自分は何屋か答えられなかった私が、目標を実現するために選んだ場所。法務・池津の話
◆◇プロフィール◇◆
【名 前】池津 亜理沙
【出身地】東京都
【前 職】株式会社リクルート 企業法務/プライバシーリスクマネジメント統括(8年)
【現在の所属】経営管理本部 経営管理部 法務担当
【現在の業務内容】フェズ唯一の法務担当として、フェズの事業を取り巻くリーガルリスク、契約リスク等のリスクマネジメント業務を担っています。
◆◇今までの経歴◇◆
はじめまして。フェズの企業法務を担当している池津亜理沙と申します。
今年の5月に中途でフェズにジョインしました。
「お前は何屋なのか?」に答えられるか
前職は、新卒でリクルートに入社し、主に国内グループ会社の企業法務を担当してきました。
「仕事の報酬は、仕事」の文化の会社のため、有難いことに、法務2年目には3,000人規模のグループ会社の法務業務を一手に任せていただけるようになりました。
毎月100本近い契約書のレビューは当然のこと。事業部の責任者の方からの新規事業の立ち上げ、サービス・プロダクト開発に関わる法的リスクに対する相談への対応や改善策の提案、取引先などとのトラブルへのアドバイス、知財の権利取得や権利侵害への対処など経験し、目まぐるしい日々を送り続けていました。
自分としては、日々仕事に忙殺されつつも、任される仕事が増え、裁量も増え、若手も育成でき、成長してきたと思い始めた6年目。当時の担当役員との面談の場で、こう聞かれました。
「君は、自分が何屋なのか?という質問に答えられるものをもっていますか?」
言葉に詰まりました。
「~事業の法務担当です。」は、人事異動されれば一瞬で消え去るただの役割。
「法務として~という仕事ができます。」と言っても、先輩や上司はもちろん経験してきたであろう仕事。
ただ忙殺され、仕事をした気になっていただけでは、いつか自分の居場所はなくなる。
そう危機感を覚え、この時からようやく「自分は人と違って、何のスキルや経験があるといえるのか」「どんなキャリアを積んで、何でお金を稼げる人になりたいか」を真剣に考えるようになりました。
もともと、担当していた事業や、法務DXを推進している際に、データの利活用によって世の中を便利にしていくことの面白さと意義を感じていました。
ただ、データを利活用したビジネスを推進するためには、各国の法律の遵守は当然の上で、個人のプライバシーを保護するサービス設計にすることが重要です。これは2018年のGDPRの施行後より一層顕著となり、世界中の企業が向き合い続けなければならない重要なアジェンダになっています。
そこでようやく「自分の持つ法律知識と、何十もの事業に徹底的に伴走しサービス開発に携わってきた経験を活かして、個々人のプライバシー意識という感情にも寄り添ったサービス設計の支援ができるようになりたい」という想いを持つようになりました。
◆◇フェズに出会ったきっかけ、やっていること◇◆
その後は、戦略的に関わる仕事を考えるようになりました。
国内グループ会社全体のプライバシーリスクマネジメントのプロジェクトの立ち上げ期から参画し、自社におけるプライバシーの考え方の方針設計や、リスク基準の設計、プロダクトのリスクチェック体制、リスクチェック観点の策定・提案などを担当していきました。
ただ、だんだんと事業現場から離れていく役割が増え、ビジネスの最前線で戦っているワクワク感が薄れていったのと共に、仕事漬けの毎日に限界を感じ、転職を決意しました。
そこで出会ったのが、フェズです。
その時の自分の転職活動の軸は3つ。
①自分がワクワクできる事業で、その事業に伴走し、伴に事業を創り上げていく役割が求められているか
②現在のスキルや経験を活かしつつ、企業法務としてのスキルを高めていける環境があるか
③ワークライフバランスを見直した働き方ができるか
また、企業を比較検討するにあたっては、自分なりの18項目の判断基準を設け、重要度別に重みづけをし、この判断を自分ができるまで企業の担当者に徹底的にヒアリングをしていました。
(上記、当時の比較シートの抜粋)
なかには自分にとっては、より興味をそそられる事業を行っている企業や、処遇などがいい企業などもありましたが、総合的に見て、自分の軸にフィットするのはフェズだと判断し、入社を決意しました。
次がその理由です。
①自分がワクワクできる事業で、その事業に伴走し、伴に事業を創り上げていく役割が求められているか
正直なところ、自分にとっては小売業界の負を身近に感じるような経験がなく、当初はピンとこないところもありました。
ですが、「小売業界の価値を最大化するデジタル変革パートナー」として、フェズが目指していきたい世界観や、それにより、小売業界だけでなく、その地域にも貢献できるような可能性があることを知り、そこに魅力を感じました。
そして、フェズは小売事業者からお預かりしているデータを活用して、その小売やメーカーなどにも貢献するビジネスを創り、磨き上げている途上であり、まさに伴に創り上げていく役割が必要とされていました。
②現在のスキルや経験を活かしつつ、企業法務としてのスキルを高めていける環境があるか
今までの企業法務や、データビジネスに関する経験を活かせることと共に、数年後には上場を目指していることを知り、企業法務として、そう何度も経験することができないIPOに携わることで、より一層自分のスキルを高めていけるチャンスがあると考えました。
また、社長の伊丹さんからは「会社が成長するためには、個人の成長が一番。そのためには社員の将来を一番に考えている。ここでの経験を活かして、自分の目指す道で活躍できるようになってもらえたら」ということをお話いただき、そうした想いを持っている経営者のいる企業であれば、自分のキャリアをより広げている可能性を感じました。
③ワークライフバランスを見直した働き方ができるか
どの社員も生産性に拘っていて、だからといってドライな関係性にもならず、お互いに協力しながら短期間で結果を出せるよう意識しながら働いていることや、まだまだ出産、子育てなどは女性に負担が傾きがちな日本において、本部長クラスの方が定期的なワンオペ育児を実現されていること、社員が働きやすい人事制度になるよう恒常的に改善をされていることなどを知り、不安なく働けると思いました。
◆◇今、フェズで取り組んでいること◇◆
現在は、フェズ唯一の法務担当として、そもそものフェズの法務の役割から、契約書のリーガルレビューの仕組みの見直し、ルールの整備などから着手し、リテイルテック事業を取り巻くリーガルリスクの洗い出し、対策の検討、提案、フェズの社内規程の整備などを全般的に推進しています。
ビジネスの最前線で戦っている方たちと、日常的に次のお取引先との取り組みや、新たな施策の開発について相談を受け、伴に解決策を模索できる仕事なので、やはり企業法務の仕事は楽しいです。
まだまだ設立5年目のベンチャーなので、前職と比較するとリスクに対するリテラシーやルールの意識が弱いためコーポレート視点からの課題は山積みです。
逆に言えば、様々な改善提案をどんどんとやらせてもらえる環境なので、企業法務の役割に閉じることなく課題解決にチャレンジできることもやりがいに感じています。
◆◇今後の夢・成し遂げたいこと、自分史◇◆
「どんな時代になったとしても、自分のスキルを活かして稼ぎ続ける=社会に貢献する」
これが今の私が実現したいと思っていることです。
私は一般的なサラリーマンの父と、専業主婦の母の両親がいる家庭で育ちました。
家計を支えるのは父で、家を守るのは母。妻は一歩下がって夫を支える。というような、当時は一般的な家庭だったと思います。
高校生になったころ、専業主婦だからこその社会的な弱さを目の当たりにしたことがきっかけで、私は、絶対に自分で稼ぎ続けられる人間になろうと思いました。
ただ、女性は出産、育児などでどうしてもキャリアをストップせざるを得ない時期が来ると思います。
その時に、どれだけ家族や周囲からの理解や、協力を得られるかが重要になってくると思いますが、そうしたときにどこまで自分が頑張れるか、それまでに自分が帰ってこれる場所を作れているかは、まだまだこれからの挑戦です。
3年後、5年後の社会がどうなっているかの予測もつかない変化の激しい時代で、これからも、自分が何をすることで社会に貢献し、お金をいただくことができるか、どこまで生き残っていけるかを考え、模索し、挑戦を続けながら、今は、企業法務としてのスキルを活かして貢献していきたいと思います。
◆◇終わりに◇◆
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