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コミミ口コミ鉄道

自慢のSL 夢乗せ開業

2007年11月12日

 本物の蒸気機関で動く大型の鉄道模型を愛好する72歳の男性が、京都府宇治市木幡に専用の線路を敷設し、「開業」した。線路をのせる1周50メートルの台座を自ら工作し、構想を練って以来約2年で全線開通。「走り初め」には、様々な蒸気機関車(SL)を持参した友人も加わり、SL全盛期をほうふつさせた。

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機関車を入念に整備する深井昭彦さんら=京都府宇治市木幡で

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蒸気を上げて疾走する鉄道模型

 伏見区で電器店を経営する深井昭彦さん。愛用の鉄道模型の規格「1番ゲージ」は線路幅45ミリ、縮尺約30分の1で、SLは全長1メートルにもなる。アルコールを燃やして水を熱し、実物通りに蒸気の力で走る本格派だ。

 深井さんは1番ゲージを30年近く楽しんできた。しかし、大きすぎて自宅で気軽に運転できないのが悩みの種で、自前の線路を持つのが夢だった。土地は広さ約300平方メートルあり、昨年春から工事を始め、板などを購入して台座をつくり、市販の線路を敷設した。

 走り初めには、深井さん自慢のアメリカの大型SLや、鉄道模型仲間2人の個性的なSLなど10台近くがそろった。蒸気を上げて力強く走る様子に深井さんは満足そうに目を細めた。

 子どもの頃からの機械好きがもとで、趣味が高じてついに自分の鉄道まで開業した深井さん。「これまで仕事を頑張ってきた分、まだまだ遊ばないと」。線路を「8の字」形に増設したり、鉄橋や駅などの施設もつくりたいと夢を膨らませ、終点はまだ先だ。

 当面は水曜日の日中に運転する予定。見学希望者は深井さん(075・571・5821)方へ。

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