ｡
(一紗)駄目 駄目
ゆっくり ゆっくり…｡
♬～
(国枝)安西さん｡
ご無沙汰してます｡
♬～
(一紗)行かなくていいの？
えっ？
買い付け 行くんでしょ？
ああ… そっか｡
(ドアベル)
いらっしゃいませ｡
こんにちは｡
すいません あの
お客じゃないんですけども…｡
実はですね
昨日 事故で亡くなった
国枝祐介という男性について
調べてるんですが｡
１週間前の昼過ぎと
３日前の夕方
こちらに電話をした記録が
あるんですよ｡
さあ…｡ 私は受けてないんで…｡
あっ… あなた わかる？
えっ… ああ…
確か そんな名前の人が…｡
こちらのオーナーの
安西正則さんですね｡
ええ｡
どういった内容の電話でしたか？
ああ…｡
商品についての問い合わせを｡
商品？
ええ｡
どんなものを置いてあるのかとか
そういった…｡
２度とも そういうお話だった？
ええ まあ…｡
もう少し 詳しくお聞きして
よろしいですかね？
申し訳ありません｡
もう出なくてはなりませんので｡
これは
お忙しいところ すみません｡
じゃあ 行ってくるよ｡
(ドアベル)
なんか すいません
バタバタしちゃって｡
いえいえ こちらが
突然 お邪魔したんですから｡
ちなみに ダイヤモンドは
扱ってらっしゃいますかね？
ああ… ご覧のとおり
うちは雑貨が主なので
貴金属は ちょっと…｡
ああ そうっすか｡
この写真は？
(一紗)以前の店舗です｡
元は軽井沢にあって
主人の父親の代から
70年も続いてたんですよ｡
おお～！
それほどの老舗が
どうして こちらに？
あの子ができたのが きっかけで｡
ああ～ お孫さんですか｡
いえ 娘です｡
えっ！ あっ すいません！
大変失礼しました｡
いいんですよ 慣れてますから｡
まあ 遅い子供だったんで
よく間違われるんです｡
すいません｡
それで 主人が 心機一転
新しい場所に移りたいって
言い出して こっちに｡
なるほど｡ ちょっと失礼｡
お名前は？
安西美月｡
美月ちゃんですか｡ うん｡
イルカさんですね｡
(美月)そう｡
八景島シーパラダイス｡
去年 行ったのが
よっぽど楽しかったみたいで｡
こういう仕事してると
なかなか休みが取れなくて｡
それで 連れて行けって
アピールしてるのよね～！
なるほど｡
また行けるといいですね｡
うん｡
あのご主人 嘘をついてますね｡
ええ｡
国枝が脅迫していたのは
やはり…｡
安西さんでしょうねぇ｡
何か 人に言えない過去…
それが 国枝のゆすりのネタ？
ええ 恐らく｡
70年続いた老舗を
わざわざ移転したのも…｡
過去から逃れるためかも
しれませんねぇ｡
(携帯電話の振動音)
ダイヤモンドも繋がってるんですかね？
(携帯電話の振動音)
失礼｡
(携帯電話の振動音)
益子さんです｡
おっ｡
杉下です｡
大当たりだよ｡
６年前 高崎で 17歳の少年が
胸を刺されて殺された｡
凶器のナイフが
遺体のそばに転がってたらしい｡
そのナイフについていたのと
一致する指紋が
室内から複数見つかった｡
じゃあ 国枝が…｡
国枝の指紋じゃない｡
はあ？
(益子)あんたの指図どおり
開けっぱなしの引き出しの
取っ手から採取した指紋だよ｡
って事は あの女が殺しを…？
そのようですね｡
迷宮入りが噂されてた
ヤマらしいぞ｡
その犯人が 目の前にいたのか…｡
えらいもん 引き当てちまったな｡
しかし 17のガキを殺すなんて
一体 何者なんだ？
その黒いコートの女｡
高崎の所轄署に
問い合わせたのですが
女性の存在は 全く 捜査線上に
上がっていなかったようですねぇ｡
６年間 どうしてたんでしょうね｡
元の生活を続けたとは
考えにくい｡
恐らく 逃亡して どこかに
身を潜めていたのでしょうね｡
被害者は 当時17歳だったんだろ？
国枝と年が近い｡
しかも 同じ高崎だ｡
国枝も絡んでるんじゃねえのか？
その辺りも
確かめる必要がありますね｡
国枝とダイヤモンドの繋がりも｡
ええ｡
(伊丹憲一)特命係嘱託の亀山！
昔の事件
嗅ぎ回ってるらしいじゃねえか｡
嗅ぎ回ってなんていねえよ｡
たまたま出くわしちまったんだよ｡
ほう｡ たまたま
殺しのホシに遭遇したのに
ぼーっとして見逃したってか…｡
そりゃあ 残念だったな～！
なんだと？ コラ！
さすが伊丹さん 地獄耳ですねぇ｡
(芹沢慶二)フフフフ…
杉下警部には かないませんよ｡
警部殿まで一緒だったと
聞きまして｡
返す返すも残念です｡
もし 我々が そこにいたら…｡
まあ 一緒だったと思うけどな｡
(伊丹)はっ？
嫌味を言うために わざわざ？
めっそうもありません｡
たまたま通りかかったもので｡
では｡
さっさと帰れ！
捜査一課のイヤミ！
(伊丹)おお～
イヤミ 全然気にならない｡
腹立つな…！
(出雲麗音)すいません｡
今 うち 珍しく
暇なものですから｡
あっ… もし 手伝える事あったら
遠慮なく言ってください｡
じゃ｡
では お言葉に甘えて…｡
はい！
ひとつ お願いしましょうかねぇ｡
ああ… あっ…！
♬～
(荒い息)
♬～
(パトカーのサイレン)
(吉澤)いやあ まさか
女の仕業だったなんて
想像もしませんでしたよ｡
(吉澤)ああ…
被害者だった古川健作は
不良仲間と つるんでましてね｡
不良同士の喧嘩が原因で
殺されたと見ていたんですが…｡
被害者は 目出し帽を
かぶっていたんですね｡
(吉澤)ええ｡
あの…｡
国枝祐介って男の事
ご存じですか？
ああ もう…
有名なワルでした｡
被害者と国枝の接点は？
大ありですよ｡
まあ １学年下の古川は
国枝の手下｡
簡単に言えば パシリでしたな｡
パシリ？
ええ｡
ですから 国枝も これ 必ず
事件に なんらかの関わりがあると
思ってたんですが…｡
じゃあ 事情聴取も？
ああ もちろん｡
しかし これが
知らぬ存ぜぬの一点張りでして｡
それに…｡
アリバイがあった？
ええ｡ まあ
少年院 出たばっかりの国枝には
保護司がついていましてね｡
その保護司が 事件のあった夜は
自宅に招いていたと
こう証言したんですよ｡
地元の名士ですからね｡
まあ 確かなアリバイで｡
安西正則さん｡
軽井沢の雑貨店のオーナーですね｡
あら ご存じだったんですか｡
ええ｡
昨日 刑事さんに
聞かれてたわよね｡
電話をかけてきた男の事｡
商品の問い合わせって話
本当なの？
本当だよ｡
最近 あなた 少しおかしい｡
なんかあったんじゃないの？
何もないって｡ 心配するな｡
ハハハッ…｡
今日は お得意さん回ってくるから
帰りは午後になる｡
じゃあな｡
わかった｡
いってらっしゃい｡
(安西)はい｡
(ドアベル)
(亀山の声)安西さんは
国枝に頼まれて
嘘のアリバイ証言をした｡
ゆするネタとしたら十分ですよね｡
保護司という立場で
どうして そんな馬鹿なまねを…｡
恐らく ６年前も
なんらかの理由で
ゆすられていたのでしょうねぇ｡
ああ なるほど｡
あっ でも 古川を殺したのは
あの黒いコートの女ですよ｡
なんで 国枝に アリバイが
必要だったんですかね？
あっ！ ダイヤ｡
事件の夜 国枝たちが ここで
あの女から
ダイヤを奪ったんだとしたら
自分の犯罪を隠す必要がある｡
あっ あっ あっ！
古川が
目出し帽をかぶってた理由も
説明がつきますよ｡ ああ｡
あれ？ 駄目ですか？ この推理｡
亀山くん｡
はい｡
本当に
宝石絡みなのでしょうかねぇ…？
(携帯電話の振動音)
えっ？
(携帯電話の振動音)
ん？
(携帯電話の振動音)
杉下警部 ご依頼の件ですが…｡
６年前に高崎周辺で姿を消した
女を捜せなんてね
むちゃな話ですよ｡
優秀な一課の方々なら
なんとかなると思ったのですが
やはり駄目でしたか｡
いやいや いやいや
それがですね…｡
行方不明者届で該当する女は
いなかったんですけど…｡
代われ！
正面から当たっても
らちが明かないんで
地元の不動産屋が
何か情報を持っていないか
当たってみました｡ そしたら…｡
とっとと
結論を言ってもらえますか？
人に ものを頼んでおいて
その口の利き方…！
やめた｡ 芹沢｡
はい｡
亭主名義の持ち家なんですが
６年前の事件直後に
家財道具を残して人が消えた
物件があるらしいんです｡
ほう… 人が消えた物件｡
どこまでおいしくなるだろう。
かけるだけでテイスティなサラダに。
奥深い味わいのシリーズ。
ああ… ここですね｡
うわっ…｡
えー… ｢菅野茉奈美｣｡
あの… 何か？
こちらにお住まいだった
菅野茉奈美さんについて
伺いたいのですが｡
茉奈美さん 死んじゃったの？
いやいやいや…
そういうわけじゃないんですよ｡
あの ６年前から
行方不明になってるみたいですね｡
ある日 突然
いなくなっちゃったの｡
警察に届けたほうがいいのかな
って迷ってたんだけど
親族でもないしね｡
ああ…｡
ご主人は？
亡くなっちゃったのよ｡
茉奈美さんがいなくなる
半年ほど前だったかしら…｡
あの 茉奈美さんの写真なんか
お持ちじゃないでしょうかね？
あっ 娘の成人式の時に
一緒に撮った写真があったかも｡
あっ 本当？
茉奈美さんに ご親族の方は
いらっしゃらなかったんですか？
さあ…｡
時々
立ち話 するぐらいだったから｡
でも… そういや お葬式の時も
見かけなかったわね｡
あっ あった！ これ｡
お借りします｡
♬～
(ドアベル)
(一紗)いらっしゃいませ｡
ああ… 昨日の！
ああ どうも｡
あの… ご主人は 今日…？
えっ？
昨日も こちらに伺ったんですが｡
(一紗)ああ そうだったんですね｡
ごめんなさい
今 外回りに出ていて｡
そうですか…｡
(電話)
(一紗)失礼します｡
(電話)
(一紗)はい｡
風巧堂でございます｡
先ほど ご主人は亡くなったと
おっしゃいましたね｡
がんだったの｡
若かったから進行が早くてね｡
お葬式の時は
気の毒で見てられなかった｡
赤ちゃんが
生まれたばかりだっていうのに…｡
赤ちゃん？
ええ 女の子｡
茉奈美さん
旦那さんに亡くなられてから
本当に参ってて
その子に やけどを
負わせちゃった事もあったのよ｡
♬～
その赤ちゃんの名前
わかりますか？
名前… そうそう
キラキラネームっていうの？
ダイヤ… ダイアちゃん！
右京さん…｡
繋がりました｡
おばさんの事 覚えてる？
あっ… うん｡
おあいこのおばさん｡
お名前は 確か… 美月ちゃん？
うん｡
今 いくつ？
えっと… ６歳｡
６歳か｡
何 描いてるのかな？
シー太｡
(茉奈美)シー太？
シー太くん｡ フフフ…｡
黄色いシー太｡ アハハハ…｡
エヘヘ… 何？
(記憶の中のダイアの泣き声)
ハハハ… どうしたの？
(記憶の中のダイアの泣き声)
どうかなさいました？
♬～
(ドアベル)
♬～
(古川健作)か… 金は？
娘は？
ダイアは？
ダイアは どこなの？
(古川)うわっ！
ダイアは!?
どこなのよ!?
(古川)離せ…！
(茉奈美)ダイアは!?
(古川)離せ！
(茉奈美)返して！
(古川)知らない！
(茉奈美)ダイアを…｡
(刺す音)
(茉奈美)あっ… あっ あっ…｡
♬～
(茉奈美)ダイアは!?
(国枝)死んだよ！
♬～
(亀山の声)美月ちゃんが
菅野茉奈美の産んだ子供…｡
恐らく ６年前 国枝たちに
誘拐されたのでしょう｡
10代の少年のやる事です｡
想定外の出来事が
殺人に繋がったのかも
しれませんね｡
６年間も 逃亡しながら
子供を捜し続けてたなんて…｡
｢ダイアは どこ？｣か…｡
問題は
どうして その赤ちゃんを
安西夫婦が育てる事になったのか
ですね｡
♬～ (上戸)健康には免疫力
歯にはフッ素で抵抗力を
そこで コレッ！
≪高濃度 高密着フッ素処方≫
≪歯の抵抗力を高めて むし歯を予防≫
♬～クリニカ
アドバンテージ
♬～ (男性)イタタ…
(大泉)胃痛にはスクラート いいですか?
二つだけ覚えてください
①胃痛には痛みのもとがある
②そこを直接修復できる
＜直接貼り付いて効くんですから＞
胃痛に効きそうでしょ?
♬～直接効くのはスクラート
覚えた?
バイバーイ｡
(一紗)気をつけてね｡
いってきまーす｡
(一紗)はい いってらっしゃい｡
♬～
(足音)
(茉奈美)美月ちゃん｡
あっ おあいこのおばさん｡
一緒に遊びに行かない？
ママに 連れて行ってあげてって
お願いされたの｡
うん｡
行こっか｡
うん 行こう！
(茉奈美)どこ行く？
(美月)どうしようかな… 水族館！
(茉奈美)行こうね｡
(美月)レッツゴー！
おばさんの手 やわらかいね｡
そう？
(美月)うん｡
あったかくて気持ちいい｡
エヘヘ…｡
失礼します｡
刑事さん… まだ何か？
今日は お一人なんですか？
家内は 娘を
公園に迎えに行っています｡
ああ…｡
高崎に行ってきました｡
あなたは 国枝祐介の
保護司だったそうですねぇ｡
６年前に 国枝の仲間だった
古川健作という少年が
殺されました｡
あなたは
国枝を自宅に招いていたと
証言しましたが
しかし それは嘘だった｡
あなたは 国枝に脅されて
アリバイ作りに加担しました｡
違いますか？
もう 認めたほうがいいですよ｡
国枝に ゆすられてたんでしょ？
菅野茉奈美という女性
ご存じでしょうか？
いいえ｡
国枝は 彼女の赤ちゃんを
誘拐したようです｡
誘拐!?
ご存じなかったんですね｡
その赤ちゃんが
安西さん
あなたの娘 美月ちゃんです｡
み…｡
６年前に
何があったのでしょう？
(国枝)しばらく預かってくれ｡
(安西)えっ…？
何があったんだ？
話してみろ｡
ハッ…
偉そうな口 利きやがって｡
あんた 先週 店で会った女と
ホテル行っただろ｡
あれ 知ってる女なんだよ｡
俺には いつも説教するくせに｡
やべえよな 奥さんに知られたら｡
国枝くん…｡
しばらくの間だけだよ｡
(安西の声)でも その次の日…｡
(国枝)古川が殺された…｡
(安西)誰に!?
ひょっとして 君が…？
違えよ！
じゃあ 何があったんだ？
喧嘩か？
(国枝)うるせえな…｡
いちいち聞くなよ！
警察に連絡しよう｡
駄目だ…！
もし 警察に
俺の事 聞かれたら
俺は ずっと
ここにいたって事にしてくれ｡
そんな事
できるわけないだろうが！
女の事 バラされてもいいのかよ！
(ダイアの泣き声)
ああ うっせえな！
(泣き声)
はい いい子だ｡ よしよし｡
(泣き声)
なあ… この赤ちゃん
どうするつもりだ？
知らねえよ｡
あんたが なんとかしろよ！
近所の公園に捨てられていたと
嘘をついて
警察に届けました｡
妻も私も 強く望んでいましたが
私たちには子供ができなかった｡
だから…
そのあとで
正式な手続きを踏んで
あの子を養子にしたんです｡
昨日です｡
国枝の叔母だと名乗る人が
ここへ来ました｡
えっ！
黒いコートを着た女性でした｡
あの人が…｡
菅野茉奈美さんです｡
右京さん 彼女
美月ちゃんが自分の娘…｡
(一紗)美月がいないの！
(安西)えっ!?
雪乃ちゃんが 女の人と手を繋いで
どこか行くの見たって｡
あの人が美月を…｡
あの人って誰？
あなた 何か隠してたわよね？
その事と なんか関係あるの？
奥さん ちょっと
落ち着きましょう｡ ねっ｡
ここから先は 我々に任せて
お二人は ここに残って
連絡を待っていてください｡
しかし…！
大丈夫です｡
美月ちゃんは必ず連れ戻します｡
亀山くん｡
はい｡ 奥さんに ちゃんと
打ち明けたほうがいいですよ｡
じゃ！
(ドアベル)
どういう事？
ねえ…｡ ねえ あなた！
連れ戻すったって どこへ行けば？
ひとまず
美月ちゃんの機嫌を取るはずです｡
美月ちゃんが行きたがっている
場所といえば…｡
あっ…！
ええ｡
(茉奈美)すごい！ 楽しみだね｡
ねっ｡ 何乗る？
♬～
フフフ…｡
アハハハ…｡
♬～
(沸騰する音)
(落ちる音)
(ダイアの泣き声)
ああっ！ ダイア！
(ダイアの泣き声)
♬～
えっ!?
ダイア？ ダイア！
ダイア どこ!? ダイア…！
(拍手と歓声)
うわ～！ すごーい！
(茉奈美)すごいね｡
うわ～！ フフフフ…｡
うわ～！ アハハハ…｡
今 どんな思いで
娘と過ごしてるんですかね｡
この６年間 彼女は
娘と再会する事だけを夢見て
生きてきたのでしょう｡
その夢が ようやく かなった｡
幸せの絶頂ですかね｡
しかし
夢は やがて さめるものです｡
(２人)うわ～！
うわ～！ ああ 速い！
♬～
キャーッ！
♬～
亀山くん
手分けして捜しましょう｡
はい｡
♬～
まだ ボート乗ってないよ｡
さあ 行こう｡
(美月)もう帰りたい｡
どうしたの？
ずっと遊んでたいって
言ってたじゃない｡
(美月)ママに会いたい…｡
今日は
おばさんと お泊まりするの｡
ママに会いたい！
お願いだから
そんな事 言わないで｡
ママに会いたい！
あなたのママは 私なの！
私なのよ あなたのママは…｡
違うよ！ おばさん
美月のママじゃないもん｡
あなたは美月なんかじゃないの｡
ダイアって名前なの｡
違うよ！ 美月だもん｡
お願いだから 話を聞いて｡
あなたを産んだのは私｡
６年間
ずっと あなたを捜してたの｡
やっと会えたのよ｡
(美月)おばさんなんか大嫌い！
♬～
菅野茉奈美さん！
その子は
あなたの大切な宝物です｡
壊してはいけません｡
ごめんなさい 美月ちゃん…｡
おばさん 嘘ついちゃった｡
ごめんなさい…｡
本当に ごめんなさい｡
美月ちゃん
パパとママに頼まれて
お迎えに来ました｡
お巡りさんが おうちまで
送ってくれるから｡ ねっ｡
大嫌いって言って
ごめんなさい｡
ううん｡ おあいこだね｡
♬～
♬～
未成年者誘拐の現行犯で
あなたを逮捕します｡
古川健作殺害容疑についても
お話を聞かせてもらう事に
なります｡
♬～
♬～
ああ…｡
なんで こんなふうに
なっちゃうんですかね｡
残念です｡
しかし たとえ どんな事情であれ
罪は罪です｡
罪を償ったあと あの子に
きっとまた会えますよね｡
｢大きな愛｣と書いてダイア｡
我が子に対する その思いは
いつか必ず伝わるはずです｡
いや… そう願いましょう｡
はい！
♬～
〈議員の自宅に隠された金塊を
盗むという犯行予告〉
時価総額20億円｡
なるほど｡
〈捜査依頼を受けたのは
警察ではなく 民間の探偵団〉
〈この奇妙な事件の裏に
何があるのか？〉
(大門寺寧々)予告状は罠なのよ｡
(袴田茂斗)余計な詮索は無用｡
(袴田茂昭)俺の前に顔を見せるな｡
〈金塊の謎｡
そして 犯人は誰なのか？〉
真の意味がわかりました｡
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