「アンガーマネージメント」で金メダル!?
2022/02/12
ご覧になられた方も多いと思いますが
とにかく凄かった
2本目はまさかの低得点
3本目に大逆転金メダル
「まさか?」「えっ何で?」が多いともいえる
今回の北京五輪
2本目の低採点に、ご本人の平野歩夢くんも
「怒り」が沸いたと語ってましたが
素晴らしいとしかいえない
彼の「アンガーマネージメント」
「怒り」「不信」をエネルギー、パワーに変えて金メダル
さすがです。
アンガーマネジメントとは
怒りやイライラといった感情をコントロールすること
イライラしたり、カッとなったりして出る
衝動的な言動や行動をうまくコントロールし
適切な問題解決や
コミュニケーションにつなげるための手法
直訳すると「怒りの管理方法」
怒りの感情と上手く付き合うための心理トレーニング
ともいえますが
あの大舞台で23歳の若者が見事にやってのけました。
もちろん
彼だけがやっているわけではありませんが
わたしたちにとっても
この「アンガーマネジメント」は、生きていくための知恵
日々の生活の中では
「怒りの感情を適切にコントロールできる力」が
必要になります。
そこで今回は、この「アンガーマネージメント」について
書いておきますので参考にされてみてください。
「怒りの感情」は決して悪いものではない
まず、大前提としてお伝えしたいのは
怒りの感情は決して悪いものではないということ
そして、この怒りの感情は
危険から自分の身を守るために必要な
誰もが自然に持っている感情なのですが
わたしたちの課題は
その怒りの感情を抑え込んで向き合わないことです。
ですから、アンガーマネジメントの目的は
「怒らないようになること」ではありません。
「あんなに怒らなければよかった」
「もっと怒っておけばよかった」など
怒りの感情で後悔をしないことが目的です。
感情はコントロールできる
例えば皆さんが
「後輩が30分遅れて出社してきた」
という場面に遭遇したとします。
この時、皆さんはどのような感情を抱くでしょうか?
もしもその後輩が日ごろから態度が悪く
過去に迷惑をかけられたにも関わらず
ちゃんと謝罪されなかった経験があったとしますと
「30分も遅れてきて何してるんだ」
と怒りの感情が湧いてくると思います。
一方で、それが日ごろから頑張っている後輩で
前日に体調が悪い中
遅くまで仕事している様子を見ていたとすると
不安や心配などの感情が先行するのではないでしょうか?
このように感情とは
ある事象(出来事)が起こったから湧き上がるのではなく
その事象(出来事)に対して
自分が「意味づけ」=「捉え方」を行うことで発生するものであり
同じ場面に遭遇しても、全員が同じ感情にならないのは
この「意味づけ」が人それぞれ異なるからです。
ですから、わたしたちには
発生する事象(出来事)をコントロールすることはできませんが
事象(出来事)に対する「意味づけ」は
自分の中で完結するためコントロールができます。
即ち、感情もコントロールできるということです。
怒りが生じるのはどんな時?
では、怒りの感情はどのようなときに生まれるか?
といいますと
自分の願望・期待とギャップが生じ
自身の思い通りにならなかったときです。
さらに、願望や期待は
「~するべき」「~であるはず」という
価値観とも言い換えられますが
上に書いた例からいいますと
「特別な事情なく、会社には遅れるべきではない」
+「態度が悪い後輩のことなので
特別な事情などないはずだ」
といった自分の中の価値観が先行した結果
怒りが発生していると考えられます。
そして、お分かりの通り
この「べき」「はず」は人によって異なるため
まずは自分の中で当たり前に持っている
価値観を認識することが必要ですし
その上で価値観の許容範囲を広げていくことが
不要な怒りを生じさせないポイントですので
このことをしっかりと覚えておいてください。
「アンガーマネジメント」怒りをコントロールする方法
わたしたちは自身の傾向を把握できても
捉え方を変えるのは難しく、長期的なトレーニングが必要です。
ここからは、すぐに実践できる方法をお伝えします。
怒りをコントロールするポイントは
心の中に生じた怒りの感情を
ストレートに態度・行動に表さないことです。
そして
怒りが継続するピークは「6秒間」といわれていますが
この6秒の間に行動すると
わたしたちは、どうしても感情的な言葉や態度になってしまい
過度な怒りをぶつけてしまいます。
逆に言えば
この6秒が過ぎてしまえば大抵の怒りは落ち着くのです。
では
どうすれば、怒りが発生してからの6秒間をやり過ごせるか?
このテクニックは以下の通りですので
お読みください。
(1) 思考を停止させる
これは怒りを感じた瞬間に、すべての思考を止める方法
心の中で「ストップ!」と呼びかけ
真っ白な何もない空間を思い描くこと
思考を強制的に断ち切ることで
怒りの連鎖を防ぐことができます。
(2) 心の中で怒りが和らぐ言葉を唱える
これは
怒りが収まる魔法の言葉を、心の中で唱える方法
「大丈夫」「たいしたことないな」「明日には忘れるだろう」
など、自分が落ち着けそうな言葉を
あらかじめ用意しておきます。
好きな食べ物やペットの名前など
気持ちが落ち着く言葉であれば何でも大丈夫です。
心を落ち着かせることで、冷静に対処できるようになります。
(3) 怒りを数値化する
これは
怒りの度合いを、10段階評価などで数値化する方法
数値化することに意識が向くことで
自分の怒りの感情を客観的に見ることができます。
数値化した結果
実はたいした怒りではなかったと気がつくこともあります。
(4) まったく別のものに意識を向ける
これは、怒りが生じたことに気づいた瞬間に
まったく関係がない別のものに注目し意識をそらす方法
例えば手元のマウスの色や形状に思考を巡らせてみたり
手のひらの皺の数や長さを観察してみたりと
思考を別の方向に変えることで
怒りの感情から距離を置くことができます。
(5) 仕切り直し
(1)~(5)のテクニックを用いても
どうしても怒りが収まらない時は、その場を仕切り直すこと
「15分席を外させてください」
「一度解散し、後日改めてお時間いただけますか」など
時間を置くことで冷静さを取り戻す方法
怒りが収まらない時には無理に続行せず仕切り直しましょう。
さてさて、いかがでしょう
どれも意識さえすればすぐに取り組めるものですので
自分の許容範囲を超えて怒りが生じてしまった時には
ぜひ実践されてみてください。
それでは、今朝はこの辺で・・・・・
今日も「暖気」にお過ごしください。
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